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生物学A 【Biology A】 |
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科目の記号/番号:EES101 セメスター:1S 単位:4 |
| 【キーワード】 細胞、遺伝子、同化と異化、恒常性の維持、発生と生殖、行動 |
【科目の概要】 生物体は一つのシステムである。その実態は分子、個体、個体群、群集といった階層で捉えることができる。本講では、生物の極めて精巧なシステムを駆動する生体内外の諸要因について、主に個体群レベル以下に絞り解説したい。生物学史上の重要な発見とその発展に関わった科学者の研究手法、創意工夫も適宜紹介したい。必要に応じて生物の種内・種間の干渉に関しても触れると同時に、様々な生命現象がもつ適応的意義についても紹介し、地球上における生命の存在様式について考える機会を与えたい。 |
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基礎化学 【Basic Chemistry】 |
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科目の記号/番号:EES102 セメスター:1S 単位:2 |
| 【キーワード】 元素、原子、分子、電子配置、周期律、化学結合、物質量 |
【科目の概要】 化学の基礎に重点を置いて講義を展開する。物質の量とエネルギーを表す国際単位について解説する。物質の構成成分(元素)とその粒子(原子)について論じ、原子を形成する原子核と電子の概念を明確にしたうえで、原子構造ならびに電子配置、電子配置と周期律の関係について解説する。また、これらの概念に基づいて2原子間に生じる化学結合について論じる。さらに、化学計算の基本となる物質量の理解にも重点を置く。 |
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生物環境実習I 【Bio-Environmental Practicum I】 |
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科目の記号/番号:EES105 セメスター:1S 単位:1 |
| 【キーワード】 トマト、イネ、栽培管理、器官分代、持続的農業システム |
【科目の概要】 トマトとイネの栽培を中心に圃場の管理作業について理解する。それに加えてトマト栽培では、器官の発達の過程を観察しスケッチする。イネの栽培では、水田の生物の変化をとらえる。これらの土壌内の肥料成分量(硝酸態窒素)の動向について調査する。作物栽培における管理作業を理解するとともに判断ができるようにする。トマトの器官分化の課程を把握する。イネの栽培と周辺の環境を理解する。農薬や肥料の効果や影響について考える。 |
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生物学実験 【Agricultual Experiment】 |
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科目の記号/番号:EES104 セメスター:1S 単位:1 |
| 【キーワード】 生物の構造、機能、生命現象 |
【科目の概要】 生物のしくみ(構造)と働き(機能)の理解は、生物の持つ生命現象の理解につながる。動物、植物、微生物を材料とした観察実験を通じて、実際に自分の目で観察し、考えることで、科学的な事象の捉え方と結果のまとめ方を習得する。 |
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生物学B 【Biology B】 |
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科目の記号/番号:EES151 単位:2 |
| 【キーワード】 生物と環境、生物群集内の関係、生態系と環境保全 |
【科目の概要】 生物は個体や群集を取り巻く様々な環境の中で生きている、この環境との関係、生物間の構造と維持機能について理解をする。また、物質循環・エネルギーの流れについての知識と、人間生活と生活形についても触れていく。 |
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数学基礎 【Fundamental Mathematics】 |
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科目の記号/番号:EES152 単位:2 |
| 【キーワード】 指数関数、対数関数、三角関数、微分・積分 |
【科目の概要】 生命現象の理解に向けて、まず、一般的な科学的視野をもつ必要があり、その中の一分野として基礎的な数学的知識の理解が挙げられる。化学、特に原子や分子の構造論、原子の結合論、反応速度論などの基本的理解、また、糖質、タンパク質あるいはDNA等の生体高分子の構造解析等を学ぶために必要となる、指数関数、対数関数、初歩の微分・積分等の理解を目標とする。 |
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生物環境実習II 【Bio-Environmental Practium II】 |
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科目の記号/番号:EES157 単位:1 |
| 【キーワード】 イネの収穫、作物や家畜の管理(家畜・果樹管理、野菜・花卉栽培) |
【科目の概要】 生物環境実習Ⅰで行っているイネ栽培の最終段階として収穫を行う。イネやトマトの管理で学習した知識を応用していろいろな作物や家畜の管理を行う。大きく分けて家畜管理、果樹管理、野菜栽培、花卉栽培のグループに別れて各班の課題に沿って実習をすすめる。 |
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基礎化学実験 【Experiment】 |
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科目の記号/番号:EES156 単位:1 |
| 【キーワード】 定性および定量分析法、有機合成、機器分析 |
【科目の概要】 今日、生物が示す諸現象は化学で説明、解明が多く成されている。実験をとおして、化学、有機化学の基礎概念を習熟し、化学を体得し、化学の素養と実践能力を高める基礎実験を目的としている。実験はマニュアルに従って得られた結果を記述するだけではなく、得られた結果を導く原理解説を求める。実験によって検証したことを通して理解することに努める。 |
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実践科学英語表現I 【Practical Expression for Science】 |
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科目の記号/番号:EES103 セメスター:1S 単位:2 |
| 【キーワード】 vocabulary、hearing ability、speaking ability、presentation |
【科目の概要】 現在、展開している高度な科学技術の進展・発展は、個々の知識や経験の積み重ねを超え、世界レベルでの情報交換が不可欠になっている。本講義では、KenMc method(英会話学習法)を用いて、数学・物理学・化学・生物学・農学を中心とした科学系の英語に登場する専門用語や特有の言い回しの学習を通し、vocabulary, hearing ability, speaking ability の習得を目指し、さらに、自己紹介などの簡単な文章作成並びに発表や専門的文章の暗唱によるpresentation abilityの養成を行う。 |
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有機化学概論 【Comprehensive Organic Chemistry】 |
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科目の記号/番号:EES153 単位:2 |
| 【キーワード】 炭素の化学、有機化合物の分類・命名、分子の形と性質・反応性・作用性 |
【科目の概要】 有機化合物とは? 現存する多くの元素の中で、特に、炭素を中心に展開される化合物(化学物質)について、その分類、命名、化学的特性などについて概説。既存化合物質のもつ有用性、負の要素についても適宜概説。 |
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物理学 【Physics】 |
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科目の記号/番号:EES154 単位:2 |
| 【キーワード】 運動エネルギー、波の性質、電流と磁場 |
【科目の概要】 生命現象の理解に向けて、まず、一般的な科学的視野をもつ必要があり、その一分野として基礎的な物理学の理解が挙げられる。原子や分子の構造論・結合論、種々分析技術論等を学ぶために必ず必要となる、波の性質を扱う波動理論、運動法則や力学的エネルギーを中心とするニュートン力学、初歩の電磁気学等の理解を目標とする。 |
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実践科学英語表現II 【Practical Expression for Science】 |
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科目の記号/番号:EES155 単位:2 |
| 【キーワード】 technical terms、 reading & writing、 presentation technique |
【科目の概要】 科学英語表現Iを基礎におき、technical termsとそれらを応用したsentenceのhearing & speaking、およびquestion & answerの練習を行いstructure & vocabularyの学習に主眼を置くと同時に、授業毎の課題を軸にreading & writingの能力向上を目指す。さらに、いくつかのthemeについてgroup discussionを通し、理論的、建設的思考力を養成すると共に、各個人別のtopicを元にしたspeechの作成と発表によるpresentation techniqueの習得を目指す。 |
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生物環境システム学概論 【Introduction of Ecosystem and Environmental Sciences】 |
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科目の記号/番号:EES158 単位:2 |
| 【キーワード】 生態系科学、生物生産環境学、環境社会科学 |
【科目の概要】 生態系科学、生物生産環境学ならびに環境社会科学領域における研究のトピックスを領域別に担当教員が紹介するとともに、外部講師によりご講義いただきます。本講義では、領域全体の理解を通じて、将来配属される専門領域への理解を深めることを目標としており、3年次に所属することになる領域選択の判断材料ともなりえます。 |
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生物地理学 【Biogeography】 |
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科目の記号/番号:EES159 単位:2 |
| 【キーワード】 地史、動物地理区、植物区系、絶滅と進化、古生物学 |
【科目の概要】 生物地理学は地理学の一分野ではあるが、特に地球上における動物や植物などの分布と、その成因をあつかう学問である。多くの生物ではその分布圏がきまっているが、その生物の分布を規定する要因として、現在だけではなく過去における気候や土壌、地形、生物相互の関係などがあり複雑である。いずれの要因を重視するかで、生物地理学は分類地理学と生態地理学にわけられる。 |
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植物分類学 【Plant Identification】 |
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科目の記号/番号:EES106 セメスター:1S 単位:2 |
| 【キーワード】 進化、原核生物、植物界、根、茎、葉、維管束、系統、解剖学 |
【科目の概要】 陸上植物の種類は27万種とも言われ、種や種群ごとに外見(形態)も多様である。植物をはじめ生物は、以前は主に外部形態に基づいて分類されてきた(形態的種概念)。一方、分子的な種の識別技術が発達し、形態的な種識別(同定)には限界があることが明らかとなっている。しかし、形態による種の同定法は、簡便なアプローチとして今日でも重要である。本講義では、特に種子植物を中心として、形態的な種群・系統の識別法を紹介し、植物同定技術の基礎を学習する。また単に「形」だけでなく、分子的手法も駆使して明らかとなる「本来の種(生物学的種概念)」とは何かについても考え、植物の進化過程(系統)を理解することも目的とする。 |
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環境倫理学 【Environmental Ethics】 |
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科目の記号/番号:EES160 単位:2 |
| 【キーワード】 人と自然、地球環境問題、環境倫理学、バイオエシックス、世代間倫理 |
【科目の概要】 人間の力によって作りかえられた地球環境が、いろいろな問題を引き起こしている。生物の1種にすぎないヒトが作り出した問題(文明・文化;人口増加と環境収容力にジレンマなど)にどう取り組むかを考えてもらう。立脚する点を生物学におき、他人や他の生物との共生、その時におきる権利の衝突、などについてディベート方式も組み合わせて、その解決法を探る。 |
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