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認知科学

科目
認知科学
区分
リベラルアーツ学科科目群
授業コード
5130004
開設セメスター
6S
曜日・時限
秋 月/56
単位数
2単位
担当者名
梶川 祥世
授業の概要
認知科学は一言で言うならば、「心」の総合的な探求を目指す。特に、(1)心-認知活動の働きを分析し、(2)コンピュータ的モデルを用いて理解し、 (3)言語学・認知心理学・脳科学・人工知能・脳科学といった分野の学際的研究である。既に『知識と思考』の授業において、学習・記憶・言語の基礎を学んだが、今回は、コンピュータの視点から特に学習に係る領域を学び、さらに言語・読み書く話すといった領域と脳の働きの係りについて、さらに応用的な学習をする。
到達目標
認知科学における人間の言語と認知発達についての理解と問題意識を持つと共に、人工知能やコンピュータ科学で考えられている、「学習」に焦点を当て、人間と動物、機械の学習のメカニズムについて考察できることを目標とする。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
ガイダンス シラバスを熟読しておく
第2回目
イントロダクション 認知科学を概観する。『認知科学』についてのトピックを、Webで調べておく
第3回目
「学習」するということ (1) ・ヒト「学習」と機械の「学習」の違い
・機械が学習するとは?
「学習」についてのトピックを、Webや新聞などで調べてくる。
第4回目
「学習」するということ (2) ・ヒト「学習」と機械の「学習」の違い
・機械が学習するとは?
第5回目
心を持つ機械 ・心のシミュレーションとしての人工知能
・伝統的AIからコネクショニスト・モデルによる心のシミュレーション
「人工知能」についてのトピックを、Webや新聞・雑誌などで調べてくる。
第6回目
脳の構造 ヒトの認知機能を司っていると考えられる脳の構造を見ることで様々な認知機能がどのように処理されているかを学ぶ「脳の構造」についてのトピックを、Webや新聞・雑誌などで調べてくる。
第7回目
感覚情報処理と注意 視覚や聴覚、嗅覚などの感覚情報処理のシステムとそれら感覚情報処理同士の関係を学ぶ「脳における感覚情報処理」についてのトピックを、Webや新聞・雑誌などで調べてくる。
第8回目
中間試験
第9回目
空間認知と方向音痴アンケート調査では約半数の人たちが自分は方向音痴だと思っている結果が出ているが、方向音痴の原因は明らかにされていない。ヒトの空間認知能力と方向音痴の関係や、方向音痴の計算機モデルなどについて学ぶ。「空間認知」「方向音痴」というキーワードを使って、トピックをWebや新聞・雑誌などで調べてくる。
第10回目
言語の獲得・発達と脳の働き(1)生成文法理論・言語心理学の立場から、言語の獲得・発達の脳の働きについて学習
第11回目
言語の獲得・発達と脳の働き(2)生成文法理論・言語心理学の立場から、言語の獲得・発達の脳の働きについて学習
第12回目
読む・書く・計算する力と脳の働き(1)・人間は、いったいどのようにして文や文章を理解しているのか。
・文章理解はどのような知識にもとづいているのか。
参考文献:
内田伸子(1994)『読む書く話すの発達心理学』放送大学教育振興会を読む
第13回目
読む・書く・計算する力と脳の働き(2)・人間は、いかに文を産出するのかを理解する。
・読みの過程は、日本語と英語では異なるのか?
内田伸子(1994)『読む書く話すの発達心理学』放送大学教育振興会を読む
第14回目
コミュニケーションできない脳言語能力と認知能力とはそれぞれ独立した能力なのか?コミュニケーション障害から認知のメカニズムを探る。どんなコミュニケーション障害があるのか、Webや本・雑誌などで調べる。
第15回目
期末試験

教科書
授業中に配布
参考文献
Mind Hacks―実験で知る脳と心のシステム (単行本)
トム スタッフォード (著), マット ウェッブ (著), Tom Stafford (原著), Matt Webb (原著), 夏目 大 (翻訳)
成績評価方法
試験(中間試験と定期試験)および出席状況を総合的に判断。
そのほか受講者への指示/メッセージ
日頃から、新聞・雑誌、Webその他を参考にして、認知科学に関わる記事を積極的に収集し、人や機械の心の働き対する関心を高めて欲しい。


更新日:
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