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芸術と生活(芸術学部対象)

科目
芸術と生活(芸術学部対象)
区分
総合科目群
授業コード
開設セメスター
1S2S
曜日・時限
春 木/34秋 木/34
単位数
2単位
担当者名
伊藤 拓真
授業の概要
1500年前後のルネサンスと呼ばれる時代のイタリアでは、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエッロといった芸術家が華々しい活躍をしました。この時代は現在のヨーロッパ文明の基礎になっているだけでなく、アメリカやさらには日本の文化にも大きな影響を及ぼしています。しかし、当時「芸術」と呼ばれていた物は、現在の芸術と同じものではなく、芸術の生活との関わりも現代とは異なったものでした。例えば、美術作品は生活のなかでどのよう形で鑑賞されていたでしょうか。また個人が美術作品を購入するときは、どのような手段があったのでしょうか。現在の芸術には不可欠の美術館や画廊といった制度は、当時はいまだ存在していませんでした。このような点に注意を払いつつ、おおよそ1400年から1600年くらいまでのイタリア美術の流れを学習していきましょう。また、それと同時に、当時の芸術家がどのような生活を送っていたかという点も見ていきましょう。
到達目標
ルネサンスは、近代の文化の始まりだとされています。このルネサンスを知ることで、近代文化がどのように発展していったか、考えるきっかけにしましょう。また芸術と生活の関係が、地域・時代によって変わってくるという認識を持つことも大切です。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
イントロダクション1 ルネサンスの意味/ルネサンスにおける芸術家シラバスを読んできてください
第2回目
イントロダクション2 ルネサンスの時代のヨーロッパ(歴史背景)関連する展覧会や書籍を紹介します。
学習進度に応じて、必要な場合は課題を出します。
第3回目
イントロダクション3 美術とキリスト教について同上
第4回目
ルネサンスの芽生え1 ジョット同上
第5回目
初期ルネサンス1 初期ルネサンス概説/フィレンツェ洗礼堂門扉コンクール同上
第6回目
初期ルネサンス2 美術の改革者たち:ブルネッレスキ、マザッチョ、ドナテッロ同上
第7回目
初期ルネサンス3 メディチ家とフィレンツェの美術同上
第8回目
初期ルネサンス4イタリア各地におけるルネサンス同上
第9回目
盛期ルネサンス1盛期ルネサンス概説/レオナルド・ダ・ヴィンチ同上
第10回目
盛期ルネサンス2ミケランジェロとラファエッロ 1同上
第11回目
盛期ルネサンス3ミケランジェロとラファエッロ 2同上
第12回目
マニエリスム1マニエリスムの発生同上
第13回目
マニエリスム2フィレンツェにおけるマニエリスム同上
第14回目
ルネサンス以後対抗宗教改革期の美術同上
第15回目
まとめ半期の授業のまとめをしますこれまでの授業で配った資料などを整理・確認しておいてください。

教科書
必要に応じて授業中にプリントを配布します。
参考文献
必要に応じて授業中に紹介します。
成績評価方法
学期末のレポートを基本とし、必要に応じて課題や平常点などを加味して評価します。
そのほか受講者への指示/メッセージ
授業のなかでは多数の美術作品を写真(パワーポイント)で紹介します。それらのイメージ(視覚情報)を、授業中の板書や口頭での説明といった文字情報と結びつけて、自分なりの生きた知識として身につけるようにしましょう。

更新日:02/11/2009
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