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学生と社会生活

科目
学生と社会生活
区分
生活関連科目群
授業コード
5000158
開設セメスター
2S
曜日・時限
秋 水/34
単位数
2単位
担当者名
小原 一仁
授業の概要
この科目では後述する〈二年次(以上)セミナー202〉の内容を学習します。そのため、原則として、『一年次セミナー101/102』の履修が修了した学生を対象にした科目です。〈二年次セミナー202〉としての『学生と社会生活』:〈一年次セミナー102〉では、社会人としての自由と責任の問題について、また、卒業後のキャリア形成について一般的な立場から考えてきました。この科目では、そうした問題をより個人に根ざして、個人の問題として考えていきます。近年、「企業は即戦力を望んでいる」という言説が広がり、学生のなかには資格取得などの就職対策に精力を傾けている人が少なくありません。それ自体はもちろん悪いことではありませんが、こうした直ちに業務に役立つ即戦力としての能力は大学新卒者ではなく、主として中途採用者に向けられたものであるといわれています。社会が、とりわけ企業の多くが大学新卒者に望んでいるのはむしろ汎用性のある基礎的な能力です。この科目では「社会人としてどう生きるか」「自分のキャリア形成についてどのように考えるか―大学卒業後にどのような道に進むか」などのテーマについて、もっとも根本的な「自分はなにを望んでいるのか」という点と、より広い社会生活(結婚・家庭・市民生活)の文脈に立脚して考えて生きます。そのさいに、①自己管理力、②チームワークとリーダーシップ、③倫理観、④市民としての社会的責任など、社会で生きていくうえで必要とされる態度と志向性の養成に努めながら考えていきます。
到達目標
自らを律して行動することの重要性を他者に説明することができる。そのさいに、自己の良心と社会の規範やルールに従って行動することの意義と意味を具体的に例を挙げて説明することができる。キャリアの探求を自らの価値観および社会生活(結婚・家庭・市民生活)と結びつけて考えることの重要性を他者に説明することができる。また、現時点で、一市民として自分が社会の発展のために具体的にどのように関与できるかについてことばや行動をとおして表現できる。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
オリエンテーション 『学生と社会生活(二年次セミナー202)』はどのような科目か事前にシラバスを読み、少なくても2つ以上の質問を用意しておくこと。
第2回目
世界観とはなにか 「この世はすべて舞台」―世界における自己の役割教科書の該当ページを読み、課題を行なったうえで出席すること。
第3回目
価値と価値観 人間に共通のものと固有のもの教科書の該当ページを読み、課題を行なったうえで出席すること。
第4回目
自己の価値観の探求(1) 私が大切であると考えていることはなにか教科書の該当ページを読み、課題を行なったうえで出席すること。
第5回目
自己の価値観の探求(2) 価値観の探求と生きかたのスタイル教科書の該当ページを読み、課題を行なったうえで出席すること。
第6回目
自己分析の方法 自分は自分の性格や個性に気づいているか教科書の該当ページを読み、課題を行なったうえで出席すること。
第7回目
自己の価値観に基づくキャリアの探求(1) 自分はどのような仕事がしたいのか教科書の該当ページを読み、課題を行なったうえで出席すること。
第8回目
自己の価値観に基づくキャリアの探求(2)仕事と社会貢献教科書の該当ページを読み、課題を行なったうえで出席すること。
第9回目
キャリア選択へのプロセス(1)キャリアの探求からキャリアの選択へ―就職活動入門教科書の該当ページを読み、課題を行なったうえで出席すること。
第10回目
キャリア選択へのプロセス(2)キャリアの探求からキャリアの選択へ―就職活動の実際教科書の該当ページを読み、課題を行なったうえで出席すること。
第11回目
男性と女性/女性と男性(1)男であることと女であることは決定的に異なるのか―社会における性差の問題教科書の該当ページを読み、課題を行なったうえで出席すること。
第12回目
男性と女性/女性と男性(2)なぜ男性は女性を必要とし、女性は男性を必要とするのか教科書の該当ページを読み、課題を行なったうえで出席すること。
第13回目
恋愛と結婚結婚のかたちとプロセス教科書の該当ページを読み、課題を行なったうえで出席すること。
第14回目
家庭をつくる①夫婦の関係と親子の関係
②家庭における対立
教科書の該当ページを読み、課題を行なったうえで出席すること。
第15回目
市民としての責任自由・平等・責任についての考え方教科書の該当ページを読み、課題を行なったうえで出席すること。

教科書
①教科書は最初の授業時に配布します(一部ブラックボード・システムからのダウンロード)。
②『学生と大学(二年次セミナー202)』履修者のための学習ダイアリーを最初の授業時に配布します。
参考文献
最初の授業時に参考文献一覧を配布します。
成績評価方法
学習ポートフォリオの作成(20%)、学期末試験(30%)、レポート(30%)、授業参加度(20%)
そのほか受講者への指示/メッセージ
「一年次セミナー101・102」を修了してから履修するようにしてください。
※本シラバスを作成するにあたり、文部科学省中央教育審議会の答申『学士課程教育の構築に向けて』の一部を引用、参照しています。

更新日:
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