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人間の研究

科目
人間の研究
区分
生活関連科目群
授業コード
1000045
開設セメスター
3S
曜日・時限
春 火/56
単位数
2単位
担当者名
太田 明
授業の概要
私たちが生きている社会、世界は暴力に満ちている。戦争、犯罪、「いじめ」、学級崩壊、家庭内暴力、言葉によるものなどにいたるまで、さまざまな形で暴力は姿を見せる。個人のレベルでみればいつ被害者になるかもしれず、また自覚しないまま加害者 になってしまっているということもありうる。いったい暴力はどこからくるのか。人間の本性によるものなのか。それとも社会的なものによるものなのか。また、人間は暴力から解放されうるのか。暴力について考えれば考えるほど、暴力はとらえ難い摩訶不思議なものに見えてきさえする.この授業では、さまざまな観点から「暴力」について知り、人間存在の多様な面を理解することで、 人間についての理解を深めることを目的とする.
到達目標
・暴力にはさまざまな形態・様相があることを知る.
・暴力という観点から人間のあり方について理解する.
・人間を研究する際に必要になる基礎的な術語や概念を理解する.
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
ガイダンス 授業で扱う内容、テキスト、成績評価方法などの確認.講義全体の概要を受講者とともに確認しあうので必ず出席しすること.また、次回のための質問に回答する.
第2回目
暴力のとらえ難さ 暴力の形態・様相・概念の多様さテキストの関連する箇所および配布資料を読み、内容の要点をノートにまとめて授業に臨むこと.
第3回目
現代社会と暴力(1) 学校での暴力同上
第4回目
現代社会と暴力(2) 家庭での暴力同上
第5回目
現代社会と暴力(3) 社会での暴力同上
第6回目
現代社会と暴力(4) 戦争という暴力同上
第7回目
自然と暴力(1) フロイト「文化への不満」について同上
第8回目
自然と暴力(2)同上同上
第9回目
共同体と暴力(1)ジラールにおける模倣の欲望と暴力同上
第10回目
共同体と暴力(2)同上同上
第11回目
権威と暴力(1)ミルグラムの服従実験同上
第12回目
権威と暴力(2)同上同上
第13回目
暴力と死(1)アーレントの暴力論同上
第14回目
暴力と死(2)「いじめ」という暴力同上
第15回目
暴力をどう捉えるかこれまでの内容を振り返り、質疑応答、議論を行う.授業内容を復習し、積極的に質問、議論を行う。

教科書
海老澤善一著『人はなぜ暴力をふるうのか』(梓出版社)
その他、適宜プリントを配布する.
参考文献
授業中に随時紹介する.
成績評価方法
授業参加度(*)、小レポート(**)、期末試験による総合評価 .
*授業時の発表(報告、質問、発言)を授業参加度として評価しますので、積極的参加を期待します.
**授業の最後に小レポートを作成します.
そのほか受講者への指示/メッセージ
この授業ための専用ノートを準備し、初回に持参すること.通常の左綴じノート(横書きの場合)で、判型・罫幅は各自が使い易いものでかまわないが、予習・授業内筆記・復習を含めて授業のすべてが記録できるページ数が必要.

必要に応じてBlackboardを利用するので定期的にチェックを行うこと.

更新日:
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