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社会学(教育学部1年生対象)

科目
社会学(教育学部1年生対象)
区分
社会文化科目群
授業コード
15001485500110
開設セメスター
1S2S
曜日・時限
春 金/78秋 金/34
単位数
2単位
担当者名
小山 治
授業の概要
本講義の目的は、①社会学という道具を使って、②社会現象の原因と結果の関係性を複眼的に分析・検討し、③実証的なデータに基づいて自分の見解をまとめる力を身につけることである。この目的を達成するために、本講義は次の2部構成をとる。
第1に、基礎体力づくりである。ここでは、社会学の概要、社会学の考え方、質的・量的データの読み方、レポート・論文の書き方について講義する。なお、社会学の予備知識は一切不要である。第2に、応用力養成である。ここでは、大卒就職をテーマとして社会学の知識・考え方を応用する。大卒就職をテーマとして取り上げる理由は、それが大学4年間の過ごし方を考えたり、将来の進路を考えたりする上で極めて重要であるからである。
なお、本講義は担当者が作成したパワーポイント資料をもとに展開する。原則として、各講義は、重要事項の解説、具体例の提示、練習問題という構成をとる。加えて、ほぼ毎回、演習問題という課題が課される。これにより、受講者は本講義の目的を効率的に達成することが可能となる。
到達目標
本講義の到達目標は次の3点である。
(1)社会学の基礎的な知識・考え方を使いこなせるようになる。
(2)複数の仮説を立てて的確に社会現象を捉える力を身につける。
(3)証拠に基づいて自分の意見を展開する力を身につける。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
基礎体力づくり(1) 本講義の概要、社会学の概要。演習問題を出題予定。
第2回目
基礎体力づくり(2) 社会学の考え方①。演習問題を出題予定。
第3回目
基礎体力づくり(3) 社会学の考え方②。演習問題を出題予定。
第4回目
基礎体力づくり(4) 質的データの読み方①。演習問題を出題予定。
第5回目
基礎体力づくり(5) 質的データの読み方②。演習問題を出題予定。
第6回目
基礎体力づくり(6) レポート・論文の書き方。復習をしておくことが望ましい。
第7回目
基礎体力づくり(7) 量的データの読み方①。演習問題を出題予定。
第8回目
基礎体力づくり(8)量的データの読み方②。演習問題を出題予定。
第9回目
基礎体力づくり(9)量的データの読み方③。演習問題を出題予定。
第10回目
基礎体力づくり(10)量的データの読み方④。演習問題を出題予定。
第11回目
応用力養成(1)大卒就職①(学歴・学校歴と就職)。演習問題を出題予定。
第12回目
応用力養成(2)大卒就職②(企業の採用基準)。演習問題を出題予定。
第13回目
応用力養成(3)大卒就職③(学校教員への就職)。演習問題を出題予定。
第14回目
応用力養成(4)大卒就職④(非典型雇用の問題)。演習問題を出題予定。
第15回目
復習復習。事前に質問を受けて復習を行う。

教科書
特定の教科書は使用しない。適宜、文献の紹介を行う。下記の「参考文献」を含めて興味を持った文献については、自主的に読み進めることを望む。
参考文献
苅谷剛彦、2002、『知的複眼思考法――誰でも持っている創造力のスイッチ』講談社(講談社+α文庫)。
河野哲也、2002、『レポート・論文の書き方入門(第3版)』慶應義塾大学出版会。
佐藤望・湯川武・横山千晶・近藤明彦、2006、『アカデミック・スキルズ――大学生のための知的技法入門』慶應義塾大学出版会。
成績評価方法
原則として、定期試験の成績(100点満点)によって評価を付ける。ただし、次の2点を加点要素とする予定である。
(1)講義中の練習問題等に対する自主的な回答・解答(最大12点程度)。
(2)演習問題の解答(A4用紙で表面1頁以内)の提出(最大13点程度)。
そのほか受講者への指示/メッセージ
本講義に真剣に取り組むことによって、受講者は大学生活や卒業後のキャリアで活用可能な知的能力を習得することができるようになる。受験勉強とは異なり、実社会では「唯一絶対の解」が存在することはほとんどないだろう。そのような中で求められているのは、理解した知識を使って自分なりに考える力である。本講義は、高校までの知識暗記型学習から脱却し、知識活用型学習に移行しようという高い意欲がある受講者を支援する。

更新日:02/05/2009
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