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西洋文化史

科目
西洋文化史
区分
国際言語文化学科科目群
授業コード
11100045110003
開設セメスター
3S4S
曜日・時限
春 月/78秋 月/78
単位数
2単位
担当者名
田代 葆
授業の概要
西洋・ヨーロッパ文化・文明の姿を、芸術・文芸の分野を中心に、その独特な展開と伝播、変容の姿を、視覚的な資料をもとに概観します。時として、芸術史の分野と交差する場合もありますが、主眼はヨーロッパ文化の歩みにあります。長い歴史の中で培われ、現れては消える文化の興亡を映像を主体とするプレゼンをもとに、解説します。そして、アジアの文化・文明との比較も行います。
到達目標
西洋(ヨーロッパ)文化のごく大雑把な理解を軸にして、最終的にはアジアの文化をよりよく理解し、比較検討できるようになることです。さらには、日本文化の独自性に気づくことも必要です。比較を通して世界を見渡せれば、と考えます。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
古代ギリシャ・ローマ文化について- I - 「文化」とは何か、を定義しながら、文化の成立と発展の源泉としての古代ギリシャ・ローマの文化を眺めます西洋文化の土台をよく理解してください
第2回目
古代ギリシャ・ローマ文化について- 2 - 古代ローマ文明・文化の拡大に焦点をあてます。そしてキリスト教の発生を概観します 古代ローマ文明・文化の拡大に焦点をあてます。そしてキリスト教の発生を概観します 文化の拡散と言うことに視点を向けてください
第3回目
キリスト教文化について キリスト教文化を絵画その他を見ながら学びます「絵画言語」というものに目を向けたください
第4回目
西洋中世の文化について 数百年にわたる「中世」世界の文明を眺めます 数百年にわたる「中世」世界の文明を眺めます 中世世界の独特な死生観、人生観、時間的な流れ等に着目してください
第5回目
西洋ルネッサンスの文化/芸術について- 1 - ルネッサンスの定義からはじめ、宗教改革に至る文化・精神史を学びます ルネッサンス文化の光と闇の部分を理解してください
第6回目
西洋ルネッサンスの文化/芸術について- 1 - ダ・ヴィンチを中心に 「文化」における「芸術」のありかたを、イタリア・ルネッサンスをもとに考えます同上
第7回目
15世紀ヨーロッパの文明の特徴をフランドル絵画から展望します。(レポートの指示を出します) フランドル、あるいは北方美術に見られる独特な世界(感)を解説しますイタリア・フランス・ドイツ・オランダ・ベルギーそしてイギリスが歴史と文化の面で横並びになることに気づいてください
第8回目
16世紀から17世紀に至る西洋文明を辿ります。(レポートを回収します)主として「フランス文化」を取り上げます 「宮廷文化」とは何か、考えてください
第9回目
フランス大革命に至る道筋を辿ります新たな市民社会と文化の成立に目を向けます 「革命」は瞬時に起きるものではないと言うことを理解してください
第10回目
18世紀のヨーロッパ文化からナポレオンの文化 ナポレオンの作り出した「文化」とは何か、を説明しますナポレオンの存在が以後の世界に何を残したか、がテーマです
第11回目
19世紀のヨーロッパ文化 - 1-産業革命・近代資本主義等の新たな流れが、西欧社会の基盤を揺るがす経過を展望します 新たな文化が、新たな市民層によって支持され、広まっていく過程に注目してください
第12回目
19世紀のヨーロッパ文化 - 2 -文化としての新たな芸術の流れを概観します同上
第13回目
20世紀のヨーロッパ文化- 1- 2度におよぶ「大戦」を軸に、ヨーロッパ文化そのものの変容を眺めます 戦争と文化の微妙な連鎖反応に直目してください
第14回目
20世紀のヨーロッパ文化- 2-「まとめ」を兼ねて20世紀のヨーロッパ文化を眺めます 大雑把に「時代」を掴んでください
第15回目
比較文化とは(レポートの指示を出します)例として、モンテーニュ(フランス16世紀)と同時代の日本とを比べてみます視野を広げてください

教科書
使用しません
参考文献
講義中に提示します
成績評価方法
レポート(2回提出)、および任意の提出物を総合して評価します
そのほか受講者への指示/メッセージ
芸術史の授業ではありませんが、比較的時代の芸術、「絵画」を重要視します。絵画芸術に興味のある方々の受講を望みます


更新日:01/10/2009
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