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人間の研究 (教育学部1年生対象)

科目
人間の研究 (教育学部1年生対象)
区分
総合科目群
授業コード
開設セメスター
2S
曜日・時限
春 水/56
単位数
2単位
担当者名
阿久澤 栄
授業の概要
教育、それは人間と人間の間の営みである。その人間を知ることから教育という活動は始まるのではないだろうか。障害のある人たち(子どもたち)や困難を抱え苦しむ人たちなどの様々な「生きざま」を通して「人間」にアプローチし、その素晴らしさを共有しながら、人間の未来を考えていきたい。
到達目標
人間の素晴らしさを実感し、その未来を切り開く子どもたちを理解し再発見するための新たな視点を持つ。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
人間~そのはかなきもの
(オリエンテーションも兼ねて)
本授業「人間の研究」で何を考えていくのか。その内容を確認する。本授業の全体計画を話すので全員出席を。
第2回目
「外見」とこころ 人は「外見」で判断することが多いが、それはすべて正しいのか。この視点から人間を考える。「外見」を気にすることはないか考えてくる。
第3回目
「視覚障害」と人間 視覚障害者の生きざまや、その障害克服の努力・様子から人間を考える。「視覚障害」とは何なのかを考えてくる。
第4回目
「聴覚障害」と人間 聴覚障害者の生きざまや、その障害克服の努力・様子から人間を考える。「聴覚障害」とは何なのかを考えてくる。
第5回目
「身体障害」と人間 脳性マヒの方たちの活動を紹介する。彼らの活動から人間にアプローチする。「身体障害」とは何なのかを考えてくる。
第6回目
「重度障害」と人間 寝たきりの上に常時医療ケアの必要な重度障害者の生活を紹介する。その生活から「いのち」という視点で人間を考える。「視覚障害」とは何なのかを考えてくる。
第7回目
「自閉症」と人間」 発達障害である自閉症の特徴行動を紹介する。彼らの活動から人間にアプローチする。「重度障害」とは何なのかを考えてくる。
第8回目
「不登校」と人間「不登校」とは何か、本人にとってマイナスなのだろうかを考え、人間にアプローチする。「不登校」とは何なのかを考えてくる。
第9回目
「いじめ」と人間「いじめ」とは何か、いじめにない社会などあるのだろうか。この視点から人間を考える。「いじめ」とは何なのかを考えてくる。
第10回目
「親子関係」と人間最も近いはずの人間関係である親子関係を考えることから、人間にアプローチする。自分自身と両親との関係を整理しておく。
第11回目
「大切にされ感」の必要性様々な「問題行動」を起こす子どもたちに共通の背景はないのだろうか。この視点から人間を考える。自分自身が大切にされているのか、誰から大切にされていると感じているのか整理しておく。
第12回目
「孤独」と人間人間は「孤独」で生きていくことができるのだろうか。この視点から人間を考える。独りぼっちになった自分を考えておく。
第13回目
「生きる」ということ「いのち」をどのように考えるのかを通し、人間を考える。授業の中で指示する。
第14回目
生きるということと「死」「死」とは何なのかを考えることにより、人間を考える。授業の中で指示する。
第15回目
人間~その素晴らしきもの(まとめてみると)本授業を通し、人間の素晴らしさを感じ取ってみよう。授業の中で指示する。

教科書
配布資料により授業を進める。
参考文献
阿久澤栄「特別支援教育は特別なの?」玉川大学出版部
その他は授業の中で随時紹介する。
成績評価方法
授業への参加度50%、試験50%
そのほか受講者への指示/メッセージ
「人間」を考えることは自らを考えることとイコールです。学校教育をはじめ様々な場で教育を考え実践するには、まず自らを知ることが大切であると思います。自分自身の課題として授業に臨んでほしいと願っています。一緒に「人間」を考えていきましょう。

更新日:02/03/2009
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