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日本語教育概論

科目
日本語教育概論
区分
比較文化学科科目群
授業コード
11200505120047
開設セメスター
3S4S
曜日・時限
春 水/12秋 水/12
単位数
2単位
担当者名
アイブントッシュ 清水 身江子
授業の概要
日本語教育について考える初めてのコースとして、日本語教育の情勢,教育内容,教育哲学、教授法などを概観する。外国語、または第二言語として日本語を教えるという行為を、英語を学んだ自分の経験をもとにして考えていく。それらの考察の課程で、なぜ自分は日本語教育をやりたいのか、日本語教育を通して何を教えたいのかというすぐには答えのでない課題を常に心の底に秘めておく。
到達目標
ーこれから日本語教育に携わるかもしれない者として学んでいくにあたり、日本語教育とはどんなことをするのかその全体像を今後の土台として描けるようにする。
ー外国語を学ぶということの意義についての考えを深める。
ー今後の研究課題を考える
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
本コースの授業方針の説明
日本語(外国語)教育の教育全体における位置
日本語教育について持っているイメージ、また、学ぶこと、教えることの意味について話し合う。 日本語教育に関する用語の提示。このコースを取ろうと思った動機を1ページの用紙に書いてくる。授業で提出。
第2回目
日本語教育の情勢 前回提示された概念を結びつけながら日本語教育の情勢の全体像を把握する。特に日本における日本語教育(JSL)に焦点をあてる。前回示された用語を線で結びつけてくる。
第3回目
日本語教育の情勢 国外における日本語教育(JFL)を日本の英語教育と比較しながら考える。
第4回目
日本語教育/外国語教育の意義,目的,使命
第5回目
日本語教師の資質 日本語教師に求められる資質とは何か、自分はどんな日本語教師になりたいか補足教材冊子にある質問事項に答えてくる。
第6回目
ESL/EFL教授法の外観 GrammarTranslation/Audio-Lingual/Direct/Method/Natural Approach等の教授法を実演、考察する。日本語教育を学ぶ、6章「様々な外国語教授法」を読んでくる。
第7回目
練習と実践との関係 日本語/英語がうまくなりたいと言う時、具体的にどんな言語能力を目指しているのか、練習と実践とは外国語の習得において何を意味し、どう作用するを考える。日本語クラスのビデオを見る。外国語を学んだ時の「練習」と「実践」ということについての自分の持つ
イメージを考えてくる。
日本語を学ぶ、7章をクラスのあと宿題で読む
第8回目
実際何をどう教えるかいろいろの教科書、教材を比較する。補足教材冊子の教科書から抜粋された章を読んでくる。日本語教育を学ぶ、4章(p。65-106)を読んでくる。
第9回目
実際何をどう教えるかグループに分かれ、教科書のアクティビティの一つを先生と学生になって行なってみる。
第10回目
実際何をどう教えるかホーリスティックな考えに基づいた読みの授業,ゲームを実際に行なってみる。
第11回目
日本語教育における日本語表記の問題日本語の音韻体系と関連させて、4種類の文字(ひらがな,かたかな、漢字,ローマ字)を見る。文字導入活動の一例を実演。4種類の文字は日本語の中でどう使われるか理解を整理してくる。
第12回目
漢字の音と訓、その歴史と使い方日本語学習者にとって難問の一つである漢字の音と訓はどのように現れたか。漢字学習の問題と指導。
第13回目
再び、何をどう教えるか
文単位ではない言語体験
対話レベルでの言語体験、Dialogue Journal Writing
教師の使う日本語の量と質を考える。
第14回目
再び、日本語教師の資質教師の主体性
第15回目
再び、日本語教育/外国語教育の意義,目的,使命一学期間のまとめをする。

教科書
日本語教育を学ぶ  遠藤識枝編 三修社
参考文献
補足教材冊子
成績評価方法
平常点(出席と主体的な授業参加)、JournalWriting,試験の三点からの総合評価。試験は主に、今学期考えてきたいくつかの問題点に対し自分の意見を述べる小論文形式の問題から成る。
そのほか受講者への指示/メッセージ
言われたことだけをするのではなく主体的に授業にのぞみ,常に、語学を学んだ自分の経験と結びつけながら日本語教育のいろいろなテーマについて考える姿勢を期待します。


更新日:02/19/2009
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