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玉川大学    農学部科目    生物資源学科科目群    発展科目

作物生産管理学 【Agronomy】
科目の記号/番号:BRS166 セメスター:2S 単位:2
【キーワード】 作物生産、土壌の役割、野菜、果樹の栽培法、農業機械、農業施設
【科目の概要】 作物を生産するには、栽培する作物の特性を十分に把握するとともに、生産管理技術が必要となる。本講義では,野菜、果樹の特性を理解するとともに、土作り、播種、育苗、定植と病害虫の診断と防除などの栽培方法について解説する。また、現代の農業に必要な農業機械の取り扱いや基礎知識について解説する。


分子生物学 【Molecular Biology】
科目の記号/番号:BRS209 セメスター:3S 単位:2
【キーワード】 タンパク質と核酸の構造と機能、遺伝子発現の制御機構
【科目の概要】 分子生物学では、生物の生命現象が分子・細胞レベルで、どのようにコントロールされているかを学ぶ事を目的とする。また、これらの知識の技術への応用についても幾つかの例を用いて学ぶ。本授業の到達目標は、遺伝子とタンパク質の構造と機能を基礎にして、生命現象を分子・細胞レベルで説明できるようになることである。


生化学 【Biochemistry】
科目の記号/番号:BRS210 セメスター:3S 単位:2
【キーワード】 エネルギー、酵素、反応速度、代謝
【科目の概要】 生化学とは生命現象を生体触媒である酵素による化学反応を基本に取り扱う分野である。複雑な生命現象を生体内で起こる代謝反応を通して学ぶことを目的とする。特に酵素の反応機構や動力学の物理化学的側面と酵素によって触媒されるエネルギー代謝・物質代謝の生物学的側面の統合に重点を置く。本授業の到達目標は、酵素の働きを通じて生命現象を分子・細胞レベルで説明できるようになることである。


動物資源学II 【Animal Resource Science II】
科目の記号/番号:BRS211 セメスター:3S 単位:2
【キーワード】 無脊椎動物、節足動物、昆虫、養蚕、養蜂、遺伝資源
【科目の概要】 主に脊椎動物を扱った動物資質源学Ⅰに対して、Ⅱは無脊椎動物、特に節足動物を資源ととらえ、その実用性と今後の可能性をを解説する。無脊椎動物、特に昆虫がいかに人間に利用されているかを解説するとともに、未利用資源としての可能性を講義する。


植物生理学 【Plant Physiology】
科目の記号/番号:BRS212 セメスター:3S 単位:2
【キーワード】 光合成と呼吸、植物の構造と機能、物質代謝、環境刺激と生理反応
【科目の概要】 植物が光合成によって生産する有機物は、多くの生物にとって直接の資源-人類にとっては農業生産の基盤-である。植物の生理的特性を理解することは、農学の基礎を初め、地球レベルで重要な効率的・持続的農業の実現にも有効である。本講義では、植物の構造、各種代謝系、そしてこれらの相互関係を論じ、環境条件と植物の生理反応について言及する。


フィールド実習II 【Field Practice II】
科目の記号/番号:BRS213 セメスター:3S 単位:1
【キーワード】 トマト、ナス、キュウリ、管理作業、栽培技術の習得
【科目の概要】 フィールド実習Ⅱでは、フィールド実習Ⅰで培った植物栽培の基礎技術を基に、特定の野菜について露地とハウスで栽培を実施し、環境の違いが作物の成育や品質に及ぼす影響について観察、調査を行い一連の管理作業を習得させるとともに、データの取り方やまとめ方について学ぶ。


科学基礎英語II 【English Communication Skills for Science Students II】
科目の記号/番号:BRS214 セメスター:3S 単位:1
【キーワード】 vocabulary、phrases、sentences、paragraphs、summaries
【科目の概要】 科学基礎英語I~IVを通して科学的な題材を英語で聞き、話すことを習得し、最終的にはテーマに沿って議論ができることを目指す。


植物病理学 【Plant Pathology】
科目の記号/番号:BRS215 セメスター:3S 単位:2
【キーワード】 植物病害の発生メカニズム、病原体の増殖、侵害、植物の反応
【科目の概要】 農作物をはじめとする植物には多種の病害が発生し、大きな被害となって農業生産に影響を与えている。病気の原因となる病原体について、その分類学的な位置、増殖様式などの性状について説明する。また、病原体の植物物侵害方法とそれに対する植物の防御反応について基本概念と分子機構を概説し、植物病害防除の基礎の習得を目指す。


応用動物学 【Applied Zootechnical Science】
科目の記号/番号:BRS216 セメスター:3S 単位:2
【キーワード】 細胞、組織、器官、系、個体、栄養生理、発生生理、生殖生理
【科目の概要】 動物は、その最小単位である細胞が組織を、組織が集合し器官を、そして各器官が系を形成し、個体として秩序を保った生命現象を展開している。本講義では、鳥類とほ乳類に注目し、その生体的構造、消化吸収機能、内分泌機能、神経機能などの動物の基本的機能について始めに学ぶ。続いて、その基本的機能に基づいた細胞工学や様々な遺伝子操作が畜産分野においてその増殖や機能的改善にどのように応用されているかを学習する。さらに、様々な動物についてゲノムが明らかになってゆく中で、その発生から成長発育がなにによって支配されているのか、エピジェネティクス的観点から理解し、新たな動物の改変、利用の可能性について考える。


植物組織培養論 【Plant Cell and Tissue Culture】
科目の記号/番号:BRS217 セメスター:3S 単位:2
【キーワード】 クローン増殖、茎頂培養、細胞融合、培養変異、プロトプラスト
【科目の概要】 植物の細胞や組織を培養する手段が著しく発達し、生物学や農学の研究手段として利用することも、また植物育種などの実用面に利用することも可能になった。さらに現在では、多くの農産物もこれらの技術を用いて大量生産されている。それゆえこの手法は、植物におけるバイオテクノロジーの基礎技術とみなされている。本講義では、植物組織培養法の基礎的理論と応用技術について説明する。


学外実習 【Field Exercises for Agriculture】
科目の記号/番号:BRS218 セメスター:3S/4S 単位:1
【キーワード】 北海道、鹿児島、畜産、果樹園芸
【科目の概要】 2年次生を対象とし、夏期および春期休暇中を利用して北海道、鹿児島の施設の中から一カ所選択して宿泊実習を実施する。それぞれの地域農業の実態を学ぶとともに実際に行われている特徴的な農業を体験する。また、各地域の風土や自然環境の特徴を環境モニタリングを通して学び、その特徴をレポートにまとめる。


動物生理学 【Animal Physiology】
科目の記号/番号:BRS256 セメスター:4S 単位:2
【キーワード】 恒常性、神経生理、内分泌、生体防御、発育生理、行動生理
【科目の概要】 動物が健全な生命活動を保つためには、生体内部の様々な器官や細胞が機能し、さらに連携、調節し合うことが必要である。そして内部環境を維持し、外部環境に対応しながら高度な生命活動を営んでいる。本講義ではこのような動物が示す生命現象の理解を深める。


ゲノム科学 【Genome Science】
科目の記号/番号:BRS257 セメスター:4S 単位:2
【キーワード】 DNA 塩基配列、染色体、遺伝子、蛋白質、ゲノムの多様性、DNAマーカー
【科目の概要】 多くの種で全DNAの塩基配列が明らかになっている。それらを元に、遺伝子、染色体、ゲノムの構造と機能や研究方法を解説することで、ゲノムの構造と機能を基にして生命現象を理解することができることを目標とする。


生物統計学 【Biological Statistics】
科目の記号/番号:BRS258 セメスター:4S 単位:2
【キーワード】 基本統計量、代表値と分散、推定と検定、母集団と標本(試料)
【科目の概要】 参考書、統計資料、学術論文などには、さまざまなデータが記述されている。それらが表現する意味、データの収集・とりまとめの方法はどのようなものであろうか。自然科学の研究において、調査・実験方法の決定や得られたデータを客観的・定量的に評価するには、統計学的手法を適切に利用することが重要である。本講義で学ぶ内容は実験・実習授業や卒業研究に応用できることを意識して授業に臨んで欲しい。受講学生の能動的な授業参加を前提に、実習的要素(計算練習など)を加味した授業を行う。授業中に実際に計算演習を行うので、関数電卓を各自持参すること。


生態学概論 【Introduction of Ecology】
科目の記号/番号:BRS259 セメスター:4S 単位:2
【キーワード】 個体群、群集、物質循環、環境動態、多様性
【科目の概要】 生態学では生物の分布と密度、それを決める物理的、化学的、生物学的要因とこれらの相互作用を扱う。多くの種や個体、これらが多様でかつ絶え間なく生息するための原理と原則を知り、今後の環境問題について各自が科学的根拠を持って自分の意見を持つことを目指す。


生物資源学実験I 【Bioresource Experiments I】
科目の記号/番号:BRS260 セメスター:4S 単位:1
【キーワード】 分類、動物の行動(学習)、DNAの抽出と精製
【科目の概要】 「生物資源学が対象とする材料を自分の目で見、手で触れて、頭で考える」ことをめざして、専門分野に関連が深く、かつ基本的な実験を、各専門の担当者が分担して指導する。


科学基礎英語III 【English Communication Skills for Science Students III】
科目の記号/番号:BRS261 セメスター:4S 単位:1
【キーワード】 vocabulary、phrases、sentences、paragraphs、summaries
【科目の概要】 科学基礎英語I~IVを通して科学的な題材を英語で聞き、話すことを習得し、最終的にはテーマに沿って議論ができることを目指す。


育種学 【Plant Breeding 】
科目の記号/番号:BRS262 セメスター:4S 単位:2
【キーワード】 栽培植物、遺伝変異の拡大、有用変異の選抜と固定優良品種の増殖
【科目の概要】 育種学は有用生物の遺伝的形質を制御・改良する学問である。本講では、植物(作物)における育種学を概観する。まず、植物遺伝学の基本を理解し、有用変異の収集や作出、有用変異体の選択・固定による品種の育成、そして育成品種の増殖・普及・維持における育種の理論的根拠と主な技術を理解する。


園芸学 【Horticulture】
科目の記号/番号:BRS263 セメスター:4S 単位:2
【キーワード】 花き、野菜、果樹の機能性、環境園芸、園芸療法、アメニティ、園芸文化
【科目の概要】 園芸植物は、植物体のほとんどの部位が利用対象となる。野菜と果実は副食物やデザートとして食用に供され、これらの持つ嗜好性や機能性についても大変注目されている。花は観賞を目的として室内外の生活環境の美化・装飾、また、人間の精神的・身体的な面の治療(園芸療法、癒し)を目的に、さらには都市や地球における快適環境(アメニティ)の創造・保全など多方面に利用される。したがって、高度な生産技術、周年供給が求められる。本講義では、園芸植物の種類の多様性にふれながら、発育生理、育種、機能、環境への影響、利用、栽培、いわゆるガーデニングなどについて幅広く言及する。


分子系統進化学 【Molecular Phylogeny and Evolutionary Biology】
科目の記号/番号:BRS264 セメスター:4S 単位:2
【キーワード】 生物多様性、生命の歴史、進化概念、遺伝子解析、分子系統
【科目の概要】 生命の起源はいまから35億年ほど前にさかのぼり、それ以来、生物は進化を続け現在に至っている。系統進化学とは多種多様な生物が生み出された進化の歴史を探る学問分野である。進化のプロセスは、これまで生物の形態的な特徴に基づいて推定されてきたが、近年では遺伝子解析により詳しく調べることができるようになった。遺伝情報にもとづく系統進化学を分子系統進化学という。本講義では、まず現存する多様な生物を紹介した後、進化概念、進化の原理、系統関係など、時間軸を考慮した分類学について述べる。さらに、分子進化学とそれに基づいた新しい系統進化学を解説し、最先端の魅力的な研究課題について触れる。


昆虫生理学 【Insect Physiology】
科目の記号/番号:BRS265 セメスター:4S 単位:2
【キーワード】 昆虫、外骨格・体節システム、発生、休眠、変態、概日リズム
【科目の概要】 地球上で大きく繁栄している昆虫類の生理メカニズムについて、脊椎動物、哺乳動物とは異なる原理に注目して勉強する。内分泌や神経系、社会システムなどの制御の原理は、昆虫に限らず動物一般の理解におおいに役立つ。


コミュニケーションスキル 【Communication Skills】
科目の記号/番号:BRS266 セメスター:4S 単位:2
【キーワード】 自己表現、相互理解、共同作業
【科目の概要】 自己を知り、それをいかに表現するか、相手を知りどのように理解するかを実践を通じて学ぶ。