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人間と心理

科目
人間と心理
区分
人間学科科目群
授業コード
1100011110102751000085101029
開設セメスター
1S2S
曜日・時限
春 火/56秋 火/56
単位数
2単位
担当者名
大竹 信子
授業の概要
心の時代といわれる現代において、さまざまな問題を心の問題としてとらえることの意味、その適切さを改めて問う必要があると考えられる。科学としての心理学の方法論に基づいて、疑似科学による心の説明との違いを知ると共に、常にその時点での仮説の体系としての科学の限界、言えることは何かを問う。本講義では心理学の立場から、実証的な方法によって見いだされた事実に基づいて、人間の心の働きと行動について考察する。
到達目標
実証的な事実に基づいて人間について考える態度・思考の方法を身につける。講義でとりあげる基礎的概念・知識を習得し、それらを用いて人間の行動を説明する。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
オリエンテーション 「人間と心理」を学ぶ:何をどのように学ぶか-「心の働きと行動」を科学的に理解する-実証的方法とは・実証的事実に基づいて考えるとはどういうことか
            
シラバスをみておくこと。
第2回目
心の問題とは 人間の行動、社会的問題を心の問題として考えることの意味・適切さ講義において出された問題について考えておくこと。
第3回目
心の働き(1) 心の働きの諸相:人間と他の動物との比較         〃
第4回目
記憶:あなたがあなたであるアイデンティティを支える記憶        自己と他者を区別する記憶、時間的展望をもって生きる人間
第5回目
記憶:そのしくみ 経験が記憶されるしくみ、記憶の歪みと変容人の記憶はどこにあるか、人と人をつなぐ記憶
第6回目
記憶:偽りの記憶 偽りの記憶がなぜ生まれるか、証言の信憑性、ひとの記憶はどこにあるか        〃
第7回目
行動をコントロールしているのはあなた自身か(1) 環境によって行動を決定される人間 vs. 主体的に行動する人間        〃
第8回目
行動をコントロールしているのはあなた自身か(2)行動の自己決定性・自己選択性とその影響        〃
第9回目
態度の形成と変容態度はどのように形成されるか。その変容のしくみ。        〃
第10回目
態度と行動知ることと行動すること            〃
第11回目
感情・情動と認知感情・情動と認知の相互関係        〃
第12回目
他者を知る心をもつ存在として他者を知る        〃
第13回目
他者とかかわる共感性と攻撃性        〃
第14回目
社会的適応ストレスと対処行動        〃
第15回目
ひとはどこまで自分の心を知っているか自分の行動の原因を意識できる時・できない時     

教科書
教科書は特に指定せず、適宜、資料プリントを配布する。
参考文献
講義において、適宜、紹介する。
成績評価方法
授業の出席、授業参加度(上記の授業を受けるにあたっての欄に記載されている準備を含む)、レポートおよび期末試験によって総合的に評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ
レポートは指定された期日までに提出すること。課されたレポート及び期末試験はすべて提出・受験しなければならない(この条件を満たさない場合は不合格とする)。


更新日:01/19/2009
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