授業計画 | テーマ | 内容 | 学習課題 |
第1回目 | Introduction | 言語学と応用言語学 Linguistics & Applied Linguistics
応用言語学の領域
The Scope of Applied Linguistics | 比較文化学科の学生は1年次の「現代社会と言語」の内容を復習して授業に臨むとよい。 |
第2回目 | 歴史的概観 | なぜ応用言語学が必要になったのか? 応用言語学が独立した学問領域として認知されたのはいつごろか? その後どのような発展を遂げてきたか? 言語の学習についてこれまでどのようなことが言われてきたか? | Study GuideおよびBB上の指示に従って予習をしておくこと。なお、毎週のFeedbackは授業前日の正午までに投稿することを忘れずに。 |
第3回目 | 言語能力とは | 言語能力とコミュニケーション能力
Linguistic Competence and Communicative Competence | |
第4回目 | 言語習得と年齢 | 第一言語獲得
First Language Acquisition
言語と神経科学
Language and Neuroscience
個人バイリンガリズム
Individual Bilingualism | |
第5回目 | 第一言語獲得と第二言語習得 | 第二言語習得理論
Theories in Second Language Acquisition | |
第6回目 | 言語習得と認知、心理的要因 | 学習のストラテジー Learning Strategies
心理的要因 Affective Factors | |
第7回目 | 言語の学習 | 言語(外国語)教授法
Methods of Language Teaching | |
第8回目 | 言語学習の社会・文化的背景 | 言語と文化の関係 Language and Culture
言語とコミュニティー Language and Community | |
第9回目 | 言語の力 | 言語と科学技術 Language and Science/Technology
言語と情報伝達 Language and flow of information | |
第10回目 | 英語と国際コミュニケーション | 世界の英語 vs. 英語の世界 English in the World vs. The World in English | |
第11回目 | 言語計画と言語政策 | 言語計画と言語政策の事例
Examples of Language Planning and Language Policy
言語教育政策
Language Policy in Education | Book Report 提出期限 |
第12回目 | 言語学を超えて | 言語学とコミュニケーション論
Linguistics and Communications Studies
マルチモダル・コミュニケーション
Multimodal Communication | |
第13回目 | 他領域との連携 | Language and Medicine 言語と医学
Language and Law 言語と法学 | |
第14回目 | 応用言語学を検証する | 批判的応用言語学
Critical Applied Linguistic | |
第15回目 | まとめ | 応用言語学の今後
The future of Applied Linguistics | |
教科書 | 教科書は使用しないが、以下の参考文献のうち1冊は手許に用意しておくとよい。なお開講時にBB上でStudy Guideを配布する。これにはテーマごとの参考文献が記されているので、それをもとに予習をしておくことが重要である。 |
参考文献 | Brown, H. D. 2008. Principles of Language Learning and Teaching. New York: Pearson Education.
Cook, G. 2003. Applied Linguistics. Oxford University Press
Larsen-Freeman, D. & Cameron, L. 2008. Complex Systems and Applied Linguistics. Oxford: Oxford University Press
Richards, J.C. & R. Schmidt eds. 2002. Longman Dictionary of Applied Linguistics and Language Teaching. Third edition. London: Longman.
Seidlhofer, B. ed. 2003. Controversies in Applied Linguistics. Oxford: Oxford University Press
Widdowson, H.G. 2003. Defining Issues in Applied Linguistics. Oxford: Oxford University Press.
榎本 正嗣他編 2003. 『ことばを調べる』東京:玉川大学出版部
小池 生夫他編 2003. 『応用言語学事典』東京:研究社
村野井 仁 2006. 『第二言語習得研究から見た効果的な英語学習法・指導法』東京:大修館書店 |
成績評価方法 | 1)Book Report: リーディングリストに載っている文献(主として言語に関する一般書)について、授業内容と関連させて纏める(詳細は開講時に指示する)。レポートは指定期日までにBBに投稿し、他の受講者のコメントをもらったり、意見を交換したのち、書き直した上で第11週までに提出する。 30%
2) Discussion Questions & Feedback ブラックボード 20%
3) 期末試験 (事前に問題を発表し、準備の上で試験に臨む) 50%
さらに、第3回目から第12回目の授業の最初の5分間に前の授業の確認小テストを毎時間行う。(正誤問題5問程度)この小テストの点数は直接最終成績には算入されないが、第12回目の小テストを終えた時点で平均点が60%に達しない場合、追加の課題が出され、その提出がなければ期末試験は採点されない。 |
そのほか受講者への指示/メッセージ | 毎週あらかじめ出されたDiscussion QuestionsについてBB上で十分議論してから授業に臨むことが必須である。授業は通常1)前回の確認(小テスト)、2)Discussion、3)講義の順番で行う。 比較文化学科の教職課程受講者は2年次に受講しておくこと。
比較文化学科「現代社会と言語」修了と同程度の知識をすでに持っていることを前提に授業を行う。講義の部分は極力英語で行う。 |