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哲学

科目
哲学
区分
社会文化科目群
授業コード
100002410000411000106
開設セメスター
3S2S
曜日・時限
春 火/12春 火/56春 木/56
単位数
2単位
担当者名
有源探 ジェラード
授業の概要
我々は日々生活しているなかで、いろんなことを当たり前のように捉えたり、行ったりするのです。そのように既存の考え方や行動の理由(根拠)を問わない。多くの学問は「答えを導く」営みであるが、哲学はむしろ「問うこと」を重視する。哲学の発端は子どもの素朴な疑問に似ているといわれます。問う余地がないと思われるものを問うことによって、我々の社会的関係や世界観を支えている前提に気づき、その仕組みをより深く理解できる。
到達目標
哲学的な考え方を理解すること、そしてそれを応用して自分の見解を述べられること。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
授業の進め方 授業概要、進行方法、成績評価などの説明。講義進行などについての重要な伝達事項があるので、受講希望者は必ず出席すること。
第2回目
哲学の始まり 哲学することとは:哲学、哲学者と自分自身のつながり。 自分の哲学に対するイメージを事前に考えておく
第3回目
哲学的探究の必要性と弊害 哲学するという営みの両義性:ソクラテスの生涯を事例に配布資料を読んでおく。
第4回目
哲学的探究を貫くもの 万物の根源の探究と世界の諸事象の本質に潜む秩序:logos(言葉・理性・真理)について。配布資料を読んでおく。
第5回目
運命、必然性と自由 決定論の問題:人間は自由なのか。配布資料を読んでおく。
第6回目
科学的根拠と客観性 「客観的な事実」の客観性を保証するものとは何か。配布資料を読んでおく。
第7回目
錯誤、幻想と迷信 確かな世界認識を妨げる錯誤、幻想、迷信はどこから産まれるのか。配布資料を読んでおく。
第8回目
時間時間とは何か。過去や未来は実在するか。配布資料を読んでおく。
第9回目
「人間」の定義 「人間」を定義することはできるか。配布資料を読んでおく。
第10回目
自己 私を「私」として規定しているものとは何か。配布資料を読んでおく。
第11回目
「本当の自分」 「本当の自分」はどこにあるか。「個性」とはなにか。配布資料を読んでおく。
第12回目
言語 言葉を理解することとはどのようなことか。言葉とその言葉で表された対象は同じものか。配布資料を読んでおく。
第13回目
言語の限界語りえないものはあるか。我々はそれとどのように関わるか。配布資料を読んでおく。
第14回目
幸福 如何なる不幸も排した永続的な幸福は実現可能か。幸福の条件とは何か。 配布資料を読んでおく。
第15回目
まとめ授業で考えたことを包括する。講義内容の復習

教科書
プリント配布
参考文献
授業中に随時紹介する
成績評価方法
出席、レポート課題提出(小レポートを含む)
そのほか受講者への指示/メッセージ
哲学について学ぶ授業でも、哲学を自分でするための授業でもあります。授業中に、参加者の意見を求めることがあるので、積極的に参加してください。
なお、哲学は「問う」営みである以上、受講にあたって、自分の世界観・価値観に固執しない柔軟な考え方が望ましい。

更新日:02/18/2009
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