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国際関係論

科目
国際関係論
区分
人間学科科目群
授業コード
1101077
開設セメスター
1S
曜日・時限
春 金/56
単位数
2単位
担当者名
渡辺 一雄
授業の概要
冷戦の崩壊後世界は米国の独り勝ちの様相を呈したのですが、同国に発した今日の経済、金融危機はそうした世界構造を不透明にしています。国際関係論は元来平和の学問として意義を持ち、学際的領域の問題を扱う応用的な学問で、こうした複雑、難解な現実の政治とも向き合い、解決に貢献する役割を担っています。授業では国際関係論という学問が誕生して以来扱ってきた国際政治の歴史を概観し、更には講師のアフガニスタンでの復興支援の体験を生かしながら国別・地域別の政治課題を考察したり、環境問題などの地球規模の課題解決をとりあげ、共に考えて行きたいと思います。受講生による記事解説や講師が適宜配布する英字新聞購読、ディベートなどの演習方式を採用し、受講生の積極的な授業参加を前提として進めます。
到達目標
国際関係論の基礎的な事項について概括的な理解をするとともに、地球環境問題など地球規模の共通の課題解決に向けた国際合意の達成や実行に我が国が果たすべき役割について考え、発展的な学習への動機、旺盛な意欲が芽生える。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
世界の近・現代化と国際政治の成立・進展 国際政治と国際関係論の胎動(学問的意義)、中世から近代へ国際関係、国際政治の成り立ち(歴史的展開)を理解しよう。
第2回目
 同上 現代世界政治図(世界戦争、冷戦、そして文明の衝突の時代へ)と日本の外交指針 同上
第3回目
 同上 アフガニスタンで考えたこと、彼の地は日本にとって遠い国か、何故危険を侵して援助するのか(講師の体験を基に)、民族・宗教・文明という国際政治の論点と併せて考察(DVD鑑賞) 内乱、タリバンそして民主化と目まぐるしく動くアフガニスタンの情勢に関心と同国への理解をもち、日本の役割を考え、世界平和へと視野を広げてみよう。
第4回目
 同上 プレゼンテーション(班別)前回授業に関連し、異文化社会と日本とのかかわりを考える場合に必要な”感性”と”観察眼”を試してみよう。  
第5回目
地域・国別国際政治(近代以降)の流れと日本 アジア(中国、東南アジア)と日本我が国の外交史におけるアジア地域との関連から考えてみよう。
第6回目
同上 米国と日本日米関係から考えてみよう。
第7回目
同上 中東と日本中東との関係から考えてみよう。
第8回目
国際政治機構と機能国連(国際連盟、戦前を含む。)国際平和の達成を至上課題に据え、人類の叡智を結集した国際政治組織の成り立ちと役割、実際の機能について体系的に学んでみよう。
第9回目
同上民族と国家(国民的アイデンティティーと文明論の基礎を含む。)同上
第10回目
同上国際安全保障(PKO法など我が国の外交指針と関連付けて)同上
第11回目
地球環境問題と国際政治地球温暖化、人口爆発と食糧危機、自然災害、感染症など地球規模の課題についての国際的枠組みでの取り組み(概論)個別的、総合的地球規模問題への対応の実情について概括的に理解し、次回からのディベートへの方向性を探ろう。
第12回目
同上ディベート(事前アンケートによりテーマ設定)テーマの理解と討議の柱立てについて事前調査や検討会をもって十分吟味しよう。
第13回目
同上同上同上
第14回目
同上同上(講師による総括コメントを含む。)同上
第15回目
総括定期試験との関連で論点整理と質問・応答小論文作成に向けた論点整理と内容の吟味をやろう。

教科書
国際学入門(細谷雄一・矢澤達宏編 創文社)
参考文献
「アフガニスタン(広瀬崇子・堀本武功編著 明石書店)、「地球環境報告」・「地球環境報告Ⅱ」(何れも石弘之著、岩波新書)
成績評価方法
定期試験(筆記)、提出小論文(必要に応じて口述試験を併せる)及び授業中の参画態度(積極的な意見提出、発表など)を平常点として総合評価します。
そのほか受講者への指示/メッセージ
資源のない我が国にとって、国際平和実現へのその役割には世界が注目しています。受講生はこうした我が国の国際的立場を十分認識し、日頃からマスコミ報道を始め世界の動向に関心を持ち、単なる座学としての学習に満足せず、自分には何ができるのかといった、より実践的な姿勢、視点で本授業に臨んでください。


更新日:01/14/2009
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