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人間の研究 (教育学部1年生対象)

科目
人間の研究 (教育学部1年生対象)
区分
総合科目群
授業コード
開設セメスター
2S
曜日・時限
秋 金/78
単位数
2単位
担当者名
太田 拓紀
授業の概要
「人間は社会的存在である」という指摘があります。人間は個人単体で存在して、ひとりで生きているわけではありません。実際に、みなさんは家族や友人、学校などの集団や社会との関係によって、これまでの生き方がある程度左右されてきたはずです。つまり、属している集団や社会との関係を無視して、人間のあり方や行為を理解することは難しいといえるでしょう。
 この授業では、具体的な事例を検証することを通じて、人間のあり方や行為を社会との関連から把握できるようになることを目的とします。社会学はこうした視角から人間をとらえようとしてきました。この授業でも主に社会学の視点にたって、人間のあり方や行為について、みずから主体的に考察できるようになることをめざします。
到達目標
1.人間のあり方や行為について、社会との関連から把握できるようになること。
2.人間のあり方や行為について、みずから主体的に考察できる視座を得ること。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
社会と人間 社会は人間のありように影響を与えるのか人間のありようが、社会によってどの程度規定されるのかについて、考えてきてください。
第2回目
家族と人間 個人にとって家族とはどのような意味をもつのか家族に関わる問題にはどのようなものがあるか、調べてきてください。
第3回目
ジェンダー つくられる「男らしさ」「女らしさ」とはどのような場面で「男らしさ」「女らしさ」を求められるのか、考えてきてください。
第4回目
学校と人間 学校化社会で人間はどのように変わったか「学校化社会」とは何か、調べてきてください。
小レポートに取り組んできてください。
第5回目
青年期をいきる 子どもからおとなへの移行期に生じる葛藤とは青年期の特徴について、調べてきてください。
第6回目
集団・組織のなかの個人 集団・組織のなかで個人はどのように行為するのか集団と組織の類型について、調べてきてください。
第7回目
地域特性と人間 農村の人間と都市の人間のちがいとは農村と都市における生活環境の違いについて、考えてきてください。
第8回目
企業と人間会社に入って働くことの意味とは働くことの意味について、考えてきてください。
小レポートに取り組んできてください。
第9回目
成功する人間能力と努力、成功するにはどちらが重要か社会的に成功するためにはどのような資質が求められるのか、考えてきてください。
第10回目
逸脱する人間なぜ人間は犯罪を犯すのだろうか犯罪が存在する理由について、考えてきてください。
第11回目
社会変動と人間大きな社会変動は人間をどのように変貌させるのか社会変動論について、調べてきてください。
第12回目
メディアと人間情報化社会は人間をどう変えてきたのか情報化社会の問題点を、可能な限り挙げてきてください。
小レポートに取り組んできてください。
第13回目
エスニシティなぜエスニック・アイデンティティを求めるのかエスニック・アイデンティティとはなにか、調べてきてください。
第14回目
老い高齢化社会を生きるとは高齢化社会の問題点を、可能なかぎり挙げてきてください。
第15回目
まとめ授業の総括人間と社会の関係についてのあなたの考えを書いてきてください。

教科書
特に指定しませんが、授業においては毎回資料プリントを配布します。
参考文献
友枝敏雄・山田真茂留編,2007,『Do!ソシオロジー-現代日本を社会学で診る-』有斐閣。
成績評価方法
平常点(出席、小レポートなど)30%、定期試験70%で評価します。
小レポートを随時課していきますので、積極的に取り組んでください。
そのほか受講者への指示/メッセージ
授業では映画などの映像資料を導入部分に用いて、理解を深めることに努めます。この授業がみなさんにとって、人間のありかたを社会との関係から考える契機になればと考えています。

更新日:02/18/2009
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