ピッチクラス集合論

学部区分 ：
科目名カナ ：ﾋﾟｯﾁｸﾗｽｼｭｳｺﾞｳﾛﾝ
担当者名カナ ：ｷﾔｼｰ・ｺﾂｸｽ
授業回数 ：15
ﾍﾟｰｼﾞ番号 ：a10179 ( 学部記号& 99999 例：b00001)

科目	ピッチクラス集合論	区分	メディア・アーツ学科科目群
授業コード	5620028	開設セメスター	4S
曜日・時限	秋　火/34	単位数	2単位
担当者名	キャシー・コックス

授業の概要

抽象代数学をピッチの集合の記述と分析に用いるピッチクラス集合論を学ぶ。ドビュッシー、シェーンベルク、ウェーベルン、ストラヴィンスキー、バルトーク、アイヴズ　などの作品をピッチクラス集合論を用いて分析し、無調音楽のピッチの構成規則を理解する。受講者は、無調音楽の分析を通して、様々な作曲法を学ぶと共に、無調音楽のレパートリーを広く学ぶ。

到達目標	無調音楽作品の分析あるいは作曲技法を習得する。

授業計画	テーマ	内容	学習課題
第1回目	序説	ピッチ, 旋法, 音階 (modes and scales), Mod-12システム, 形式	毎週の音楽作品を聞く
第2回目	ピッチの集合	音階、全音音階、五音音階(ペンタトニック）、	ドビュッシー(Debussy)の分析
第3回目	ピッチの集合	分析	ドビュッシー(Debussy)の分析
第4回目	複旋法	詩文と音楽の関係	アイヴズ(Ives)の分析
第5回目	混旋法	オクタトニック技法	メシアン(Messiaen)の分析
第6回目	混旋法	オクタトニック技法	メシアン(Messiaen)の分析
第7回目	対称軸, 黄金率	オクタトニック技法	バルトーク(Bartok)の分析
第8回目	対称軸	分析	バルトーク(Bartok)の分析
第9回目	対称軸	分析	ダラピッコラ(Dallapiccola)の分析
第10回目	無調音楽,	動機の分析, 移高	シェーンベルク(Schoenberg)の分析
第11回目	音列音楽	12音技法	ウェーベルン(Webern)の分析
第12回目	音列音楽	対称	ウェーベルン(Webern)の分析
第13回目	音列音楽	詩文と音楽の関係	ストラヴィンスキー(Stravinsky)の分析
第14回目	音列音楽	分析	ストラヴィンスキー(Stravinsky)の分析
第15回目	まとめ	まとめ

教科書	各種本など、必要に応じて授業内で配布する。
参考文献	他の楽譜と録音； Rahn, John. 1980. Basic Atonal Theory. (New York: Schirmer). Straus, Joseph. 1990. Introduction to Post-Tonal Theory. (Englewood Cliffs: Prentice Hall).
成績評価方法	出欠、宿題
そのほか受講者への指示／メッセージ	This class will be taught mostly in English; however, English fluency is neither expected nor required.高度な英語力は必要としない。