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社会学

科目
社会学
区分
人間学科科目群
授業コード
510101851000245101062
開設セメスター
2S
曜日・時限
秋 月/78秋 木/34
単位数
2単位
担当者名
太田 拓紀
授業の概要
 人間の理解には、社会がどのように構成されているのかという視点が欠かせません。人間のありようは、属している社会のあり方によって、ある程度まで規定されているのです。社会学はさまざまな領域を対象にして、社会のあり方とそれに相関する人間の行為について考えてきました。つまり、社会学は社会を対象とする学問領域であるとともに、そこに生きる人間の理解をも射程にしています。
 この授業では、さまざまな具体例を紹介しながら、社会学の理論や概念を説明できるようになることを目的とします。重ねて、社会学における調査の基本的な考え方や方法論を習得し、調査の実践に生かせるようにします。最終的には、社会学的なものの見方を獲得し、さまざまな社会的問題について主体的に考察できるようになることをめざします。
到達目標
1.社会学における重要な理論や概念を説明できるようになること。
2.社会学における調査の基礎的な考え方、方法論を習得し、社会調査の実践に生かせるようになること。
3.社会学的なものの見方や解釈の方法を獲得し、さまざまな社会的問題について主体的に考察できるようになること。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
イントロダクション 社会学の対象と方法・序論-デュルケムとウェーバー-社会学とはどのような学問か、可能な範囲で調べてきてください。
第2回目
社会学の歴史(1) 実証主義的アプローチとその展開「実証主義的アプローチ」とは何か、調べてきてください。
第3回目
社会学の歴史(2) 解釈主義的アプローチとその展開「解釈主義的アプローチ」とは何か、調べてきてください。
第4回目
社会調査法(1) 社会調査の種類/問題設定と分析の基本的方法社会調査の意義について、調べてきてください。
小レポートに取り組んできてください。
第5回目
社会調査法(2) 量的調査の方法論-サンプリング・統計的検定-量的調査とはどのようなものか、調べてきてください。
第6回目
社会調査法(3) 質的調査の方法論-インタビュー・生活史法・参与観察-質的調査とはどのようなものか、調べてきてください。
第7回目
行為と集団 行為・社会集団の類型行為や社会集団の類型にはどのようなものがあるか、調べてきてください。
第8回目
社会階層論階層の諸類型と格差社会の問題社会階層とは何か、調べてきてください。
小レポートに取り組んできてください。
第9回目
都市と地域の社会学アーバニズム論とコミュニティ論の展開都市と農村の人間関係の違いについて、調べてきてください。
第10回目
ジェンダー「女らしさ」と「男らしさ」・性別役割分業「性」と「ジェンダー」の違いについて、調べてきてください。
第11回目
家族の社会学近代家族の誕生とその変遷近代家族の特徴について、調べてきてください。
第12回目
教育の社会学メリトクラシーの変容-教育と選抜-「メリトクラシー」とは何か、調べてきてください。
小レポートに取り組んできてください。
第13回目
社会的逸脱論逸脱のメカニズム-ラベリング論とボンドセオリー-「社会的逸脱」について、調べてきてください。
第14回目
産業と労働労働環境の変遷とフリーター問題最近の労働に関わる問題について、調べてきてください。
第15回目
福祉と社会人口変動と高齢化社会日本の高齢化の現状について、調べてきてください。

教科書
特に指定しませんが、授業においては毎回資料プリントを配布します。
参考文献
松田健,2008,『テキスト現代社会学〔第2版〕』ミネルヴァ書房。
大谷信介ほか編著,『社会調査へのアプローチ 論理と方法』ミネルヴァ書房。
友枝敏雄・正村俊之・竹沢尚一郎・坂本佳鶴恵,2007,『社会学のエッセンス 新版』有斐閣。
成績評価方法
平常点(出席、小レポートなど)30%、定期試験70%、で評価します。
小レポートを随時課していきますので、積極的に取り組んでください。
そのほか受講者への指示/メッセージ
 授業では小レポートという形で課題を出します。基本的な社会学の方法論と社会学的なものの見方を把握すれば、社会の別の側面が見えてくるのではと考えています。積極的に参加して、「社会学的想像力」を養っていただきたいと思います。


更新日:02/17/2009
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