授業計画 | テーマ | 内容 | 学習課題 |
第1回目 | イントロダクション
「一人称で語る-『わたし』の発言」
全員の発表を最後まで聞くため、時間を延長することになると思います。ゼミの後に予定をいれないでおいてください。 | セミナーメンバーによる、それぞれの問題意識を含む自己紹介をしていただきますが、まず、池田修さんの「イメージの花火」法で考え、次に「マインドマップ」で考えて、オリジナリティのある「わたし」の紹介をしていただきます。 | 指示はBlackboard(以下Bb)で行いますので、定期的に確認すること。今回は、BBに掲載されたマインドマップについての参考資料を読んで、実例に目を通してきてください。 |
第2回目 | ひとの色々な呼び名 | 国民、市民、個人、人間、労働者・雇用者、Human Resource (人材)、生産人口・依存人口...どうして「ひと」を表すことばがこんなにたくさんあるのでしょうか、私たちは何を根拠にことばを使い分けているのか、そのあたりから考えはじめましょう。「ひと」を出発点として、そこから共同体や国家がみえてくるとよいのですが。 | 「ひと」をcentral imageとして、マインドマップを描いて4月15日(水曜日)の17時までに教員の研究室(5号館220号室)に提出してください。 |
第3回目 | 国益、ひとの区別の仕方 | 二極化する外国人の受入れを政策を、シンガポールの事例から考え、日本における外国国籍者の受入れについて考えるヒントを得る | Bbで、シンガポールのHuman Resource政策についてのビデオを視聴して、これを日本に置き換えた場合について考えてくること。つぎに、日本で働く外国人のビデオをみて、多様性をとそれぞれの問題点をまとめてくること。ビデオをみていないと、授業でのディスカッションに参加できなくなるので、Bbへのアクセスができた時点から少しずつ視聴を始めて、4月24日のゼミまでに全部見終わっておいてください。 |
第4回目 | ひとの法的保護 | 世界人権宣言にはじまる国際条約にもとづく「ひと」としての保護、国家による「国民」の保護、扶養の義務 | ゴールデン・ウィーク中にグループワークをしてください。各グループで「法的保護」(およびその保護を受けないひと)の具体例を報告してください。 |
第5回目 | 利害関係=甲の薬は乙の毒
文献検索の方法(恐らくコンピュータ演習室に教室移動します。掲示に注意してください。) | 問題分析・関係者分析の技法を深める
インターネット上で文献検索する方法を身につける | Bbに掲載されているPCMハンドブック(日本語版、英語版、ともに2004年)を読んでくること |
第6回目 | 利害調整から共通目標を創出する | ワークショップの技法、問題分析・関係者分析 | Bbと授業中の指示に従うこと |
第7回目 | ログ・フレーム(logical framework) | 論理的整合性を確認しながら、目的を達成する行動の手順を組み立てる | Bbと授業中の指示に従うこと |
第8回目 | 国際協力プロジェクトの事例研究 1 | 実際に使われたプロジェクト文書をPCMに沿って読む | Bbと授業中の指示に従うこと |
第9回目 | PCM(プロジェクト・サイクル・マネージメント) | PDM(プロジェクト・デザイン・マトリックス)から予算とスケジュールを組み立てる | Bbと授業中の指示に従うこと |
第10回目 | 国際協力プロジェクトの事例研究 2 | プロジェクト文書と報告書を、目的適合性から評価する | Bbと授業中の指示に従うこと |
第11回目 | 人間の尊厳と人間の安全保障を、身近な例で考えると? | 国内受け入れ態勢の問題分析と関係者分析 | Bbと授業中の指示に従うこと |
第12回目 | グループ研究 | 玉川大学が所在する町田市、川崎市、横浜市を中心に、身近な受入れ態勢を事例としてグループ研究する | Bbと授業中の指示に従うこと |
第13回目 | グループ研究 | グループ研究の途中経過報告 | Bbと授業中の指示に従うこと |
第14回目 | プロジェクトを選ぶ | 各グループが提案するプロジェクトの長所・短所を見極めながら、全体としてのプロジェクトを一つにまとめる | Bbと授業中の指示に従うこと |
第15回目 | プロジェクト文書 | 与えられた課題を解決するプロジェクトのPDMを、決められた時間内に個人で書き上げられるようになっているだろうか | Bbと授業中の指示に従うこと |