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言語習得論

科目
言語習得論
区分
国際言語文化学科科目群
授業コード
5110025
開設セメスター
6S
曜日・時限
秋 木/34
単位数
2単位
担当者名
高橋 貞雄
授業の概要
応用言語学の領域の中で、第2言語習得(SLA: Second Language Acquisition)をテーマにした研究を行う。授業では言語習得にかかわる様々な側面に焦点をあて、発展的な研究の可能性を示す。言語習得は、一人ひとりの学習目的・動機・性格・学習スタイルなどによって成果に大きな差を生む可能性がある。ここでは、授業の参加者が自分の学習を改善したり、効果的な指導法の手がかりを得ることを第一義的な目標にする。
到達目標
自らが言語学習者であることを認識し、第言語習得にかかわる様々なメカニズムを理解することができる。また、学習した事柄を自分の言語学習の改善に応用することができる。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
ガイダンス:第2言語習得研究の意義 授業の説明、導入的講義1.自分の言語学習を検証し、改善する意欲を持つこと
2.言語習得に影響を及ぼす様々な要因について、確実に学ぶこと
3.毎回の授業ごとにJournal を書く課題があるので、それを確実に仕上げていくこと
4.毎回、予定された項目を予習をしてから臨むこと5.最終授業に自己評価を盛り込んだポートフォリオを提出する。
第2回目
自分はどのような学習者か? 第2言語を学習するものとして、自分はどのような学習者であるかを確認する。BBで配信される資料を読んでおくこと
第3回目
自分の学習スタイルの発見 学習スタイルはひとによって異なる。その中で、自分が今までに取り入れてきた学習スタイルを検証する。BBで配信される資料を読んでおくこと
第4回目
右脳派と左脳派 右脳と左脳が言語学習にどのような役割を果たしているかを知る。BBで配信される資料を読んでおくこと
第5回目
動機付けとゴールの設定 動機とゴール設定が、言語習得の成果にどのような成果をもたらすかについて知る。BBで配信される資料を読んでおくこと
第6回目
自信と不安 言語学習を行う上で、自信と不安がもたらす影響を知り、学習を改善するための方策を考える。BBで配信される資料を読んでおくこと
第7回目
言語学習とリスク 言語使用、とりわけコミュニケーションなどの場面などにおいてリスクはつきものである。リスクをおかす意義について学ぶ。BBで配信される資料を読んでおくこと
第8回目
言語学習のIQ言語学習に適性があるかどうか、あるとしたらそれはどのようなものであるか、について知る。BBで配信される資料を読んでおくこと
第9回目
母語の影響第2言語習得は第1言語習得(母語習得)を終えた後に行う。そのため、文法や発音などの面で影響がでる可能性がある。その点について具体的に検証する。BBで配信される資料を読んでおくこと
第10回目
第2文化の学習第2言語を学習することは、第2の文化を学習することでもある。言語と文化のかかわりについて学ぶ。BBで配信される資料を読んでおくこと
第11回目
一人ひとりの学習ストラテジー第2言語学習のアプローチは一人ひとり異なる。優れた言語学習者のストラテジーを応用する可能性について考える。BBで配信される資料を読んでおくこと
第12回目
グループ・ストラテジー集団で言語を学習するメリットは何か、その応用可能性について考える。BBで配信される資料を読んでおくこと
第13回目
テスト・ストラテジーテストを受けるときにどのようなストラテジーを取っているかについて検証する。BBで配信される資料を読んでおくこと
第14回目
総括第2言語習得の発展的な研究学習内容の整理をしておくこと
第15回目
試験試験およびポートフォリオの提出

教科書
H. Douglas Brown, 2002. Strategies for Success -A Practical Guide to Learning English. Longman.
参考文献
Rod Ellis, 1997. Second Language Acquisition. Oxford University Press.
その他は随時指示する。
成績評価方法
授業への参加度、Journal 及び試験によって評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ


更新日:01/11/2008
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