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ミクロ経済学

科目
ミクロ経済学
区分
国際経営学科科目群
授業コード
14001015400101
開設セメスター
1S2S
曜日・時限
春 火/234秋 火/234
単位数
3単位
担当者名
喜治 都
授業の概要
経済理論の基本である需要と供給、および市場均衡といった概念を中心に、ミクロ経済理論について解説する。消費者や企業など個々の経済主体の合理的行動や、それを前提とした市場の役割について、理論上のさまざまな概念や、理論的分析手法について解説する。
到達目標
□ミクロ経済理論における基本用語・基本概念の理解
□消費者行動、企業(生産者)行動、および市場均衡や市場の失敗など、諸理論の理解
□需要・供給分析を応用した価格決定メカニズムの理解
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
経済学とは何か
市場分析の基礎
経済学の目的、およびミクロ経済学とマクロ経済学の違いについて概説する。
需要曲線・供給曲線と市場均衡についての概観する。
テキストの該当箇所を読んで予習・復習をすること。
ブラックボード(以下、Bb)上のコンテンツはすべて目を通し、各週の「クイズ」をやること。
第2回目
消費者の最適化行動(1)
予算制約と予算線
消費者の効用最大化行動を分析するための道具のひとつである予算線について解説する。テキストの該当箇所を読んで予習・復習をすること。
Bb上のコンテンツはすべて目を通し、各週の「クイズ」をやること。
第3回目
消費者の最適化行動(2-1)
効用と無差別曲線
消費者の効用最大化行動を分析するための道具のひとつである無差別曲線について解説する。テキストの該当箇所を読んで予習・復習をすること。
Bb上のコンテンツはすべて目を通し、各週の「クイズ」をやること。
第4回目
消費者の最適化行動(2-2)
消費者の効用最大化行動と消費者均衡
エンゲル曲線
予算制約下での効用最大化行動を図を使って解説する。
所得の変化による効用最大化点の軌跡から、所得・消費曲線、エンゲル曲線を導出する。
需要の所得弾力性の概念について解説する。
テキストの該当箇所を読んで予習・復習をすること。
Bb上のコンテンツはすべて目を通し、各週の「クイズ」をやること。
第5回目
需要曲線
需要曲線のシフト
価格の変化による効用最大化点の軌跡から、価格・消費曲線、需要曲線を導出する。
需要の価格弾力性の概念について解説する。
非価格要因の変化による需要曲線のシフトについて解説する。代替財と補完財の概念について解説する。
テキストの該当箇所を読んで予習・復習をすること。
Bb上のコンテンツはすべて目を通し、各週の「クイズ」をやること。
第6回目
中間テスト
消費者余剰
消費者の理論に関する「まとめのテスト」と復習。
分析道具としての消費者余剰について解説する。
テキストの該当箇所を読んで予習・復習をすること。
Bb上のコンテンツはすべて目を通し、各週の「クイズ」をやること。
第7回目
企業の最適化行動(1)
生産のしくみ
民間企業の公的企業の違いについて概説。
完全競争市場および不完全競争市場の仮定について概観する。完全競争的企業の利潤最大化行動をみていくための、生産関数と利潤関数について解説する。
テキストの該当箇所を読んで予習・復習をすること。
Bb上のコンテンツはすべて目を通し、各週の「クイズ」をやること。
第8回目
企業の最適化行動(2)
費用関数と利潤最大化行動
利潤最大化条件
短期の費用構造について解説する。さまざまな費用曲線を導出し、総収入(売上)関数を示したうえで、それらから利潤(もしくは損失)の大きさを、図によって解説する。
利潤最大化条件について解説する。
テキストの該当箇所を読んで予習・復習をすること。
Bb上のコンテンツはすべて目を通し、各週の「クイズ」をやること。
第9回目
企業の最適化行動(3)
さまざまな費用曲線の導出と利潤最大化行動。
平均総費用曲線、平均可変費用曲線、限界費用曲線を導出し、利潤最大化条件から、与えられた価格のもとでの生産水準、利潤(もしくは損失)の大きさを決定するプロセスについて解説する。テキストの該当箇所を読んで予習・復習をすること。
Bb上のコンテンツはすべて目を通し、各週の「クイズ」をやること。
第10回目
企業の最適化行動(4)
価格の変化と生産水準の決定
損益分岐点と操業停止点
供給曲線の導出と供給曲線のシフト
生産者余剰
価格の変化とともに、最適生産量(利潤最大化条件を満たす生産量)がどのように変化していくかを見ていく。
損益分岐点、負の利潤の下での操業、操業停止点についての理論的帰結について解説する。
価格と最適生産量の関係としての供給曲線を導出し、供給の価格弾力性、供給曲線のシフト、生産者余剰について解説する。
テキストの該当箇所を読んで予習・復習をすること。
Bb上のコンテンツはすべて目を通し、各週の「クイズ」をやること。
第11回目
市場均衡と効率的資源配分ワルラス的価格調整メカニズムについて解説する。市場均衡におけるパレート最適(パレート効率)の概念について解説する。
余剰分析を用いた効率的資源配分について解説する。
テキストの該当箇所を読んで予習・復習をすること。
Bb上のコンテンツはすべて目を通し、各週の「クイズ」をやること。
第12回目
市場分析の応用(均衡の変化)需要曲線、供給曲線を使った市場分析に基づく、均衡に変化に伴う均衡価格および均衡取引数量の変化について概説する。需要および供給の価格弾力性の違いによる均衡の変化の違いについて概説する。テキストの該当箇所を読んで予習・復習をすること。
Bb上のコンテンツはすべて目を通し、各週の「クイズ」をやること。
第13回目
競争と規制
市場の失敗(1)
完全競争市場均衡と規制の効果、もしくは規制の弊害について解説する。
「市場の失敗」というミクロ経済理論的概念について解説したうえで、公共財、外部性のケースについて理論的解釈を行う。外部不経済の例として環境問題を取り上げ、その対策としての環境税、環境規制などの経済的効果について考える
テキストの該当箇所を読んで予習・復習をすること。
Bb上のコンテンツはすべて目を通し、各週の「クイズ」をやること。
第14回目
市場の失敗(2)
総まとめ
公共財、外部性のケースについて理論的解釈を行う。
市場の役割と政府の役割について、および「市場の失敗」と「政府の失敗」について概説する。
講義の全体の把握と復習
テキストの該当箇所を読んで予習・復習をすること。
Bb上のコンテンツはすべて目を通し、各週の「クイズ」をやること。
第15回目
期末試験全範囲

教科書
『入門・経済学』(新版)
猪木武徳、鴇田忠彦、藪下史郎 編著、有斐閣
参考文献
適宜紹介。プリント等を適宜配付。
成績評価方法
出席状況、受講態度、小テスト・レポート、中間試験、期末試験を総合的に評価。期末試験重視。
そのほか受講者への指示/メッセージ
授業の際は、式や図を多く使いますので、「自分で書いてみる」ことで理解を深めていきましょう。
積み重ねが大切です。ノート・テキスト・Bbを使って毎回復習を怠らないよう持続的学習を心がけてください。

更新日:01/19/2009
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