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国際金融論(12週授業)

科目
国際金融論(12週授業)
区分
国際ビジネスコース科目群
授業コード
1400125
開設セメスター
7S
曜日・時限
春 月/12金/12
単位数
3単位
担当者名
喜治 都
授業の概要
経済のグローバル化とともに国際的な資本(資金)移動はその規模を拡大し、経済における国際金融の役割はますます重要性を増してきている。また、為替レートの動きを始めとする国際金融情勢は、企業、消費者および一国経済に直接的・間接的に影響を及ぼしている。
本講義では、国際金融の基礎的概念および理論について概説するとともに、今日における国際金融問題のトピックについても理解を深めていく。
到達目標
□国際金融に関する基本概念の理解
□国際経済における国際金融問題の把握
□国際金融論における理論モデルの理解
□国際金融制度についての理解
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
国際金融の概観 国際金融の基本認識と今日的問題テキストの該当する箇所を必ず読んで予習・復習すること。
ブラックボードでの課題は、指示に従って積極的に学習すること。
第2回目
国際決済と外国為替(1) 国際経済取引における決済のしくみを概説する。テキストの該当する箇所を必ず読んで予習・復習すること。
ブラックボードでの課題は、指示に従って積極的に学習すること。
第3回目
国際決済と外国為替(2) 内国為替との対比において外国為替のしくみを概説し、銀行システムを通じた国際決済のしくみについて解説する。テキストの該当する箇所を必ず読んで予習・復習すること。
ブラックボードでの課題は、指示に従って積極的に学習すること。
第4回目
国際収支と国際貸借(1) 国際収支表の構造について概説し、国際的な経済取引の項目について解説する。テキストの該当する箇所を必ず読んで予習・復習すること。
ブラックボードでの課題は、指示に従って積極的に学習すること。
第5回目
国際収支と国際貸借(2) 国際的な資本の貸借関係について概説し、国際金融のフローとストックの概念の違いについて解説する。
国際収支と国民経済(マクロ経済)との関係についてマクロ経済モデルを復習し、アブソープション・アプローチを用いて、国内経済の内需バランスと外需の関係について解説する。
テキストの該当する箇所を必ず読んで予習・復習すること。
ブラックボードでの課題は、指示に従って積極的に学習すること。
第6回目
ISバランス論 開放マクロ経済モデルを用いて、部門間の資金の過不足状態を示すISバランス論について解説する。テキストの該当する箇所を必ず読んで予習・復習すること。
ブラックボードでの課題は、指示に従って積極的に学習すること。
第7回目
外国為替のしくみ(1) 外国為替市場について概説。
固定相場制、変動相場制の違いを概説したうえで、変動相場制下での為替リスクについて説明する。
テキストの該当する箇所を必ず読んで予習・復習すること。
ブラックボードでの課題は、指示に従って積極的に学習すること。
第8回目
外国為替のしくみ(2)外国為替取引の種類について概説する。
外国為替の直物・先物市場、について解説する。
テキストの該当する箇所を必ず読んで予習・復習すること。
ブラックボードでの課題は、指示に従って積極的に学習すること。
第9回目
外国為替のしくみ(3)通貨オプション、スワップ取引などについて解説する。テキストの該当する箇所を必ず読んで予習・復習すること。
ブラックボードでの課題は、指示に従って積極的に学習すること。
第10回目
為替レート決定理論(1)需要・供給分析に基づく為替レートの決定について概説する。テキストの該当する箇所を必ず読んで予習・復習すること。
ブラックボードでの課題は、指示に従って積極的に学習すること。
第11回目
為替レート決定理論(2)購買力平価説、アセット・アプローチによる為替レート決定理論について解説する。テキストの該当する箇所を必ず読んで予習・復習すること。
ブラックボードでの課題は、指示に従って積極的に学習すること。
第12回目
国際通貨と国際通貨制度国際通貨の役割について概説し、固定相場制度と変動相場制度の歴史的変遷について概観する。
国際流動性の概念について解説する。
テキストの該当する箇所を必ず読んで予習・復習すること。
ブラックボードでの課題は、指示に従って積極的に学習すること。
第13回目
中間テストテストと復習これまでの範囲について復習し、理解を深めたうえでテストに臨むこと。
第14回目
国際金融市場(1)国内金融市場との対比において、国際金融市場について概説する。テキストの該当する箇所を必ず読んで予習・復習すること。
ブラックボードでの課題は、指示に従って積極的に学習すること。
第15回目
国際金融市場(2)伝統的国際金融市場との対比においてユーロ市場の定義およびその現況について解説し、さらにはデリバティブ市場の成立背景とその成長について概説する。テキストの該当する箇所を必ず読んで予習・復習すること。
ブラックボードでの課題は、指示に従って積極的に学習すること。

第16回目

企業の国際化と国際金融企業の国際化が進展していくプロセスについて、企業金融の国際化、金融機関の国際化との関連において概説する。テキストの該当する箇所を必ず読んで予習・復習すること。
ブラックボードでの課題は、指示に従って積極的に学習すること。
第17回目
通貨当局の為替政策(1)為替政策の目的について解説する。テキストの該当する箇所を必ず読んで予習・復習すること。
ブラックボードでの課題は、指示に従って積極的に学習すること。
第18回目
通貨当局の為替政策(2-1)
(金融・財政政策の効果)
マクロ経済モデルを復習したうえで、IS-LMモデルについて解説。テキストの該当する箇所を必ず読んで予習・復習すること。
ブラックボードでの課題は、指示に従って積極的に学習すること。
第19回目
通貨当局の為替政策(2-1)IS-LMモデルをふまえたうえで、マンデル=フレミング・モデルについて解説し、開放経済におけるマクロ経済政策の効果の違いを、固定相場制と変動相場制において説明する。テキストの該当する箇所を必ず読んで予習・復習すること。
ブラックボードでの課題は、指示に従って積極的に学習すること。
第20回目
通貨当局の為替政策(3)為替政策の手段とその効果について概説する。マクロ経済政策のトリレンマ、近隣窮乏化政策、非不胎化介入と不胎化介入、政策協調などについて解説する。テキストの該当する箇所を必ず読んで予習・復習すること。
ブラックボードでの課題は、指示に従って積極的に学習すること。
第21回目
国際通貨・金融問題(1)国際的な金融・通貨危機問題について(メキシコ・アジア・ロシアなど)解説する。テキストの該当する箇所を必ず読んで予習・復習すること。
ブラックボードでの課題は、指示に従って積極的に学習すること。
第22回目
国際通貨・金融問題(2)欧州の通貨統合(単一通貨ユーロ圏)、円の国際化、アジア共通通貨構想などについて解説。テキストの該当する箇所を必ず読んで予習・復習すること。
ブラックボードでの課題は、指示に従って積極的に学習すること。
第23回目
今日の国際金融問題
まとめ
中国の人民元問題、アジア経済圏における共通通貨構想、国際通貨としてのドル問題、発展途上国の開発金融問題などについて概説する。テキストの該当する箇所を必ず読んで予習・復習すること。
ブラックボードでの課題は、指示に従って積極的に学習すること。
第24回目
期末試験
第25回目
第26回目
第27回目
第28回目
第29回目
第30回目

教科書
『現代国際金融論[新版]』
上川孝夫・藤田誠一・向尋一 編著
有斐閣ブックス
参考文献
『入門現代の国際金融』白井早百合著、東洋経済新報社.
『図説 国際金融』有吉章編、財経詳報社.など。
プリント等、適宜配布。
成績評価方法
課題(レポート)、受講・発表態度、中間テスト、期末試験を総合的に評価
そのほか受講者への指示/メッセージ
ブラックボード(Bb)のコンテンツには必ず目を通してください。講義内容については、ポイントを把握しつつノートをとり、その後、テキスト・Bbでさらに復習してください。課題を作成する場合、内容をよく理解したうえでまとめることを心がけてください(テキストの丸写しにならないよう心がけること)。発表の際には、学習の成果を相手に伝えることを意識してください。3単位科目ですが、講義は1週2コマ(50×2)を2回で、11週間で終了します。なお、期末試験は期末試験期間中に行います。

更新日:01/19/2009
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