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ヒューマン・サービス

科目
ヒューマン・サービス
区分
リベラルアーツ学科科目群
授業コード
1130003
開設セメスター
5S
曜日・時限
春 月/34
単位数
4単位
担当者名
阿久津 正大
授業の概要
この講義では、人にやさしいハードウェアやソフトウェアをつくり出すエルゴノミクス(人間工学)について、その基礎から応用までを学びます。とくに講義では、ヒュ-マンファクタを実際に応用するセンスと実践力を養うために、エルゴノミクスの考え方と、身体・心理・生理諸機能の計測評価法や調査実験法など技法を中心に学びます。講義後半は、製品や視環境のデザイン、快適作業システムのデザインにおける応用、ユニバーサルデザインの応用事例の学びを通して、人にやさしい製品やサービスをデザインする実践力を養います。
到達目標
エルゴノミクス(人間工学)のねらいや考え方を理解し、エルゴノミクスの原則に基づくデザインを行うのに必要な知識や方法論-エルゴノミクスの考え方、人間の諸特性の基礎知識、人間特性や人間を含む系の計測評価技法、エルゴノミクスデザインアプローチ、人的要因の技術応用のしかた、ユニバーサルデザインの方法-を習得することが目標である。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
オリエンテーション エルゴノミクス(人間工学)の目標と具体的な授業内容の紹介配布するシラバスを確認しておく
第2回目
エルゴノミクスの考え方 エルゴノミクスの考え方、マン-マシンシステムモデルとエルゴノミクスの適用対象 テキストP4~6を熟読しておくこと
第3回目
人間の生理特性の基礎 人間の器官と機能、人間の器官の相互関連モデル、恒常性の維持テキストP7~11を熟読しておくこと
第4回目
人間の心理特性の基礎 受容器の基本特性、認知過程、反応時間、錯覚、パーソナリティ(感情と情緒、欲求と動機づけ、性格)テキストP12~15を熟読しておくこと
第5回目
人間の身体特性の基礎 身体寸法とプロポ-ション、関節可動角度、補助動作と作業域、動作経路と動作時間、力(人が力を加える能力)テキストP16~19を熟読しておくこと
第6回目
エルゴノミクスデザインアプロ-チ エルゴノミクスデザインアプロ-チ、個人差・個人内変動とその対応のしかた テキストP20~22を熟読しておくこと
第7回目
エルゴノミクスの技法(1)-身体計測とその応用 測定の基礎、身体・姿勢計測の基礎、身体寸法情報の機器デザインへの技術応用テキストP23~29を熟読しておくこと
パーセンタイルの扱いに精通されたい
第8回目
エルゴノミクスの技法(2)-心理機能の測定と応用 心理定数の求め方(精神物理学的測定法)、質問紙の作成法と既製の質問紙法、心理情報による製品評価 テキストP30~37を熟読しておくこと
第9回目
エルゴノミクスの技法(3)-生理機能の計測と応用生理機能の種類と計測法、生心理情報による生体負担の評価テキストP38~45を熟読しておくこと
第10回目
エルゴノミクス調査実験法と課題レポートの講評 エルゴノミクスの調査・実験計画の立てかた、椅子のエルゴデザイン課題レポートの講評 テキストP46~48を熟読しておくこと
第11回目
システムの信頼性と安全性 ヒューマンエラーと異常事態への対応、システムの信頼性、人的信頼性解析テキストP49~53を熟読しておくこと
第12回目
人間情報処理系のエルゴノミクス適用事例 ヒューマンインターフェイスの人間工学―コンピュータ視覚表示装置や視環境を設計するうえで考慮されている人間工学的諸問題の実例を解説テキストP54~55を熟読しておくこと
第13回目
作業システム設計のエルゴノミクス適用事例快適作業システムのエルゴノミクスデザインの実例の解説テキストP56~59を熟読しておくこと
第14回目
ユニバーサルデザイン(1)ユニバーサルデザインの基礎テキストP60~72を熟読しておくこと
第15回目
ユニバーサルデザイン(2)ユニバーサルデザインの実践事例の解説、授業のまとめテキストP73~80を熟読しておくこと

教科書
エルゴノミクス講義ノート/阿久津正大/制作本。第1回授業時に配本予定(時価、目安500円前後)
参考文献
エンジニアのための人間工学/小松原明哲ほか/日本出版サービス/2,864円+税、必要に応じて紹介する。
成績評価方法
第2回~第11回、第14回の授業範囲を期末試験(80%)により評価する。第7回の一部・第11回・第12回・第13回の部分はレポートにより評価(20%)し、本学の成績評価基準により最終成績を評価する。期末試験は試験期間中に実施する。
そのほか受講者への指示/メッセージ
講義の全体像が把握できますので、第1回目の授業には必ず出席してください。
連絡がある場合はE-mailにてお願いします。連絡先E-mail:akutsu@eng.tamagawa.ac.jp


更新日:01/19/2009
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