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比較文化セミナー IV

科目
比較文化セミナー IV
区分
比較文化学科科目群
授業コード
5120115
開設セメスター
8S
曜日・時限
秋 金/78
単位数
2単位
担当者名
秋山 紀一
授業の概要
春学期に引き続き、アンソニー・ギデンズの『モダニティと自己アイデンティティ―後期近代における自己と社会』を読みながら、日常生活に見られる諸々の事象や問題を通して、現代社会のもつ文化的な側面を抽象化し、自己のライフスタイルやアイデンティティをいかに確立するかを考える。秋学期は、講読と平行して、各自個別のテーマでギデンズ理論の検証にあたり、最終的にはミニ論文を作成する。担当するチャプターを読んで理解し、授業中に発表したり、ディスカッションをおこなうのは春学期同様である。
到達目標
文献の講読を通して、文化研究の専門書を理解する力を養成し、身の回りに見られる諸文化的現象を社会学的に分析できる能力を高め、プレゼンテーションやディスカッションの技術を獲得するとともに、モノグラフィックな小論文を作成する力を養う。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
イントロダクション 春学期に学習したところをもとにイントロダクションで述べていることをディスカッションするテキストpp.1-10を精読して、要約し、何が問題かを把握しておく
第2回目
第1章 ハイ・モダニティの輪郭1 「モダニティ:一般的考察」 「モダニティ:一般的考察」の内容についての理解とディスカッションテキストpp.11-23を精読して、要約し、何が問題かを把握しておく
第3回目
第1章 ハイ・モダニティの輪郭2 「ローカルなもの、グローバルなもの、及び日常生活の変容」 「ローカルなもの、グローバルなもの、及び日常生活の変容」の内容についての理解とディスカッションテキストpp.23-30を精読して、要約し、何が問題かを把握しておく
第4回目
第1章 ハイ・モダニティの輪郭3 「ハイ・モダニティとその実存的パラメータ」 「ハイ・モダニティとその実存的パラメータ」の内容についての理解とディスカッションテキストpp.30-37を精読して、要約し、何が問題かを把握しておく
第5回目
第2章 自己:存在論敵安心と実存的不安1 「存在論的安心と信頼」 「存在論的安心と信頼」他の内容についての理解とディスカッションテキストpp.38-51を精読して、要約し、何が問題かを把握しておく
第6回目
第2章 自己:存在論敵安心と実存的不安2 「実存的問題」 「実存的問題」の内容についての理解とディスカッションテキストpp.51-60を精読して、要約し、何が問題かを把握しておく
第7回目
第2章 自己:存在論敵安心と実存的不安3 「身体と自己」 「身体と自己」他の内容についての理解とディスカッションテキストpp.60-75を精読して、要約し、何が問題かを把握しておく
第8回目
第三章 自己の軌跡1 「自己アイデンティティ、歴史、モダニティ」「自己アイデンティティ、歴史、モダニティ」の内容についての理解とディスカッションテキストpp.76-89を精読して、要約し、何が問題かを把握しておく
第9回目
第三章 自己の軌跡2 「ライフスタイルとライフプラン」「ライフスタイルとライフプラン」の内容についての理解とディスカッションテキストpp.89-97を精読して、要約し、何が問題かを把握しておく
第10回目
第三章 自己の軌跡3 「純粋な関係性の理論と実践」「純粋な関係性の理論と実践」の内容についての理解とディスカッションテキストpp.97-110を精読して、要約し、何が問題かを把握しておく
第11回目
第三章 自己の軌跡4 「身体と自己実現」「身体と自己実現」他の内容についての理解とディスカッションテキストpp.111-122を精読して、要約し、何が問題かを把握しておく
第12回目
モダニティ、自己アイデンティティに関する具体的テーマの考察1各自が具体的なテーマを選び、ギデンズの理論の実証を試み、プレゼンし、ディスカッションをする期末課題としての小論文を書き、その内容を口述発表するための準備をする
第13回目
モダニティ、自己アイデンティティに関する具体的テーマの考察2各自が具体的なテーマを選び、ギデンズの理論の実証を試み、プレゼンし、ディスカッションをする期末課題としての小論文を書き、その内容を口述発表するための準備をする
第14回目
モダニティ、自己アイデンティティに関する具体的テーマの考察3各自が具体的なテーマを選び、ギデンズの理論の実証を試み、プレゼンし、ディスカッションをする期末課題としての小論文を書き、その内容を口述発表するための準備をする
第15回目
総括ギデンズ以外の社会学者の見解を比較対照する小論文を作成した際に、参照したギデンズ以外の社会学者の論文をもとに、ギデンズとの考え方の相似点や相違点をまとめてみる

教科書
アンソニー・ギデンズ著 秋吉美都他訳 2005『モダニティと自己アイデンティティ―後期近代における自己と社会』 ハーベスト社
参考文献
アンソニー・ギデンズ著 松尾精文他訳 1993 『近代とはいかなる時代か?-モダニティの帰結』而立書房
成績評価方法
試験(授業で学習した内容の確認、第16週目に実施予定、40%)、小論文(ギデンスの理論をもとに身の回りに見られる具体的な文化的事象をテーマにして考察する。40%)、授業態度(文献理解度、発表の完成度、ディスカッションへの参加度など、20%)を総合して評価をつける。
そのほか受講者への指示/メッセージ
資料や課題はBlack Board上を使用して掲示や回収をおこなう。


更新日:01/19/2009
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