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現代社会と観光産業

科目
現代社会と観光産業
区分
比較文化学科科目群
授業コード
11200525120051
開設セメスター
3S4S
曜日・時限
春 水/34秋 水/34
単位数
2単位
担当者名
工藤 政博
授業の概要
ここ数年、観光(ツーリズム)が文化交流、経済活性化の担い手として注目を浴びている。本授業では、入門編として観光および観光業界に関する基礎的な知識を習得するとともに若者の消費離れ、旅行離れがどう観光産業に影響を及ぼしているのかを検証し、観光産業の抱える問題点とこれからの展望について考察する。また地方経済活性化の切り札として地方自治体が取組んでいる外国からの観光誘致プロモーション、特に上位を占める韓国と台湾からの外客誘致について事例研究する。
到達目標
現代社会における観光・観光産業および国の観光政策について学習し、観光全般に関する入門編として基礎的な知識を習得することができる。また旅行形態の変化や若者の消費離れについて考察することにより、今後の観光産業のあり方について理解を深めることができる。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
ガイダンス 授業計画と進め方の説明テレビ、新聞、雑誌などを通して観光(政治経済文化を含む)に関する記事、ニュースに関心を持つこと。
第2回目
観光とは何か?
観光の歴史と現代的意義
なぜ近年、観光庁が設置され観光推進が叫ばれているのか、国の観光政策と関連づけて検証する。
観光、ツーリズム産業、ホスピタリティー産業とは?
日本の観光の歴史、世界の観光の歴史について学ぶ。
テレビ、新聞、雑誌などを通して観光(政治経済文化を含む)に関する記事、ニュースに関心を持つこと。
第3回目
わが国の観光旅行の現状 我が国の国内観光旅行と海外観光旅行の現状、市場規模と今後の展望を統計資料に基づいて考察する。
・余暇と旅行、旅行形態の変化、国内旅行、
・日本人海外旅行者数の推移
テレビ、新聞、雑誌などを通して観光(政治経済文化を含む)に関する記事、ニュースに関心を持つこと。
第4回目
少子高齢化と観光 若者の旅行離れがなぜ起こっているのかを若者の消費行動(消費離れ、車離れなど)と関連づけて検証し、旅行業界に及ぼす影響について考察する。
「小レポート課題提示」
テレビ、新聞、雑誌などを通して観光(政治経済文化を含む)に関する記事、ニュースに関心を持つこと。
第5回目
訪日外国人旅行の現状(1) 訪日旅行の現状とビジットジャパンキャンペーンなどの外国人観光客誘致に向けた様々な取り組みについて学ぶ。テレビ、新聞、雑誌などを通して観光(政治経済文化を含む)に関する記事、ニュースに関心を持つこと。
第6回目
訪日外国人旅行の現状(2) アジアからのインバウンド動向について検証する。
(韓国、台湾、中国からの観光客誘致)
テレビ、新聞、雑誌などを通して観光(政治経済文化を含む)に関する記事、ニュースに関心を持つこと。
第7回目
観光資源と観光振興(1) 2回にわたって観光地、観光資源について学習する。第7回は観光資源と保護、景観法、世界遺産、温泉と観光、都市観光などについて学ぶ。テレビ、新聞、雑誌などを通して観光(政治経済文化を含む)に関する記事、ニュースに関心を持つこと。
第8回目
観光資源と観光振興(2)第8回はリゾートとテーマパーク、祭りとイベント、産業観光について学ぶ。テレビ、新聞、雑誌などを通して観光(政治経済文化を含む)に関する記事、ニュースに関心を持つこと。
第9回目
新しい体験型ツーリズム旅行形態が単なる観光旅行から体験型に変わってきている。近年注目を浴びているエコツーリズム、グリーンツーリズム、産業観光の歴史的背景と現状を各地の事例を通して学習する。テレビ、新聞、雑誌などを通して観光(政治経済文化を含む)に関する記事、ニュースに関心を持つこと。
第10回目
地域経済と観光産業地方経済活性化の切り札として期待される観光業、果たして現実はどうか?各地の事例を通してその実情を把握する。
「小レポート課題提示」
テレビ、新聞、雑誌などを通して観光(政治経済文化を含む)に関する記事、ニュースに関心を持つこと。
第11回目
旅行業と観光産業旅行業から文化交流事業に転換したJTBを例に、
旅行業界の実情、旅行業の役割と法的規制、ネット社会と旅行市場などについて学ぶ。
テレビ、新聞、雑誌などを通して観光(政治経済文化を含む)に関する記事、ニュースに関心を持つこと。
第12回目
宿泊業、テーマパークと観光産業温泉地における旅館業の実態、旧来型の経営の行き詰まり、都市部での外資系ホテルチェーンの進出、一人勝ちのTDLなどについて学ぶ。テレビ、新聞、雑誌などを通して観光(政治経済文化を含む)に関する記事、ニュースに関心を持つこと。
第13回目
航空、鉄道事業と観光産業航空業界の現状および観光との関わり、JR東日本など鉄道会社の観光への取り組みについて学習する。テレビ、新聞、雑誌などを通して観光(政治経済文化を含む)に関する記事、ニュースに関心を持つこと。
第14回目
政府観光局と観光振興日本政府観光局や各国の政府観光局が行っている観光促進施策について学ぶ。テレビ、新聞、雑誌などを通して観光(政治経済文化を含む)に関する記事、ニュースに関心を持つこと。
第15回目
まとめ現代社会における観光の役割とこれからの観光産業のあり方について再度レビューし、若者が旅行するにはどういう方策があるのかまとめる。テレビ、新聞、雑誌などを通して観光(政治経済文化を含む)に関する記事、ニュースに関心を持つこと。

教科書
適宜、事業中に資料を配布する。
参考文献
「観光概論」(株)JTB能力開発(特に購入の必要はありません)
成績評価方法
授業の参画度20%、小レポート30%、期末試験50%
そのほか受講者への指示/メッセージ


更新日:02/18/2009
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