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玉川大学    農学部科目    生物資源学科科目群    発展科目

生物統計学 【Biometry】
科目の記号/番号:BRS251 単位:2
【キーワード】 基本統計量、代表値と分散、推定と検定、母集団と標本(試料)
【科目の概要】 参考書、統計資料、学術論文などには、さまざまなデータが記述されている。それらが表現する意味、データの収集・とりまとめの方法はどのようなものであろうか。自然科学の研究において、調査・実験方法の決定や得られたデータを客観的・定量的に評価するには、統計学的手法を適切に利用することが重要である。本講義で学ぶ内容は実験・実習授業や卒業研究に応用できることを意識して授業に臨んで欲しい。受講学生の能動的な授業参加を前提に、実習的要素(計算練習など)を加味した授業を行う。授業中に実際に計算演習を行うので、関数電卓を各自持参すること。


地学 【Earth Science】
科目の記号/番号:UET239 単位:2
【キーワード】 太陽系、銀河系、地球の構造、鉱物、岩石、変動帯、大陸移動、地質年代
【科目の概要】 宇宙の中での地球の位置付け・地球と宇宙との関わり・現在の地球の姿と地球の構成・地球の歴史・古生物の変遷を全般的に扱う。


地学実験 【Earth Science Experiments】
科目の記号/番号:UET243 セメスター:5S 単位:1
【キーワード】 実験時の安全確保と配慮、地形図と地質図の見方、地層、岩石
【科目の概要】 室内では地学関係の基礎的な実験を行い、実験時の安全確保と安全配慮について周知徹底する。休日を1日使い野外で各種の地学現象(地形、地層、断層など)を現場で観察、記録し専門的知識を深める。野外で得た地球科学的な情報の処理も習得する。


物理学実験 【Laboratory Physics】
科目の記号/番号:UET242 単位:1
【キーワード】 誤差、単位、グラフ、測定値、考察、レポート
【科目の概要】 周知の法則、周知の現象を対象とし、すでに学習した知識を確かめ、機器の使用法になれ、実験の段取りを立てて、実験方法や測定値の処理方法を学ぶ。報告書の書き方を体得し、将来の研究や教職の実験のための基本的心構えを磨き、応用できる能力を養う。この実験では、特に教職希望者のために、一部特別な内容を組み込んである。


動物資源学 【Animal Resource Science】
科目の記号/番号:BRS201 セメスター:3S 単位:4
【キーワード】 野生動物、家畜、実験動物、資源昆虫、遺伝資源、養蚕、養蜂、天敵産業
【科目の概要】 人間の生活は、植物や動物など人間以外の多くの生物やその生産物を利用することによって成り立っている。特に、動物においては、それ自体を生体維持のための栄養源としたり、代替労働力や娯楽の対象とするばかりでなく、植物保護や医療そして科学技術などに対し、種特有の生理・生態を利用することで豊かな生活がおくれることを可能にしている。本講義では、昆虫類、鳥類およびほ乳類を中心とし、その主要な種について生理・生体的特徴と動物資源としての有用性を論じる。


分子生物学 【Molecular Biology】
科目の記号/番号:BRS202 セメスター:3S 単位:4
【キーワード】 DNA 、RNA、タンパク質、遺伝情報の保持と発現、発生の制御機構
【科目の概要】 分子生物学とは、生体分子の構造から生命現象を解明する学問分野であり、遺伝学や生化学などの学問を基盤としている。生命現象の根幹である遺伝情報の保持や伝達および発現の制御機構や、生命全体の統制などについて、分子レベルでの解明が重要となろう。本講では、分子生物学の基本的知識を習得し、生物とは何か、生命とは何かを理解する。


フィールド実習II 【Field Practice II】
科目の記号/番号:BRS203 セメスター:3S 単位:1
【キーワード】 課題研究、果樹、花卉、野菜
【科目の概要】 フィールド実習で培った植物栽培の基礎技術のさらなる向上を目的として、野菜、花卉及び果樹の中から栽培課題(栽培法や病害虫の発生予察と防除、収量調査など)を学生に与え、栽培管理技術の一連の流れを習得させるとともに、データの取り方やまとめ方について学ぶ。


植物生理学 【Plant Physiology】
科目の記号/番号:BRS204 セメスター:3S 単位:4
【キーワード】 光合成と呼吸、植物体の構造と機能、物質代謝、環境刺激と生理反応
【科目の概要】 植物が光合成によって生産する有機物は、多くの生物にとって直接の資源-人類にとっては農業生産の基盤-である。植物の生理的特性を理解することは、農学の基礎を初め、地球レベルで重要な効率的・持続的農業の実現にも有効である。本講義では、植物の構造、各種代謝系、そしてこれらの相互関係を論じ、環境条件と植物の生理反応について言及する。


動物生理学 【Animal Physiology】
科目の記号/番号:BRS252 単位:4
【キーワード】 恒常性、神経生理、内分泌、生体防御、発育生理、行動生理
【科目の概要】 動物は絶えず変化する環境に対応しながら、体の内部環境を一定に保ち、生命を維持している。また、動物の体を構成する組織や器官は、連携し、調節され、統合され、さらに高次元の生命活動を営んでいる。比較の立場から、脊椎(ほ乳)動物のほかに、繁栄を極めている昆虫類の脱皮、変態、飛翔など特異的機構の制御メカニズムにも注目し、講義を進める。


生物資源学実験 【Bioresource Experimemnts】
科目の記号/番号:BRS253 単位:1
【キーワード】 花粉の稔性、動物の行動(学習)、DNAの抽出と精製、染色体と減数分裂
【科目の概要】 「生物資源学が対象とする材料を自分の目で見、手で触れて、頭で考える」ことをめざして、専門分野に関連が深く、かつ基本的な実験を、各専門の担当者が分担して指導する。


ゲノム科学 【Genome Science】
科目の記号/番号:BRS254 単位:2
【キーワード】 DNA 塩基配列、染色体、遺伝子、蛋白質、ゲノムの多様性、DNAマーカー
【科目の概要】 近年、バクテリアから高等動植物にいたる幾つかの種で全DNA配列が明らかにされてきている。そこから明らかになってきたゲノムの最新の情報を元に、ゲノムの構造、機能、研究方法とゲノム科学の応用について解説する。


植物遺伝育種学 【Genetics and Breeding Science of Plant】
科目の記号/番号:BRS255 単位:2
【キーワード】 栽培植物、遺伝変異の拡大、有用変異の選抜と固定優良品種の増殖
【科目の概要】 育種学は有用生物の遺伝的形質を制御・改良する学問である。本講では、植物(作物)における育種学を概観する。まず、植物遺伝学の基本を理解し、有用変異の収集や作出、有用変異体の選択・固定による品種の育成、そして育成品種の増殖・普及・維持における育種の理論的根拠と主な技術を理解する。


学外実習 【】
科目の記号/番号:BRS205 セメスター:3S/4S 単位:2
【キーワード】 北海道、鹿児島
【科目の概要】 休暇中を利用して北海道、鹿児島の施設の中から一カ所選択して行う宿泊実習で、10泊11日の実習を実施する。それぞれの地域農業の実態を学ぶとともに実際に行われている特徴的な農業を体験し比較考察する。また、各地域の気候、風土などについて学ぶとともに、環境モニタリングを行い、それぞれの地域の特徴を考察し、レポートとして提出する。


生命倫理学 【Bioethics】
科目の記号/番号:BRS206 セメスター:3S 単位:2
【キーワード】 クローン技術、遺伝子組換え技術、ポストゲノム、学術と倫理
【科目の概要】 1970年代頃からの医療技術の発展は、従来の医学・医療倫理の範囲では考え切れない学際的問題を提起することになり、「生命倫理」としての論議が発展した。本講では、ヒトの問題に出発した「生命論理学」の観点を、動・植物資源や微生物資源の問題にも当てはめて、ヒトや人間社会は生命といかに係わっていくべきかを、生物学・農学によって社会に貢献するための指針として考究する。


応用昆虫学 【Applied Entomology】
科目の記号/番号:BRS207 セメスター:3S 単位:2
【キーワード】 昆虫の繁栄と適応の秘密をさぐり、防除、制御の基礎を与える。
【科目の概要】 昆虫は100万種以上、全動物の70%以上を占める。その繁栄は一方で地球に豊かな生物多様性を与え、他方自然のバランス力が働かない人為的な農生態系において大きな被害を及ぼす。この昆虫の繁栄と適応の秘密を生理、生態両面から考察し、その管理や利用への指針を与える。玉川大学の豊かな自然を生かし、野外講義を行うなど実物に触れる機会も多く設ける。


植物病理学 【Plant Pathology】
科目の記号/番号:BRS208 セメスター:3S 単位:2
【キーワード】 作物病害の発生メカニズムは? 病原体の増殖・侵害様式と植物体の反応
【科目の概要】 農作物をはじめとする植物には多種の病害が発生し、大きな被害となって農業生産に影響を与えている。病気の原因となる病原体について、その分類学的な位置、増殖様式などの性状について説明する。また、病原体の植物侵害方法とそれに対する植物の防御反応について基本概念と分子機構を概説し、植物病害防除の基礎の習得を目指す。