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学問領域分類別    機械工学      

図学 【Descriptive Geometry】
科目の記号/番号:MENG211 セメスター:3S 単位:1
【キーワード】 JIS、CAD、投影法、主投影、副投影、実形状、傾斜、直交
【科目の概要】 図学は3次元の物体を2次元で表現(製図)する学問であるとともに、2次元で表された図面から、3次元の物体を頭の中にイメージできるようにする学問でもある。機械部品の技術者は設計した3次元の製品を、図面の形で2次元で表現するため、2次元の図面から3次元の製品をイメージできる能力が必要となる。図学を学ぶことによって、2次元表現と3次元表現の両表現を自由に使いこなせるようになることが、機械技術者にとって大事なことである。そのための学習を行う。


基礎製図 【Fundamental Drawing】
科目の記号/番号:MENG212 セメスター:4S 単位:1
【キーワード】 設計、JIS機械製図、形状、寸法、材料、加工法、ドラフター
【科目の概要】 機械部品を設計する際、設計した内容を制作する人に正確に情報を伝えなくてはならない。このための伝達手段(言語)が機械製図である。ここではJISに基づく機械製図の手法を習得する。機械製品を作る場合、製作すする物体の形状、寸法、材料、加工法などについて総合的に検討して、正確にかつ分かりやすく表現しなくてはならない。ドラフターを用いた演習により、JIS機械製図の基本を身につける。


工作実習 【Construction Practices】
科目の記号/番号:MENG213 セメスター:3S 単位:1
【キーワード】 工作機械、加工法、旋盤加工、フライス盤加工、ボール盤
【科目の概要】 『工作実習』により、各種工作機械での加工体験を通じて基本的な工作法の工作理論の理解を高める。同時に、将来工場などで仕事をする際に身につけておかなければならない、安全意識をも持たせるべき安全教育の徹底化をはかる。具体的には2名を1グループとし、作業指導マニュアルにより小型万力を製作する。その実習過程を分析・検討し、寸法測定、アラサ測定および原価計算を行い、報告書を作成する。あわせて溶接作業も実習する。


工作機械 【Machine Tools】
科目の記号/番号:MENG214 セメスター:4S 単位:2
【キーワード】 旋盤、フライス盤、汎用工作機械、専用工作機械、NC工作機械
【科目の概要】 金属加工を対象とした各種工作機械の動作原理、構造、加工原理、加工法、特徴、制御方法、管理方法、メンテナンス方法などについて、実際の工作機械の見学を通して学習する。姉妹講義「工作実習」で、工作機械の運転をみずから行うことで相乗的学習効果が得られる。


機構学 I 【Mechanism I】
科目の記号/番号:MENG216 セメスター:4S 単位:2
【キーワード】 メカニズム、リンク機構、カム、歯車、ベルト・プーリ
【科目の概要】 メカトロニクス機器を構成する、各種メカニズムについて、個々の部品の役割、構造、種類、原理を説明し、機械系と電気系がどのように結合して、メカトロニクス機器を構成しているかを解説する。


固体の力学 【Foundamentals of Mechanics of Materials】
科目の記号/番号:MENG311 セメスター:5S 単位:2
【キーワード】 応力、ひずみ、弾性、塑性、ポアソン比
【科目の概要】 機械系のいわゆる「4力」のひとつである「材料力学」に入るひとつ前の段階の材料系科学に関して学習する


材料力学 【Mechanics of Materials】
科目の記号/番号:MENG312 セメスター:6S 単位:2
【キーワード】 強度計算法、変形の計算法
【科目の概要】 『固体の力学』に続く科目として、『固体の力学』で学んだことを基礎にしてさらにレベルの高い内容を学ぶ。具体的には、機械や構造物に必ずと言っていいほど使われており、設計するときに最も重要となる「はり」について、強度計算法や変形(たわみ)の問題を解けるようにする。さらに柱の座屈、丸棒のねじり、骨組み構造について基礎的な解法を学ぶ。


機械の力学 【Foundamentals of Mechanical Dynamics】
科目の記号/番号:MENG313 セメスター:5S 単位:2
【キーワード】 質点、質量、剛体、慣性モーメント
【科目の概要】 機械系のいわゆる「4力」のひとつである「機械力学」に入るひとつ前の段階の機械を対象として力学の基本に関して学習する


機械力学 【Mechanical Dynamics】
科目の記号/番号:MENG314 セメスター:6S 単位:2
【キーワード】 剛体の運動解析、フーリエ級数、ラプラス変換
【科目の概要】 『物理学A(力学)』に続いて、ひとつの力によって、物体が並進運動と回転運動をどの様なバランスで発生するのかについても学び、剛体運動の基本を理解する。剛体の運動について簡単な運動の解析を行えるようにした後、初歩的な振動現象の解析を例に、振動工学の初歩を講義する。ここで、フーリエ変換、ラプラス変換等について、その物理的意味と工学での活用法を学ぶ。


設計製図 I 【Design Drawing I】
科目の記号/番号:MENG315 セメスター:5S 単位:1
【キーワード】 設計製図、油圧ジャッキ、熱流体機器、軸受け、歯車
【科目の概要】 『基礎製図』に引き続き製図に関する事を学ぶ。前者は図面の製作に関する「製図」の内容が主であったが、この科目では「設計」に重点を移し、基本的な機械要素の設計方法および簡単な機械の設計製図を修得する。製品が壊れることの無いように、力学を用いて設計計算を行い、機械の寸法を決定し、図面化することにより、実際的な設計手法を学習する。例えば、油圧ジャッキ、熱流体機器、軸受、歯車、NC工作機械テーブルの設計製図などを対象とする。


工業材料学 【Engineering Materials】
科目の記号/番号:MENG316 セメスター:6S 単位:2
【キーワード】 鉄鋼、種々金属の性質
【科目の概要】 機械の設計技術者は、設計した製品が課された使用条件下で壊れることなく、十分にその性質を発揮し性能を保つように、機構や寸法ばかりでなく、機械構造部材の材料を注意深く合理的に選ばなければならない。それには金属材料の知識が不可欠である。金属は、機械製作をはじめとして工業の分野でいろいろに使われており、本講義では、使用する条件を考えながら、鉄鋼をはじめ種々の金属の性質に関して、基礎を概説する。


機構学 II 【Mechanism II】
科目の記号/番号:MENG317 セメスター:5S 単位:2
【キーワード】 機構と解析法、センサ、アクチュエータ、ロボット運動制御
【科目の概要】 いろいろな機械やロボットは、単純な直動、回転の運動を基本として、これらを組み合わせて、センサ情報に用いたマイコン指令により、望みの動作を実現している。メカトロニクスは、機構学、センサ工学、電気・電子工学をベースとして、制御工学、情報工学までを含む、総合的な学問である。本講義では、主要な機構とその解析方法、センサ、アクチュエータの種類と原理、マイコン、さらに、ロボット機構やロボット運動制御などについて学ぶ。


設計製図 II 【Design Drawing II】
科目の記号/番号:MENG318 セメスター:6S 単位:1
【キーワード】 機械システムの設計
【科目の概要】 『基礎製図』『設計製図Ⅰ』に引き続き、設計製図関連について学ぶ。この科目では主に「機械システムの設計方法」を学習する。実際の設計問題をテーマとした複数の課題(仕様)を設定し、要求機能を実現する機構を独自に設計する。設計した機構を計算により定量化して図面化することにより、実際的な設計手法を習得する。


流れの力学 【Fundamentals of Fluid Dynamics and Engineering】
科目の記号/番号:MENG319 セメスター:5S 単位:2
【キーワード】 流体静力学、理想流体、流体運動の力学、連続の式、ベルヌーイの式、運動量保存則
【科目の概要】 流体とは液体(水など)と気体(空気など)の総称であり、物体や機器内外の流れおよびそれによって生ずる力、運動等を研究するのが流体工学である. 本講ではその基礎をなす流体静力学および理想流体(粘性および圧縮性を無視できる場合)の流れの力学について学ぶ。


CAD 【Computer-Aided Design 】
科目の記号/番号:MENG320 セメスター:6S 単位:1
【キーワード】 2次元CAD、設計製図、要素設計
【科目の概要】 設計図面を作成する上で、現在手書きの図面はほとんど無くなり、コンピュータで作成するCAD(Computer-Aided Designの略記)は機械の設計製図には不可欠なものとなっている。本講義では、CADの理解を深めると共に、実際に使いこなせるように習熟することを目標とする。『CADⅠ』では2次元CADを用いた設計製図方法について学ぶ。設計・生産へのコンピュータ支援の現状を解説した上で、使用する2次元CADについて説明し、基本的な実習で操作方法を習得した後、機械要素の設計製図を行う。


熱の力学 【Foundamentals of thermodynamics】
科目の記号/番号:MENG321 セメスター:5S 単位:2
【キーワード】 エネルギー、平衡状態、エントロピー、理想気体、仕事、熱
【科目の概要】 機械系のいわゆる「4力」のひとつである「熱力学」に入るひとつ前の段階の熱に関する科学に関して学習する


熱力学 【Thermodynamics】
科目の記号/番号:MENG322 セメスター:6S 単位:2
【キーワード】 環境、エネルギー有効利用、伝熱工学、熱伝導、熱放射、対流
【科目の概要】 環境問題に関連して、エネルギーの効率的な利用の重要性が言われてきており、エネルギーの代表的な形態の一つである熱に関する基本的なことを学んでおくことは重要である。伝熱とは熱が高温の物体から低温の物体へ移動する現象であり、伝熱科学では、その中でも「熱の移動の速さ」をメインに取り扱う。本講義では、熱伝導、熱放射、対流などの伝熱科学の基礎を学ぶとともに、エネルギーの有効利用について考える。伝熱とは熱が高温の物体から低温の物体へ移動する現象であり、伝熱工学では熱の移動の速さを取り扱う。本講義では、熱伝導、熱放射、対流などの伝熱工学の基礎を学ぶとともに、エネルギーの有効利用について考える。


流体力学 【Fluid Dynamics and Engineering】
科目の記号/番号:MENG324 セメスター:6S 単位:2
【キーワード】 実在流体、粘性流体、管内流れ、外部流れ、流体機械、ナビエ・ストークスの方程式
【科目の概要】 流れの力学を基礎として、実在の粘性流体の力学について学ぶ。具体的には層流と乱流、管内流れにおけるエネルギー損失、流れの中に置かれた物体に作用する力(圧力とせん断力、揚力と抗力)、揚力の発生メカニズムなどについての理解を深める。本講義で学ぶことによって、エネルギー損失の少ない効率的な配管設計・流体抵抗の少ない形状決定や実際に発生する流体現象の分析に対する基本的な対処が可能となる。講義ではあるが演習問題等によって理解を確認しつつ進める。さらに、ナビエ・ストークスの方程式および、これによって解析可能な流れへの適用例について学ぶ.


熱流体力学 【Thermodynamics】
科目の記号/番号:MENG411 セメスター:7S 単位:2
【キーワード】 熱の移動、熱伝導、対流、乱流、渦粘性、沸騰・凝縮、熱放射、数値解析
【科目の概要】 冷凍・冷房技術は大きな進歩を遂げているが、それに伴い地球環境に及ぼす悪影響も懸念されている。現在環境にやさしい冷凍・冷房技術の開発が強く望まれている。自然現象では、熱は温度の高い方から低い方へ移動するが、機械的仕事を与えることによって温度の低い側から熱を奪い、高温側に移すことが可能となる。講義では、冷凍の原理を解説するとともに、冷凍・冷房技術さらには冷暖房などの空気調和について学ぶ。


材料加工法 【Material Processing】
科目の記号/番号:MENG412 セメスター:8S 単位:2
【キーワード】 精密加工法、原理、特徴、得失
【科目の概要】 『機械製作法』で加工法の基本を学んだ後、さらに精密な加工に関することについて学ぶ。現在の製品は、その性能の向上に伴って、より一層の精密な加工が要求されるようになってきている。そして、これらの要求を満たす技術の確立が、工場の海外進出を防ぐ重要な要素と言われている。本講義では、精密加工に関しての種々の加工法について、その原理、特徴、得失等について解説する。