科目分類の選択へ   検索    トップページへ    シラバスへ

玉川大学    芸術学部科目    パフォーミング・アーツ学科科目群    専攻科目

舞台照明 【Stage Lighting】
科目の記号/番号:ARP333 セメスター:6S 単位:3
【キーワード】 舞台照明の実際、プランと仕込み
【科目の概要】 まず,台本の研究に始まり,演出方針の把握,劇場の下見と照明設備の把握,稽古の見学,キッカケ表の作成,装置・衣裳との打合せ,マジック・シートの作成,演出スタッフとの打合せ,照明仕込図とキュー・シートの作成,仕込み,そして明かり合せまで,舞台照明のデザインの進め方とそれに必要な技法を学ぶ。実際に照明をデザインし,発想から表現までの過程で生じるさまざまな問題を取り上げ,舞台照明のあり方を論じる。


舞台監督 【Stage Management】
科目の記号/番号:ARP334 セメスター:6S 単位:3
【キーワード】
【科目の概要】 ひとつの舞台を創り上げるには,大勢の人々がそれぞれの役割を担いつつ,ひとつのまとまった集団として機能することが重要であるが,その創造活動のマネージメントが舞台監督の仕事である。したがって,まず演劇創造の仕組みを準備・稽古・本番の流れを追って概観し,その各段階での舞台監督の役割と仕事の内容を把握する。また,舞台監督に関わる各種書類の作成,稽古の進行,各スタッフとの調整,劇場との打合せ,本番の舞台進行などのマネージメントスキルについて学ぶ。


演出 【Stage Direction】
科目の記号/番号:ARP335 セメスター:6S 単位:3
【キーワード】
【科目の概要】 現代におけるパフォーミング・アーツ全域で必要不可欠とされる「演出」という職掌の内容と技術に関して,その基礎となる舞台演出・演出助手について,可能な限り実際的経験を重視して研究する。「パフォーマンス入門」「パフォーマンス」「パフォーマンス上級」という科目と有機的な関連を持つ授業である。具体的には,戯曲選定,戯曲研究,プロダクションの組織化,配役,稽古進行などの実際に即した演出プランを立案し,それを実習して問題点を整理していく。これらの課題追求の前提として,近代演劇以降の演出概念についても学習する。


児童青少年演劇II 【Theatre for Youth II】
科目の記号/番号:ARP336 セメスター:6S 単位:2
【キーワード】
【科目の概要】 実際に児童青少年を観客対象とした作品の創作から上演までを体験する。作品創作にあたってはディバイジング・スタイルといわれる既存の台本がないところから創造活動を展開する創作方法と,スクリプトに基づいて創作する方法との両者を実習を通して体験的に学習し,児童青少年を観客対象とした作品提供の特徴として,時代性に応じた問題提起としての上演と普遍的テーマによるメッセージ提供などそれぞれの特色を探る。同時に上演時の観客反応について調査し考察する。


楽式論 【Musical Form】
科目の記号/番号:ARP337 セメスター:6S 単位:2
【キーワード】
【科目の概要】 和声学および対位法を学習した結果として,さらに読譜力を養成し音楽を理解するために,ここでは抽象的な音が,いかに音楽として構成されているかを考える。基礎楽式のリート形式からロンド形式,変奏形式,ソナタ形式およびフーガ形式までをその範囲として,その構成について明確にしていくことが目的であり,特にベートーヴェンやバッハの作品分析を通して,作品全体の構造を,動機や主題を構成している素材から考察する。音楽における構成素材の意味とそれぞれの素材の関連性について学習する。


舞踊理論 【Theory of Dance and Movement】
科目の記号/番号:ARP338 セメスター:6S 単位:2
【キーワード】
【科目の概要】 舞踊は,そのパフォーミング・アーツとしての特質によれば,演劇と不可分の関係を有している。この授業では,「舞踊史」によって獲得された通史の知識をもとに,理論化された舞踊の概念と,実際の芸術作品との関係を追求していく。理論化は,実際の舞踊作品から導きだされる場合と,人間の身体運動に可能性を追求した結果導き出され,新たなジャンルとして実際の作品創造につながる場合がある。このような作品と理論の関係が講義の中心課題となる。


美学 【Aethetics】
科目の記号/番号:ARP339 セメスター:6S 単位:2
【キーワード】
【科目の概要】 美学という学問は18世紀中ごろの美学者バウムガルテンに起源をもつが,美についての思索は,古来より人間にとって重要な哲学的テーマとして,古代ギリシアの時代から始まり,多くの哲学者によってなされてきている。この授業では,そういった「美」の思索の流れを概観した後,美学における幾つかの基本的な概念,例えば芸術美,自然美,技術美,創造,表現,即興,作品といったような概念を取り上げ,個別的な角度から美学に接近することを試みる。


表現教育論II 【Drama Education Ⅱ】
科目の記号/番号:ARP340 セメスター:6S 単位:2
【キーワード】
【科目の概要】 国内外の表現教育の事例を基に学校教育,社会福祉そして地域における芸術文化活動として具体的に誰を対象にどの様に導入,展開,発展されるかを比較考察しながら各種方法論を習得する。各種方法論を元に各個人の表現技法を用いた実際の指導法についてレッスンプランの立案とその模擬レッスンの実施を行い実践力を習得する。同時に指導者の役割とスタンスや参加者との関係作りについて考察を深めより良き指導者になるための素養を培う。


芸術応用演習II 【Study of Practical Arts Ⅱ】
科目の記号/番号:ARP341 セメスター:6S 単位:3
【キーワード】
【科目の概要】 「芸術応用演習I」で獲得した基礎概念を踏まえた上で,具体的なレッスンプランの作成法について学ぶ。ニーズは何かという確認作業から,レッスンの目的,展開,発展に至るプロセスを体験的に学習する。プロセスの模擬体験によって,自身の芸術活動に関する技術の応用法をいかにして習得するかを見出す。それと同時に各種レッスンメソッドのリサーチを行うなど,応用を行うにあたって必要とされる可能性のある異分野についても考察する。


芸術研究演習II 【Seminar II (Art Study)】
科目の記号/番号:ARP342 セメスター:6S 単位:3
【キーワード】 卒業プロジェクトに向け研究を深める
【科目の概要】 「芸術研究演習I」と同様に,「卒業プロジェクト」を論文ないしフィールドワークで取り組むことを念頭に置いた演習である。「芸術研究演習II」では,各自が卒業プロジェクトのテーマを見出し,それをより明確にすることを主眼とする。「芸術研究演習I」と異なり,「芸術研究演習II」では各学生が主体的にテーマを設定し発表を行ない,論の立て方,進め方,まとめ方等について議論をすすめ,卒業プロジェクトを仕上げるために役立てることを目的とする。


アートマメージメントII 【Arts Management II】
科目の記号/番号:ARP343 セメスター:6S 単位:2
【キーワード】
【科目の概要】 アートマネジメントの具体的仕事について,美術館,博物館,劇場,コンサートホールなどの企画・運営・経営の実際について具体例を通して研究考察する。同時に芸能実演家自身のマネージメントスキルについて海外の事例を用いながらアートマネジメント教育についても概観する。トピックスとして芸術文化関連各種助成金に関する基礎知識や芸術活動をサポートもしくは運営するNPO関係そしてアウトリーチなども取り上げる。


作曲法I 【Method of Composition I】
科目の記号/番号:ARP401 セメスター:7S 単位:2
【キーワード】 声楽曲の創作
【科目の概要】 古典様式にもとづく,調性による声楽曲の作品創作が課題である。詩と音楽の関係,特に日本の作曲家の中で山田耕筰をとりあげ,その歌曲に見られる日本語のもつ抑揚と旋律,それに拍子との関連性をテーマに学習し,旋律におけるモチーフの意味,あるいはリズムの構成と楽節構造,それらを創作の過程で模索しながら,二部から三部構成の声楽作品の創作を行う。同時に,学校教育における歌唱教材を選ぶ基準や創作することの意味について考えていく。


芸術企画演習 【Arts Management Skills】
科目の記号/番号:ARP402 セメスター:7S 単位:3
【キーワード】
【科目の概要】 アートマネジメント研究の発展科目である。芸術企画立案の実際として企画コンセプトの練りこみ作業や実施することによって期待される社会的影響などについて十分な論議を行う。次に実施にあたって直面するファウンドレイジングから広報手段そして実施までの全プロセスのシュミレーションをまず行うことによって実際実務の模擬体験を行う。模擬体験を踏まえたうえで,学部主催パーフォーマンスやエグジィビジョンを実際のフィールドとして実習を行う。


芸術表現演習 【Seminar】
科目の記号/番号:ARP403 セメスター:7S 単位:3
【キーワード】 卒業プロジェクトへの準備と具体化
【科目の概要】 「卒業プロジェクト」に向けての準備を行うゼミナール。それぞれ表現領域の研究テーマを明瞭にし,研究計画の具体化を計るものである。 担当者(研究テーマ):江口正之教授 (声楽)・岡野哲也教授 (器楽)方 勝教授 (舞台美術)・島川聖一郎教授 (現代演劇・演出)・寺田秀彦教授 (器楽)・土居克行教授 (作曲・現代音楽)・小佐野圭助教授 (器楽)・小山 正助教授 (舞踊)・太宰久夫助教授 (表現教育)・法月敏彦助教授 (演劇史・演出)・向山光則助教授 (器楽)・安本高裕助教授 (声楽)・簗 正昭助教授 (演技・演出)・中村岩城講師 (器楽)・菊地芳子助手 (劇場技術)


芸術批評研究 【Study of Art Criticism】
科目の記号/番号:ARP404 セメスター:7S 単位:2
【キーワード】
【科目の概要】 批評は解説ではない。批評には必ず作品の優劣について,価値判断が含まれるからである。しかし,そうした考え方の一方で,優劣を決めなければならないというプレッシャーこそが,性急な判断を導き,また作品に対する眼や耳を曇らせることになる,という考え方もある。そこで,この授業では,できるだけ多くの古今の優れた批評家たちを取り上げて,彼等がこの「価値判断」についてどのように考えてきたかについて検討する。


作曲法II 【Method of Composition II】
科目の記号/番号:ARP405 セメスター:5S 単位:2
【キーワード】 ピアノ曲の創作
【科目の概要】 古典様式によるピアノ作品の創作と編曲法が課題。作曲法Iで学習したモチーフの意味,あるいは旋律やリズムの構成と楽節構造等を再度創作の過程で模索し,また声楽と器楽の表現の相違点等を充分考慮し二部から三部構成の組曲もしくはソナタ形式によるピアノ作品の創作を行う。編曲法については,対位法と和声法による二つの様式に基づくそれぞれの音楽の特徴をとらえた編曲のあり方を学習することを目的とする。また管弦楽法を編曲の課題の中で学習する。


指揮法 【Conducting】
科目の記号/番号:ARP344 セメスター:6S 単位:2
【キーワード】
【科目の概要】 いわゆる“棒さばき”の技術修得を目的とする。このこと自体は自己の音楽を具現するための,ほんの一部にすぎないことは言うまでもないが,“棒さばき”が音楽を表現するための重要なスタート点であることもまちがいない。ここでは指揮の基礎的な運動と諸法則を学び,その基礎技法を実際に応用できることを目的とする。自己の音楽を表現するための様々な技法が自分の心の働きと,どのように結びついて選択されるか研究していく。2台のピアノか,時には小さなアンサンブル・グループを編成して実施する。


伴奏法 【Method of Accompaniment】
科目の記号/番号:ARP345 セメスター:5S/6S 単位:2
【キーワード】
【科目の概要】 音の響きを理解し,旋律に簡単な和音を付けてみることを学習の基本的な目的とする。初見試奏の教材に賛美歌を使い,旋律の美しさと響きを聴くことで和音の進行を理解し,和音付けの基盤となるようにする。基本的な和音を復習しながら,その他の多彩な和音を加え,短い旋律の中にも色々な和音がつけられるという楽しさを感じてもらいたい。この授業では和音記号とコードネームを併用し,目的により使い分けて,中学校音楽程度の曲の移調などに対応できるようにする。


インターンシップ 【Internship】
科目の記号/番号:ARP346 セメスター:5S/6S 単位:2
【キーワード】
【科目の概要】 学生が自らの専攻や将来のキャリアに関連した実社会での実習体験を行うことにより,主体的な職業選択意識を育成し必要な能力を自覚させ,併せて実務的知識の習得を図ることを目的とする。すなわち,公共文化施設や各種法人団体等での実習体験を通して,大学で学修した研究がどのように活かされているか否かなどを考察する力を養い,より創造的で実践的な教育の展開を図る。


卒業プロジェクト 【】
科目の記号/番号:ARP406 セメスター:7S/8S 単位:4
【キーワード】
【科目の概要】 各自の芸術研究を総括する科目である。履修者は,担当指導教員の下で,各々の研究テーマを理論と実践の両面から深く追求していく。その成果を,論文・創作・演奏・制作などの形にまとめ上げる。また,研究方法として必要な場合は,プレゼンテーション(発表)を行う。既得の実技・講義科目に加えて,この科目をバックアップする「芸術応用演習II」「芸術研究演習II」「芸術企画研究」「芸術表現研究」等の履修が大いなる助けとなる。


パフォーミング・アーツ研究 【Study of Performing Arts】
科目の記号/番号:ARP301 セメスター:5S 単位:2
【キーワード】 ゲスト、芸術活動
【科目の概要】 舞台芸術の様々なジャンルで活躍中のゲストに迎え、その芸術活動あるいは芸術支援活動について学ぶ。一般社会で芸術活動を行うことの意味,芸術活動に関わるさまざまな企画運営の現状,公共事業の芸術支援活動,等の講義を通して,芸術活動の現状に触れることにより、視野をひろげつつ、その内容についてより専門的且つ論理的に整理する学習の機会を与えることを目的とする。


作曲III 【Composition III】
科目の記号/番号:ARP302 セメスター:5S 単位:2
【キーワード】 室内楽曲の作品創作
【科目の概要】 室内楽曲の作品創作を課題とする。「作曲II」に続きここでも対位法様式の音楽構成を学習しながら、二つの様式にもとづく総合演習としてソナタ形式等を基本に多楽章形式の作品を創作していく。さらに管、弦、打楽器の奏法や技術論も詳細に積み重ね、新たに管弦楽法として展開していく。また、ここでも創作することの意味について考えることが重要なテーマとなる。後半では現代音楽への導入として12音技法に代表される作曲理論を学習する。


作曲IV 【Composition IV】
科目の記号/番号:ARP303 セメスター:6S 単位:2
【キーワード】 調性音楽の総合演習と無調音楽への試み
【科目の概要】 室内楽曲の作品創作を課題とする。ここでは調性音楽から無調音楽へと課題を展開する。音楽史が調性から無調へと大きく転換していく史上もっとも注目すべき時代の作曲家たちのさまざまな作品を手がかりとして、作曲技法の多様化していく必然性やこの時代の音楽を構成していく諸要素を楽曲分析により学習し、創作することの意味を問いかけながらより創造的な室内楽曲の作品の創作をめざしていく。作品は独奏楽曲から四重奏曲までの範囲とする。


声楽III 【Voice III】
科目の記号/番号:ARP304 セメスター:5S 単位:2
【キーワード】 声域の確立、表現力の充実、発声上の音色、オペラアリアに挑戦
【科目の概要】 これまで積み重ねてきた約2年間の習熟度や、日常の訓練が成果として表れる時である。声域の確立、音色の有無、表現力の豊かさ、取り組み方等演奏能力の全般が試される。教材では、歌曲ロッシーニ、ドニッゼッティの作品、オペラの導入にモーツァルト「フィガロの結婚」「ドン・ジョバンニ」のアリアを歌唱し、モーツァルトの音楽史上の背景、功績を学ぶ。また、アリア部分だけでなく全曲にわたり内容把握を行う。教材がアリアになると高度なテクニックが要求されるので、日々の発声訓練が一層要求される。


声楽IV 【Voice IV】
科目の記号/番号:ARP305 セメスター:6S 単位:2
【キーワード】 オペラ歌唱法、高音域の発声、舞台上の表現方法、ロマン派作曲家
【科目の概要】 発声器官は、この時期において少しずつ安定感が増してくる。「声楽Ⅲ」での古典派オペラの学習を基盤として、各自の声域に適したロマン派以後の作曲家作品に挑戦する。音域は幅広さを要求され、特に高音の発声法を会得するには各自の努力に係わってくる。随時舞台での演奏機会を与える。教材にはコンコーネ25番、パノフカ等の練習曲を使用する。またオペラアリアに加えリート、日本歌曲を学習する。教材曲種が多岐にわたるので、学習者のこれまで以上の意欲を要求する。


鍵盤楽器III 【Keyboard III】
科目の記号/番号:ARP306 セメスター:5S 単位:2
【キーワード】 耳のトレーニング、音楽的フレージング、上手な間の取り方とは。
【科目の概要】 「鍵盤楽器II」の継続として高度な演奏技術の習得を目指す。オルガンにおいてはバッハの中期、後期の作品を中心として、またピアノにおいては、ショパン、リストに代表されるロマン派の作品を中心に教材として取り上げる。この「鍵盤楽器III」においても、レッスンは、常に演奏会を目的に計画される。作曲家とその作品についての知識や楽曲分析などを行い、複数の演奏家による奏法の比較をも含めた総合的な音楽の表現方法について学習する。


鍵盤楽器IV 【Keyboard IV】
科目の記号/番号:ARP307 セメスター:6S 単位:2
【キーワード】 耳のトレーニング、音楽的フレージング、上手な間の取り方とは。
【科目の概要】 「鍵盤楽器III」の継続として高度な演奏技術の習得を目指す。オルガンにおいてはヴィドール、ヴィエルヌ、トゥルヌミールに代表されるフランス近代の作品を中心として、またピアノにおいても、ヒンデミット、シェーンベルクに代表される近現代の作品を中心に教材として取り上げる。この「鍵盤楽器IV」においても、レッスンは、常に演奏会を目的に計画される。作曲家とその作品についての知識や楽曲分析などを行い、複数の演奏家による奏法の比較をも含めた総合的な音楽の表現方法について学習する。


弦楽器III 【Strings III】
科目の記号/番号:ARP308 セメスター:5S 単位:2
【キーワード】 より高度な運弓法と運指法
【科目の概要】 ここでは、当該楽器(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ダブルベースのうちのいずれか)による音楽表現が、ある程度可能な基礎技能を身につけている事が肝要である。さらに高度となる弦楽器のさまざまな奏法や技術を習得しつつ、より創造的な音楽表現の可能性をもとめ、その表現幅を拡大していく事を学習の目的とする。古典派の作品も含め多くのロマン派の作品にもふれさせ、作曲者や作品の文化を含めた内容研究も充実させていく 。


弦楽器IV 【Strings IV】
科目の記号/番号:ARP309 セメスター:6S 単位:2
【キーワード】 特殊な運弓法と運指法、跳弓、ハーモニックス等
【科目の概要】 基礎能力をふまえつつ、弦楽器特有の特殊奏法も加えた表現技術習得を課す。弦楽器自体の完成と共にその奏法も時代とともに変化を見せ、さらにさまざまな表現の可能性と変化を拡げていく。ロマン派の作品以後、近代、現代の作品にもふれようとすると、更に特殊な奏法の習得も必要になる。学習者各自の能力に応じてではあるが、新しい作品の分析、新しい技巧の分析や習得などにも挑戦し、より深い解釈とより豊かな創造性を持って演奏できるように習練する。


管・打楽器III 【Winds and Percussion III】
科目の記号/番号:ARP310 セメスター:5S 単位:2
【キーワード】 音楽的フレージング、時代様式、アナリーゼ研究
【科目の概要】 基礎奏法の練習を継続的に積み重ねていく事は全ての段階で必要であり、管楽器・打楽器においても克服すべきテクニックはまだ数多く残されている。呼吸法においては音楽表現との関係に重きをおいた音楽的フレージングを考えさせ、スケール練習においてもより表現的なスケールを演奏できるまでに高めたい。楽曲演奏においてはロマン派から近・現代の作品を取り上げ、時代様式やアナリーゼ研究も加える。打楽器においても、現代の作品の中から、一人で多くの楽器をかけもちで演奏するマルチパーカッションを取り上げ、重要な課題である、セッティングを工夫し、完成させることを学ぶ。


管・打楽器IV 【Winds and Percussion IV】
科目の記号/番号:ARP311 セメスター:6S 単位:2
【キーワード】 近現代作品、特殊奏法、打楽器アンサンブル
【科目の概要】 各管楽器、打楽器の基礎奏法の発展的、応用的な練習を積ませる。楽曲演奏では近代から現代の作品にも触れさせる。特に現代音楽における特殊奏法は作品に接して初めて練習するものであり、この時期に経験することは将来にとって意義のあることである。打楽器においては、数ある打楽器の中で自分が最も得意とする楽器をみつけ、より深い表現方法を追求する。また、複数の奏者による打楽器アンサンブルを取り入れる。演奏においては、単なる技術の披瀝にとどまらない深い解釈と創造性ある演奏を目指したい。


合唱C 【Ensemble (Chorus) C】
科目の記号/番号:ARP312 セメスター:6S 単位:2
【キーワード】 交響曲第九番
【科目の概要】 ベートーヴェン作曲、交響曲第9番4楽章の合唱パートを教材として取り上げて学ぶ。合唱で歌われるシラーの詩は、人間の自由、平等、博愛をうたったのもであるが、ベートーヴェンはシラーの原詩を解体、再編成して人権をうたうものとして、永遠の命を与えたとされている。この名曲を楽曲分析を交えて研究していく。最終的にはサントリーホールにおいて、オーケストラと共演する。


合唱D 【Ensemble (Chorus) D】
科目の記号/番号:ARP401 セメスター:8S 単位:2
【キーワード】 交響曲第九番
【科目の概要】 ベートーヴェン作曲、交響曲第9番4楽章の合唱パートを教材として取り上げて学ぶ。合唱で歌われるシラーの詩は、人間の自由、平等、博愛をうたったのもであるが、ベートーヴェンはシラーの原詩を解体、再編成して人権をうたうものとして、永遠の命を与えたとされている。この名曲を楽曲分析を交えて研究していく。最終的にはサントリーホールにおいて、オーケストラと共演する。


指揮法 【Conducting】
科目の記号/番号:ARP313 セメスター:5S 単位:2
【キーワード】 棒さばき
【科目の概要】 いわゆる“棒さばき”の技術修得を目的とする。このこと自体は自己の音楽を具現するための、ほんの一部にすぎないことは言うまでもないが、“棒さばき”が音楽を表現するための重要なスタート点であることもまちがいない。ここでは指揮の基礎的な運動と諸法則を学び、その基礎技法を実際に応用できることを目的とする。自己の音楽を表現するための様々な技法が自分の心の働きと、どのように結びついて選択されるか研究していく。2台のピアノか、時には小さなアンサンブル・グループを編成して実施する。


伴奏法 【Musical Accompaniment】
科目の記号/番号:ARP314 セメスター:6S 単位:2
【キーワード】 旋律、和音進行、和音付け
【科目の概要】 音の響きを理解し、旋律に簡単な和音を付けてみることを学習の基本的な目的とする。初見試奏の教材に賛美歌を使い、旋律の美しさと響きを聴くことで和音の進行を理解し、和音付けの基盤となるようにする。基本的な和音を復習しながら、その他の多彩な和音を加え、短い旋律の中にも色々な和音がつけられるという楽しさを感じてもらいたい。この授業では和音記号とコードネームを併用し、目的により使い分けて、中学校音楽程度の曲の移調などに対応できるようにする。


作曲法I 【Method of Composition I】
科目の記号/番号:ARP402 セメスター:7S 単位:2
【キーワード】 声楽曲の創作
【科目の概要】 古典様式にもとづく、調性による声楽曲の作品創作が課題である。詩と音楽の関係、特に日本の作曲家の中で山田耕筰をとりあげ、その歌曲に見られる日本語のもつ抑揚と旋律、それに拍子との関連性をテーマに学習し、旋律におけるモチーフの意味、あるいはリズムの構成と楽節構造、それらを創作の過程で模索しながら、二部から三部構成の声楽作品の創作を行う。同時に、学校教育における歌唱教材を選ぶ基準や創作することの意味について考えていく。


作曲法II 【Method of Composition II】
科目の記号/番号:ARP403 セメスター:8S 単位:2
【キーワード】 ピアノ曲の創作
【科目の概要】 古典様式によるピアノ作品の創作と編曲法が課題。作曲法Iで学習したモチーフの意味、あるいは旋律やリズムの構成と楽節構造等を再度創作の過程で模索し、また声楽と器楽の表現の相違点等を充分考慮し二部から三部構成の組曲もしくはソナタ形式によるピアノ作品の創作を行う。編曲法については、対位法と和声法による二つの様式に基づくそれぞれの音楽の特徴をとらえた編曲のあり方を学習することを目的とする。また管弦楽法を編 曲の課題の中で学習する。


演技III 【Acting III】
科目の記号/番号:ARP315 セメスター:5S 単位:2
【キーワード】 キャラクタリゼーションの深化、しぐさの発見
【科目の概要】 「演技入門」「演技I」「演技II」の発展段階として、更に演技についての実践的研究を深めていく。すなわち、キャラクタリゼーションの、より自然な表現の獲得を目指す。教材としては戯曲を使用し、登場人物の人間表現の細部にわたって考究する。登場人物の、いわゆる「しぐさ」の発見にも注目し、人物形象の完成を目指していく。さらに、相手役のリアクションなども検討し、より立体的にキャラクタリゼーション形成を深化させていく。


演技IV 【Acting IV】
科目の記号/番号:ARP316 セメスター:6S 単位:2
【キーワード】 本読み、立稽古、相手役とのコミュニケーション、試演
【科目の概要】 「演技III」に至る基礎から発展の学習をもとに、演技表現を実際の上演(試演)というプロセスの中で学習していく。具体的には、ひとつの演劇作品(戯曲)を教材として取り上げ、「本読み」におけるドラマの理解、登場人物の把握、演技プラン、場面の形成、「立稽古」における相手役とのコミュニケーション、人物配置の検討、「試演」における観客とのコミュニケーションを実践的に研究する。そして、試演後には学習成果をまとめる。


日本舞踊III 【Japanese Dance III】
科目の記号/番号:ARP317 セメスター:5S 単位:2
【キーワード】 稽古、あてぶり、試演
【科目の概要】 「日本舞踊II」における基礎から応用という過程を、さらに発展させて、より高度な振付けによる稽古を行っていく。具体的には、古典邦楽曲を使用して振付けを行い、それを稽古していく。この段階からは、とくに邦楽曲の歌詞の意味を特に重要視して、稽古を重ねていくが、それは日本舞踊が「あてぶり」つまり、曲の歌詞を身体動作で表現していくものだからである。歌詞の意味と姿の美しさをさらに追求し、きちんと一曲の舞踊を発表できるように稽古を重ねていく。


日本舞踊IV 【Japanese Dance IV】
科目の記号/番号:ARP318 セメスター:6S 単位:2
【キーワード】 振付と稽古、衣裳と小道具、発表
【科目の概要】 「日本舞踊III」における基礎から応用という過程を、さらに発展させて、より高度な振付けによる稽古を行っていく。具体的には、古典邦楽曲を使用して振付けを行い、それを稽古していく。歌詞の意味と姿の美しさをよりいっそう追求し、きちんと一曲の舞踊を発表できるように稽古を重ねていくが、一曲の日本舞踊が、どのような音楽的構成であり、どんな衣裳や小道具を用いているのかという実際面も十分に理解し、古典の場合は、初演時の舞台を研究するなど、曲全体の調査も重視する。


伝統芸能III 【Traditional Japanese Theatre III】
科目の記号/番号:ARP319 セメスター:5S 単位:2
【キーワード】 稽古、試演、狂言装束
【科目の概要】 「伝統芸能II」で学習体験した狂言の一作品を仕上げる体験をふまえたうえで、狂言一作品の発表を目的として取り組むと同時に小舞一作品にも取り組む。小舞一作品に取り組むことによって体の動きについてより本格的に稽古を通して学習する。ここで取り上げる狂言一作品はより台詞も多く、動きも多彩な作品である。狂言と小舞に取り組みながら序破急の構造について体験的に深める。発表時は狂言装束を実際に着装することによって狂言装束に関する見識も深める。


伝統芸能IV 【Traditional Japanese Theatre IV】
科目の記号/番号:ARP320 セメスター:6S 単位:2
【キーワード】 稽古、狂言作品、狂言様式、発表と内面性の充実
【科目の概要】 「伝統芸能入門」から「伝統芸能III」までの稽古及び発表経験を踏まえて、その集大成として難易度の高い狂言に取り組む場合と、木下順二作「彦市ばなし」などの近代文学作品の狂言様式による舞台化のいずれかを上演を目的として取り組む。それまでの形式を体でおぼえるということが第一義であったのに対して、ここでは様式のより強固な習得と同時に型と内面の一体構造についてやより繊細でダイナミックな表現技法について探求を深める。衣裳または装束の知識研鑚をより深める。


バレエIII 【Ballet III】
科目の記号/番号:ARP321 セメスター:5S 単位:2
【キーワード】 センターレッスン、ボアントレッスン
【科目の概要】 「バレエII」におけるバレエの基礎修得をもとに、「身体の引き上げ」を研究する。「バレエII」と同様のバーレッスンに加え、センターレッスンとして、跳ぶパ・回転するパを中心とする身体運動を、アダージォ、アレグロ、ワルツというテンポの異なる音楽に合わせて、アンシェマン(組み合わせの動き)を行う。さらに、「身体の引き上げ」の実際をより具体的に知るため、バーを使ったり、センターでポアントレッスンを経験する。


バレエIV 【Ballet IV】
科目の記号/番号:ARP322 セメスター:6S 単位:2
【キーワード】 バレエ作品の試演
【科目の概要】 「バレエI~III」を総括する意味で、繰り返しバーレッスンとセンターレッスンを行い、さらにクラシックバレエの代表的な作品を取り上げて、そのバリエーションを体得し、発表するための準備を行っていく。ここでは、その作品研究をもとに、クラシックバレエの持つ美しさ、形の視覚的・感覚的理解、リズム感、敏捷性、力、柔軟性、持久力、跳躍性、バランス、想像力、表現力、動きの組み合わせなど、重要な事柄を総合的に研究する。


ダンスIII 【Dance III】
科目の記号/番号:ARP323 セメスター:5S 単位:2
【キーワード】 インプロ、デュエット、グループシークエンス
【科目の概要】 「ダンスII」によって理解された「多様な身体の動き」を、さらに深化させていく。方法としては、短い舞踊作品の完成をめざしていくことになるが、その場合、外側からの刺激に対して内側から沸き起こってくる強い衝撃を、まずインプロビゼーションから始め、「多様な身体の動き」によって具体化していく。また、個人ベースで形成されたシークエンスを、デュエットのベースに発展させ、さらにグループのシークエンスへと展開させていく。この段階では、ただ単に身体を動かすというだけでなく、頭脳や心とのバランスをとることが重要となる。


ダンスIV 【Dance IV】
科目の記号/番号:ARP324 セメスター:6S 単位:2
【キーワード】 舞踊作品試演
【科目の概要】 「ダンスIII」までのカリキュラムによって「多様な身体の動き」が可能になった身体は、また、心の動きを雄弁に語ることができる身体でもある。次に、この授業では、いったい何を身体で語らせるかというテーマに移行していく。方法としては、内面の表出に、観客への「伝達」という要素を加え、ひとつのコラボレーションとして仕上げ、さらに観客をむかえた発表を行う。この段階で非常に大切になることは、表現者としては「心」「身体」「頭脳」のバランス、さらに観客という他者を想定した「伝達」である。


西洋演劇理論 【Theory of Western Theatre】
科目の記号/番号:ARP325 セメスター:5S 単位:2
【キーワード】 リアリズム・ロマン主義・エリザベス朝・ギリシャ劇
【科目の概要】 この講義では、西洋の重要な演劇理論の中でも特に古代ギリシャ、エリザベス朝演劇、フランス古典主義演劇、ロマン主義演劇、リアリズム演劇の理論を取り上げる。これを学ぶことにより、西洋演劇とは何かを考える足掛かりとしてほしい。


東洋演劇理論 【Theory of Asian Theatre】
科目の記号/番号:ARP326 セメスター:6S 単位:2
【キーワード】 古典芸能・神楽・猿楽・祭り・民俗芸能
【科目の概要】 演劇や舞踊という舞台芸術を学ぶ上で、この芸術の先輩達によって築かれ、後世に残された「智恵」に触れること、つまり演劇史の知識は、演劇や舞踊というライブな芸術の素晴しさを改めて認識する上でも、また、これから新しい舞台芸術を創造していく過程における無駄な試行錯誤の繰り返しを避けるためにも、非常に大切である。世界で最も多彩なヴァリエーションを保有する日本及び東洋の演劇史のキーワードを中心に具体的な事例を考察していく。


舞踊理論 【Theory of Dance and Movement】
科目の記号/番号:ARP327 セメスター:5S 単位:2
【キーワード】 舞踊の価値/舞踊の変遷
【科目の概要】 舞踊は、そのパフォーミング・アーツとしての特質によれば、演劇と不可分の関係を有している。この授業では、「舞踊史」によって獲得された通史の知識をもとに、理論化された舞踊の概念と、実際の芸術作品との関係を追求していく。理論化は、実際の舞踊作品から導きだされる場合と、人間の身体運動に可能性を追求した結果導き出され、新たなジャンルとして実際の作品創造につながる場合がある。このような作品と理論の関係が講義の中心課題となる。


舞台装置 【Scene Design】
科目の記号/番号:ARP328 セメスター:5S 単位:2
【キーワード】 装置デザイン、台本とプラン、舞台空間、道具製作
【科目の概要】 舞台装置のデザイン。まず、台本の研究に始まり、演出方針の把握、場面の分析と時代考証、資料の収集、基本方針の立案、ラフ・スケッチの作成、演出スタッフとの打合せ、劇場の下見と舞台空間の把握、装置図面の作成、道具帳の作成、模型舞台の製作、そして道具製作の段取りまで、装置デザインの進め方とそれに必要な技法を学ぶ。実際に装置をデザインし、発想から表現までの過程で生じるさまざまな問題を取り上げて、舞台装置のあり方を論じる。


舞台衣裳 【Stage Costume】
科目の記号/番号:ARP329 セメスター:5S 単位:2
【キーワード】 衣装デザイン、台本とプラン、衣装製作
【科目の概要】 舞台衣裳のデザインと製作。まず、台本の研究に始まり、演出方針の把握、登場人物の分析、資料の収集と時代考証、基本方針の立案、俳優附帳とラフ・スケッチの作成、素材の選択、稽古の見学、演出スタッフとの打合せ、デザイン画の作成、衣裳の製作と仮縫い、衣裳パレード、そして舞台稽古まで、舞台衣裳の進め方と必要な技法を学ぶ。実際に衣裳をデザインし、発想から完成までの過程で生じるさまざまな問題を取り上げ、舞台衣裳のあり方を論じる。


舞台照明 【Stage Lighting】
科目の記号/番号:ARP330 セメスター:6S 単位:2
【キーワード】 舞台照明の実際、プランと仕込み
【科目の概要】 まず、台本の研究に始まり、演出方針の把握、劇場の下見と照明設備の把握、稽古の見学、キッカケ表の作成、装置・衣裳との打合せ、マジック・シートの作成、演出スタッフとの打合せ、照明仕込図とキュー・シートの作成、仕込み、そして明かり合せまで、舞台照明のデザインの進め方とそれに必要な技法を学ぶ。実際に照明をデザインし、発想から表現までの過程で生じるさまざまな問題を取り上げ、舞台照明のあり方を論じる。


舞台監督 【Stage Management】
科目の記号/番号:ARP331 セメスター:6S 単位:2
【キーワード】 舞台創造/舞台技術/舞台管理
【科目の概要】 ひとつの舞台を創り上げるには、大勢の人々がそれぞれの役割を担いつつ、ひとつのまとまった集団として機能することが重要であるが、その創造活動のマネージメントが舞台監督の仕事である。したがって、まず演劇創造の仕組みを準備・稽古・本番の流れを追って概観し、その各段階での舞台監督の役割と仕事の内容を把握する。また、舞台監督に関わる各種書類の作成、稽古の進行、各スタッフとの調整、劇場との打合せ、本番の舞台進行などのマネージメントスキルについて学ぶ。


演出 【Stage Direction】
科目の記号/番号:ARP332 セメスター:6S 単位:2
【キーワード】 文学/戯曲/作品立体化
【科目の概要】 現代におけるパフォーミング・アーツ全域で必要不可欠とされる「演出」という職掌の内容と技術に関して、その基礎となる舞台演出・演出助手について、可能な限り実際的経験を重視して研究する。「パフォーマンス入門」「パフォーマンス」「パフォーマンス上級」という科目と有機的な関連を持つ授業である。具体的には、戯曲選定、戯曲研究、プロダクションの組織化、配役、稽古進行などの実際に即した演出プランを立案し、それを実習して問題点を整理していく。これらの課題追求の前提として、近代演劇以降の演出概念についても学習する。


アートセラピー研究 【Art Therapy (Advanced)】
科目の記号/番号:ARP333 セメスター:5S 単位:2
【キーワード】 ミュージックセラピー 現場
【科目の概要】 様々な芸術分野の中からミュージックセラピーを取り上げる。音楽活動がセラピーとして活用されるための基礎知識、基礎概念を押さえたうえでミュージックセラピーの実際を見学・参観実習する。この講座の目的はミュージックセラピーの基礎や導入についてを習得することによって、将来この分野の専門家になるために必要とされる資質や技能そして各種知識が何であるかを展望することである。


児童青少年演劇II 【Theatre for Youth II】
科目の記号/番号:ARP334 セメスター:6S 単位:2
【キーワード】 戯曲/スタイル/演出/演技
【科目の概要】 実際に児童青少年を観客対象とした作品の創作から上演までを体験する。作品創作にあたってはディバイジング・スタイルといわれる既存の台本がないところから創造活動を展開する創作方法と、スクリプトに基づいて創作する方法との両者を実習を通して体験的に学習し、児童青少年を観客対象とした作品提供の特徴として、時代性に応じた問題提起としての上演と普遍的テーマによるメッセージ提供などそれぞれの特色を探る。同時に上演時の観客反応について調査し考察する。


パフォーマンス上級A 【Advanced Performance A】
科目の記号/番号:ARP404 セメスター:7S 単位:2
【キーワード】 プロダクションワーク、演劇公演、コンサート、アンサンブル演奏
【科目の概要】 「パフォーマンス入門A・B」および「パフォーマンスA・B」という上演体験をベースにして、高度な創造活動を実践していく。すでに経験した「場の理解」や「視覚的要素」に加えて、パフォーマンス全体のプログラム、さらには観客・聴衆の印象などを考慮したトータルな意味での芸術的水準を高めていくことに努める。一方で、演劇や音楽の発表をプロデュースする、ということにも関心を払っていく。授業方法としては、演劇や音楽の上演をめざしてプロダンションを形成し、スタッフワークも含めて集中的なグループ創造を行う。


パフォーマンス上級B 【Advanced Performance B】
科目の記号/番号:ARP405 セメスター:8S 単位:2
【キーワード】 プロダクションワーク、演劇公演、コンサート、アンサンブル演奏
【科目の概要】 「パフォーマンス入門A・B」「パフォーマンスA・B」「パフォーマンス上級A」における上演体験を集約する科目である。劇場・コンサートホールの有効な利用法を考慮し、スタッフ全領域にわたる高度な創造活動を実践していく。すでに経験した「場の理解」や「視覚的要素」に加えて、パフォーマンス全体のプログラム、さらには観客・聴衆の印象などを考慮したトータルな意味での芸術的水準を高めていくことに努める。演劇や音楽の発表をプロデュースするという立場からみれば、その実践の場でもある。授業方法としては、演劇や音楽の上演をめざしてプロダンションを形成し、スタッフワークも含めて集中的なグループ創造を行う。


環境マネジメント 【Environmental Management】
科目の記号/番号:ARP335 セメスター:5S 単位:2
【キーワード】 環境管理、循環型経済システム、モノとヒト
【科目の概要】 環境管理システムとは。地球規模で環境保全の意識が高まる中で、その現状を探りながら地球人である我々一人一人がやらなければいけないこと、できることを身近な生活を通して再認識していく。需要と供給という生活の仕組みと、自然環境との関わり、そしてモノとヒトとの関わり、さらに循環型経済システムについて、特にモノの寿命、原料から製造、販売そしてリサイクルへと企業の取り組む姿勢を、様々な側面から環境への影響の関わりとその具体的事例を通しながら再確認していく。


情報マネジメント 【Information Management】
科目の記号/番号:ARP336 セメスター:6S 単位:2
【キーワード】 インターネット、メディア・リテラシー、情報公開、情報共有術
【科目の概要】 電子メディアの発達・普及によって、メディアによる情報の伝達方法は多様になってきている。それらを、いかに受け取るだけでなく、自らの意図を明確に効果的に表現していくことが求められる。メディアの多様な表現形態の特性を知り、それを活用するマネジメント能力を養う。


アートマネジメントII 【Arts Management II】
科目の記号/番号:ARP337 セメスター:6S 単位:2
【キーワード】 公共文化、地域創成、公共圏、芸術文化支援、NPO
【科目の概要】 アートマネジメントの具体的仕事について、美術館、博物館、劇場、コンサートホールなどの企画・運営・経営の実際について具体例を通して研究考察する。同時に芸能実演家自身のマネージメントスキルについて海外の事例を用いながらアートマネジメント教育についても概観する。トピックスとして芸術文化関連各種助成金に関する基礎知識や芸術活動をサポートもしくは運営するNPO関係そしてアウトリーチなども取り上げる。


美学 【Aethetics】
科目の記号/番号:ARP338 セメスター:6S 単位:2
【キーワード】 芸術美、自然美、技術美、創造、表現、即興、作品等の概念
【科目の概要】 美学という学問は18世紀中ごろの美学者バウムガルテンに起源をもつが、美についての思索は、古来より人間にとって重要な哲学的テーマとして、古代ギリシアの時代から始まり、多くの哲学者によってなされてきている。この授業では、そういった「美」の思索の流れを概観した後、美学における幾つかの基本的な概念、例えば芸術美、自然美、技術美、創造、表現、即興、作品といったような概念を取り上げ、個別的な角度から美学に接近することを試みる。


作品研究A 【Masterpieces in Arts A】
科目の記号/番号:ARP339 セメスター:5S 単位:2
【キーワード】 芸術作品 時代 文化 様式
【科目の概要】 芸術作品は,それが生まれた時代の文化・様式と深く結びついている。この授業では,造形作品あるいは上演芸術作品の中から優れた作品を取り上げて分析を行う。言い換えると,作者の意図,作品内容,時代様式などの考察を通して作品解釈を試みて,芸術作品をより深く理解することを目的とする。


作品研究B 【Masterpieces in Arts B】
科目の記号/番号:ARP340 セメスター:6S 単位:2
【キーワード】 芸術作品 時代 文化 様式
【科目の概要】 芸術作品は,それが生まれた時代の文化・様式と深く結びついている。この授業では,造形作品あるいは上演芸術作品の中から優れた作品を取り上げて分析を行う。言い換えると,作者の意図,作品内容,時代様式などの考察を通して作品解釈を試みて,芸術作品をより深く理解することを目的とする。


芸術専門研究I 【Advanced Study in Art I】
科目の記号/番号:ARP406 セメスター:7S 単位:2
【キーワード】 卒業プロジェクト 専門性
【科目の概要】 卒業プロジェクトに向けて,専門領域をより深く研究するために,「創造」「研究」「企画経営」「応用」の学習領域に応じて4年次に開講される科目である。


芸術専門研究II 【Advanced Study in Art II】
科目の記号/番号:ARP407 セメスター:8S 単位:2
【キーワード】 卒業プロジェクト 専門性
【科目の概要】 卒業プロジェクトに向けて,専門領域をより深く研究するために,「創造」「研究」「企画経営」「応用」の学習領域に応じて5年次に開講される科目である。


芸術批評研究 【Art Criticism】
科目の記号/番号:ARP408 セメスター:7S 単位:2
【キーワード】 批評、作品、価値判断
【科目の概要】 批評は解説ではない。批評には必ず作品の優劣について、価値判断が含まれるからである。しかし、そうした考え方の一方で、優劣を決めなければならないというプレッシャーこそが、性急な判断を導き、また作品に対する眼や耳を曇らせることになる、という考え方もある。そこで、この授業では、できるだけ多くの古今の優れた批評家たちを取り上げて、彼等がこの「価値判断」についてどのように考えてきたかについて検討する。


インターンシップA 【Internship A】
科目の記号/番号:ARP341 セメスター:5S/6S 単位:2
【キーワード】 制作マネージメント/舞台技術/舞台照明/舞台音響など
【科目の概要】 劇場・公共文化施設、関連企業等の協力のもとに、実習・研修的な就業体験を行う。履修者には専門知識及び技術が問われるため、担当教員及び受入れ先担当者による面接の上、希望者の中から選考する。研修先についてはガイダンスにて提示する。主な研修内容は授業計画の通りである。


インターンシップB 【Internship B】
科目の記号/番号:ARP342 セメスター:5S/6S 単位:2
【キーワード】 制作マネージメント/舞台技術/舞台照明/舞台音響など
【科目の概要】 劇場・公共文化施設、関連企業等の協力のもとに、実習・研修的な就業体験を行う。履修者には専門知識及び技術が問われるため、担当教員及び受入れ先担当者による面接の上、希望者の中から選考する。研修先についてはガイダンスにて提示する。主な研修内容は授業計画の通りである。


卒業プロジェクト 【Graduation Project】
科目の記号/番号:ARP409 セメスター:7S/8S 単位:2
【キーワード】 論文、創作、演奏、制作
【科目の概要】 各自の芸術研究を総括する科目である。履修者は、担当指導教員の下で、各々の研究テーマを理論と実践の両面から深く追求していく。その成果を、論文・創作・演奏・制作などの形にまとめ上げる。また、研究方法として必要な場合は、プレゼンテーション(発表)を行う。既得の実技・講義科目に加えて、この科目をバックアップする「芸術演習A」「芸術演習B」「芸術専門研究Ⅰ」「芸術専門研究Ⅱ」等の履修が大いなる助けとなる。