検索 検索トップページ トップページ担当別50音一覧 担当別50音一覧

文章表現(教育学部1年生対象)

科目
文章表現(教育学部1年生対象)
区分
言語表現科目群
授業コード
開設セメスター
1S
曜日・時限
春 月/78
単位数
2単位
担当者名
阿久澤 栄
授業の概要
自らの思いや考えを誰かに伝える、その方法の一つに「文章」がある。親しい者どうしでのメールの文章と論文やレポートとでは表現そのものは変わるが、その基本は変わるものではない。と思えば、苦手意識のある文章作りもそんなに難しいものではなくなるのではないだろうか。本授業では様々な文章作りを通して、小論文やレポート作りの基本を学ぶこととする。
到達目標
大学生活に不可欠なレポートや採用試験の小論文など、テーマをもった小論文が書けるようになる。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
「文章」ってなんだろう? 本授業の全体像を示します。全員参加を。
第2回目
自らの「思い」を伝える 日本文章能力検定協会の実施した「3行ラブレター」優秀作品を参考に、自分の「思い」を伝える言葉を考え、たった3行60字以内の文章を考える。誰に何を伝えたいかを考えてくる。
第3回目
自らの「考え」を伝える ある新聞記事を読み、その記事に対する意見を400字程度の文章にし、自らの考えを伝える文章に必要な要素を考える。授業の中で指示します。
第4回目
「マンガ」を文章であらわす マンガのひとこまを文章で表現し、読み手に伝わる文章に必要な要素、表し方を考える。授業の中で指示します。
第5回目
「絵」を文章で表わす 1枚の名画を文章で表現してみる。読み手に伝えたいことを決定するための観察力や想像力など、文章作りに必要な背景を考える。授業の中で指示します。
第6回目
目的に応じた文章を書く 文章はその目的に応じて表し方を変える必要がある。例として報告を目的とした文章を考える。授業の中で指示します。
第7回目
文章の主題と構成 小学校教科書の説明文をもとに、文章の作成に必要な主題の決定と構成力について考える。授業の中で指示します。
第8回目
文章作成のプロセス①(主題の決定)小論文のテーマをもとに、そのテーマに合わせた自らが述べる主題を考える。授業の中で指示します。
第9回目
文章作成のプロセス②(文章の構成=プロットの作成)小論文のテーマに合わせた主題をもとに構成を考え、プロットを作成する。前時に指示します。
第10回目
文章作成のプロセス③(必要な資料)小論文作成のためのプロットをもとに、文章作成に必要な資料を考える。前時に指示します。
第11回目
文章作成のプロセス④(下書きと推敲)前回までの学習をもとに実際に文章を下書きしたうえで推敲し、自らの考えがその文で伝わるかを考える。前時に指示します。
第12回目
文章作成のプロセス⑤(読んでもらえる文章作り)遂行された下書きをもとに、読み手に読んでもらえる読みやすい表し方を考え、清書してみる。前時に指示します。
第13回目
小論文つくり①与えられたテーマをもとに、時間内で1000字程度の小論文を制限時間内に作成する。授業の中で指示します。
第14回目
小論文つくり②前時に作成された複数の小論文を比較し、良い文章作成のための要素を考える。テーマにそってもう一度小論文を書き直してみてください。
第15回目
小論文つくり③新たなテーマをもとに、時間内で1000字程度の小論文を制限時間内に作成する。前時に指示します。

教科書
配布資料による
参考文献
長野正「文章表現の技法」(国土社)
その他は随時紹介します。
成績評価方法
授業への参加度や作成された小論文などにより総合評価します。
そのほか受講者への指示/メッセージ
文章の作成を苦手としている人が多いと思いますが、文章作成のコツを覚えてしまえばそんなに難しいものではありません。ただ、その前提となるのは日常の読書量です。まず言葉や表現法を知ることが大切だからです。新聞を読み、小説等を読み漁ってみましょう。初めは大変でもこれも慣れてくれば難しさが面白さに変わるはずです。

更新日:02/03/2009
検索トップページ担当別50音一覧