検索

トップページ

担当別５０音一覧

科目	ﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄｾﾐﾅｰI	区分	国際経営学科科目群
授業コード	1400509	開設セメスター	5S
曜日・時限	春　金/34	単位数	2単位
担当者名	喜治　都

授業の概要

市場経済・社会においては、さまざまな経済事象や経済問題が生じているが、こうした市場にまつわる諸問題を経済学的観点から考えるとともに、経済学それ自体の限界や学際的アプローチの必要性などについて考えていく。このセミナーでは、ミクロ的視点およびマクロ的視点に加え、国の制度や国際制度などにも言及し、身近なテーマとして問題意識を深めていく。

到達目標	各テーマごとに、資本主義経済にまつわるさまざまな問題を身近な問題としてとらえ、経済学的観点から考察すべく、理論的思考を養うことを目的とする。 また、レポートの作成、発表、ディスカッションにおいて、セミナー形式でのコミュニケーション能力の向上と学習能力の向上をはかることを目的とする。

授業計画	テーマ	内容	学習課題
第1回目	オリエンテーション	プロジェクト・セミナーの運営について年間計画と内容の把握。 運営についての注意事項の確認と、発表するテーマの決定。
第2回目	経済学と経済問題	現代の経済問題を考える視点についてレクチャー。	各テーマについて予習をし、論点・質問事項を整理する。
第3回目	競争と統治とモラル（第1章）	市場と政府の役割および、市場と政府のモラルについて	各テーマについて予習をし、論点・質問事項を整理する。
第4回目	社会的共通資本の時代（第3章）	社会的共通資本の概念とその今日的意義について	各テーマについて予習をし、論点・質問事項を整理する。
第5回目	市場経済と第3の道（第4章）	市場経済を「市場の失敗」から考える	各テーマについて予習をし、論点・質問事項を整理する。
第6回目	新しい福祉社会（第6章）	福祉の役割と今日的意義について	各テーマについて予習をし、論点・質問事項を整理する。
第7回目	日本史に学ぶ課題（第8章）	経済史からみる日本経済の特徴について	各テーマについて予習をし、論点・質問事項を整理する。
第8回目	ディスカッション 経済時事問題	関心あるテーマについてのグループ・ディスカッション。最近の経済時事問題について。	各テーマについて予習をし、論点・質問事項を整理する。
第9回目	知識社会と企業（第9章）	知識が経済活動において果たす役割について	各テーマについて予習をし、論点・質問事項を整理する。
第10回目	技術革新と市場経済（第10章）	技術革新の変遷とその貢献について	各テーマについて予習をし、論点・質問事項を整理する。
第11回目	ディスカッション 経済時事問題	関心あるテーマについてのグループ・ディスカッション。最近の経済時事問題について。	各テーマについて予習をし、論点・質問事項を整理する。
第12回目	人口減少と制度改革（第12章ー１）	人口減少の推移とその弊害（総論）	各テーマについて予習をし、論点・質問事項を整理する。
第13回目	人口減少と制度改革（第12章ー２）	人口減少の推移とその弊害（各論）	各テーマについて予習をし、論点・質問事項を整理する。
第14回目	まとめ	春セメでのテーマの復習と秋セメに向けての計画	各テーマについて予習をし、論点・質問事項を整理する。
第15回目	レポート提出	総まとめとしての春セメの課題

教科書	「資本主義の未来を問う」日本経済新聞社編、日本経済新聞社。
参考文献	「経済学思考の技術」飯田泰之著、ダイヤモンド社。 書籍、論文、資料など、適宜配布する。
成績評価方法	セミナー形式における発表に際してのレジュメの作成、発表、議論への参加など、平常点、およびレポート課題などを総合的に評価。
そのほか受講者への指示／メッセージ	テーマごとに、問題発見能力、理解力、論点整理力などを意識的に鍛えていきましょう。議論には積極的に参加し、聞く力、質問する力、話す力など総合的なコミュニケーション能力を高めていきましょう。