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玉川大学    工学部科目    ソフトウェアサイエンス学科科目群   

工学基礎演習 【Exercise for Engineering Fundamentals】
科目の記号/番号:ENGR103 単位:1
【キーワード】 物理学の基礎、数学の基礎
【科目の概要】 高校までの学習で不十分な、工学を学ぶ上で必要となる物理学と数学の基礎的知識を身につけることを目的とする。物理学では特に生活に関連した事柄を学ぶ。また、数学では関数とグラフ、三角比、数式処理、確率の基礎等を学ぶ。授業は、演習を通じて行う。


数学演習 【Practice in Mathematics】
科目の記号/番号:MATH107 単位:2
【キーワード】 関数とグラフ、三角関数、指数関数、対数関数、命題と論理
【科目の概要】 必須となる数学概念と数学演算の基礎を修得する。最初に1次関数とそのグラフとの関係を復習する。続いて、三角関数を学ぶ上で必要となる三角比、一般角と弧度法を復習した後、三角関数とそのグラフに関する重要事項を学ぶ。さらに、加法定理、三角関数の合成等について学ぶ。続いて指数関数、対数関数、命題と論理についてそれらの基本的性質を学ぶ。


物理学 I 【Physics I】
科目の記号/番号:PHYS101 単位:2
【キーワード】 質点、質点系、回転運動、静電気、直流回路
【科目の概要】 質点の力学の知識をもとに、質点の集まりや大きさのある物体の力学を学ぶ。質点系の運動はは系全体の運動量および角運動量の変化で表され、剛体は回転の運動方式にしたがう。弾性体の力学では応力による変形について学び、流体の力学では静止流体および運動流体の基本を学ぶ。電磁気学の入門として、静電気を中心に直流回路までを学習する。電磁気現象全般を見渡しながらクーロンの法則から電界を通し、“場”の考え方をしっかり身につけるようにする。微分、積分およびベクトル解析の知識を用いる。


技術英語 【English for Engineering】
科目の記号/番号:ENGR101 単位:2
【キーワード】 一般読解、技術文献読解、物の特徴・外観・性質・仕様などの表現
【科目の概要】 英文の一般文献や日常会話とは異なる、専門的な単語が豊富に出現する科学技術文献を読むための英語の要点を学習する。また、TOEICテストの形式に従って問題に取り組み英語の基礎力も養う.


工学基礎 I 【Fundamentals of Engineering I】
科目の記号/番号:ENGR102 単位:2
【キーワード】 日本語力、読解、物理学の基礎、数学の基礎、生産体験
【科目の概要】 大学の工学部で学習するうえで土台となる基礎学力の充実を図る.日本語の読解から始め,論理的な文章の作成,また物理・化学の基本概念,さらに数学の基礎知識を修得する.知識修得のために体験的授業も組み込む.


プログラミング I 【Programming I】
科目の記号/番号:INFO107 単位:2
【キーワード】 コンピュータ概要、変数、代入、判断、繰り返し
【科目の概要】 コンピュータを動かすソフトウェアは、何らかのプログラム言語で作成されている.プログラミングの技術を習得し作成したソフトウエアでコンピュータ を自分のしたいことをさせる道具として使用することが出来るようになる。そこで、本授業では、現在、最も多く使用されているプログラミング言語のひとつ(C,C#,VB等)を取り上げ、コンピュータとその言語でのプログラミングの基本を学習する。毎回の授業の後半では学習した事項を確実に習得するために実際にプログラムの作成を行う。


代数学 I 【Algebra I】
科目の記号/番号:MATH109 単位:2
【キーワード】 行列式、固有値、固有ベクトル
【科目の概要】 行列を主なテーマとした代数学入門に続く科目で、線形代数学の基本的な理論とその応用が扱われる。行列式とその応用、行列の対角化の問題と関連して固有値問題が主テーマであり、行列式の定義と性質、余因数展開、行列式の計算、正則の条件と逆行列の公式やクラーメルの公式なども学習する。また、行列式の計算、固有値と固有ベクトルの求め方、対角化可能性の判定など演習も多く交えて学習する。


解析学 I 【Analysis I】
科目の記号/番号:MATH103 単位:2
【キーワード】 微分法、冪級数、積分法、広義積分
【科目の概要】 一変数関数に関する、より高度な微分法の応用と積分法について理解し、その計算力を身につけることを目標として講義する。まず、テイラー、マクローリンの定理を学び級数の形で初等関数がどのような関係にあるかを学ぶ。次に、定積分の数学的定義を通して現実の面積・体積が数学のなかでどのように表現され計算されるかを学ぶ。また、微分の逆演算としての原始関数(不定積分)が定積分とどのように関係するかを理解しながら、その計算方法を多くの問題演習を解きながら身につける。


解析学 II 【Analysis II】
科目の記号/番号:MATH104 単位:2
【キーワード】 多変数関数、偏微分、重積分
【科目の概要】 『解析学Ⅰ』の受講後、多変数関数の微分法と積分法の理論を学び、今後の理工系での勉学で必要となるより高度な計算力も身につけることを目標に講義する。一変数関数と多変数関数の数学的取り扱いの違いは、初学者には非常に大きなものに見える。そこで、比較的容易な2変数関数の微分法と積分法を学習し、その知見が3変数関数、さらには一般のn変数関数にも通用することを知ることにより、多変数関数の理論・計算方法を身につけるという流れで授業を行う。具体的には、偏微分、全微分、多変数関数の極値、2重積分、3重積分、冪級数とその収束等を十分な演習を加えながら講義する。


デジタルシチズンシップ 【Digital Citizenship】
科目の記号/番号:INFO106 単位:2
【キーワード】 デジタルリテラシー、デジタルエチケット、技術使用倫理
【科目の概要】 近年のインターネット普及に伴い、我々の生活はオフラインからオンラインにおける時間の割合が急速に増加し、そこで暮らすにはデジタル市民として生きていく力としてデジタルシチズンシップ(能力・権利・責任など)を身に着けることが必要不可欠になってきた。本講義は、善良なデジタル市民になるためのデジタルリテラシーを学び、その根幹となる倫理観と責任感を身に着けることを学ぶ。


経営情報分析 【Management Information Analysis】
科目の記号/番号:MASC100 単位:2
【キーワード】 プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、システム戦略
【科目の概要】 本授業では、情報処理産業へ従事するために必要な知識の習得すること、また情報処理産業でのキャリアプランを立てるために必要なスキル、姿勢の習得も目的とする。具体的には、システムインテグレータ企業への就職を希望する受講者が、大学で習得することが望ましい知識の習得を目指すことを想定している。内容として、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、システム戦略、法務について学習する。なお、本授業では、基本情報処理技術者試験の受験のための対策も含まれる。


情報処理技術 【Information Processing Technology】
科目の記号/番号:INFO208 単位:2
【キーワード】 情報処理、コンピュータ、ネットワーク、データベース、デジタル
【科目の概要】 情報処理の基礎知識から情報の社会的価値認識に関することまでの幅広い知識を習得する。講義の内容は、基本的な情報処理技術であるコンピュータ科学基礎、コンピュータシステム、システム開発・運用、データベース技術、情報システムと経営である。また、社会の情報化要求に対応するキャリア開発と職業観・勤労観の形成に必要な情報技術についての理解を深めるために、現在の多方面で利用されているパソコンやインターネットを含むネットワーク環境、携帯電話やデジタルテレビなどから成るデジタル家電の概要を理解して、その基本技術について学ぶ。


論理回路 【Logic Circuits】
科目の記号/番号:ENGR212 単位:2
【キーワード】 ブール代数、論理ゲート、論理台数、組み合わせ回路、順序回路
【科目の概要】 論理回路は、ブール代数(論理演算)を行う回路である。コンピュータ内部での数の表現(2進数)と各種計算の原理、論理代数や論理関数など‘0’と‘1’からなる数学とその性質、組合せ回路、順序回路の状態遷移のの概念など、情報科学において必要となる基礎事項の理解に重点を置いて講義を行う。デジタル回路の基礎を、スイッチング素子の具体例より考察をし、論理ゲートと論理代数、組み合わせ回路、順序回路、等について学ぶ。


回路基礎 【Basis of Circuit Theory】
科目の記号/番号:EEE200 単位:2
【キーワード】 直流・交流回路、回路方程式、諸定理、共振回路、回路の周波数特性
【科目の概要】 近年コンピュータがダウンサイジングし、あらゆるシステムに搭載されるようになってきた。つまり、コンピュータそれ自身とその周辺機器を理解するためには、その基礎となる電気回路の知識が必要となる。本授業は、はじめにキルヒホッフの法則、回路素子の性質、回路方程式、回路における諸定理を述べる。その後、回路の動的解析に視点を向け、回路の過渡現象を簡単な微分方程式を用いて説明する。回路のコンピュータシミュレーションへの応用のための基礎を身につける。


微分方程式 I 【Differential Equation I】
科目の記号/番号:MATH202 単位:2
【キーワード】 1階微分方程式(変数分離形、同次形、完全微分形)、2階微分方程式
【科目の概要】 社会科学・自然科学において、現象を定量的に記述するためのモデル化は微分方程式を用いておこなわれることが多い。その微分方程式を解き、解を調べることにより複雑な現象を数学的に理解することの手助けとすることができる。ここでは、まず基本的な現象がどのようにして微分方程式で表現されるかを学び、そのような微分方程式が今までの解析学の知識を用いてどのように解けるか知る。この授業で扱う微分方程式は、いわゆる求積法で解けるものを中心とする。具体的には、変数分離形、同次形、完全微分形等の1階微分方程式と2階の定数係数線形微分方程式に焦点をあわせ、十分な演習を交えながら講義する。


確率統計学 I 【Probability and Statistics I】
科目の記号/番号:STAT200 単位:2
【キーワード】 確率変数、分布関数、二項分布、ポアソン分布、正規分布、中心極限定理
【科目の概要】 複雑化した高度情報社会に突入した現在は、いろいろな情報が錯綜し便利で有益な情報と同時に、社会を混乱させるような情報も氾濫している時代である。このような時代では、データを整理、分析し得られた数値をどのように解釈し、どう判断を下すのか、いわゆる「統計的鑑識眼」というものが必要になる。その獲得を目標とし、本講義では確率統計学に関する基本的な知識である確率変数の分布関数、確率密度関数、および、基本分布と言われる二項分布、ポアソン分布、正規分布などについて重点的に学習する。


工学基礎 II 【Engineering Fundamentals II】
科目の記号/番号:ENGR205 単位:2
【キーワード】 筆記、読解、物理学の基礎、化学の基礎
【科目の概要】 工学基礎Iで習得した基礎学力をより実践的な学力へ向上させることを目的とする.各分野で具体的な問題を解くことにより、実際に活かせる学力の修得を目指す.


フーリエ解析 【Fourier Analysis】
科目の記号/番号:MATH204 単位:2
【キーワード】 周期関数、三角関数、フーリエ級数、フーリエ変換
【科目の概要】 フーリエ解析は、情報科学をはじめとする理工学の広範な分野で重要な数学的手法となっている。本講義は、ソフトウェアサイエンスを学ぶうえで必要不可欠となるフーリエ解析の概念と手法を習得することを目的とする。まず、周期信号を取り扱うための数学的概念と手法を学ぶ。次に非周期信号および不規則信号を取り扱うためのフーリエ変換の手法を修得する。さらに、コンピュータを用いてフーリエ解析を遂行するために必要となる離散的フーリエ変換の概念と高速フーリエ変換のプログラミング手法について言及する。


シグナルプロセッシング 【Signal Processing】
科目の記号/番号:EEE201 単位:2
【キーワード】 アナログ信号、ディジタル信号、フーリエ解析、フィルタ
【科目の概要】 信号処理はきわめて広い応用分野を持つ基礎的かつ実際的な学問である。信号処理の理論を理解するには、数学的手法だけでなくシステムの特性や働きに関する知識も必要である。本講義では、信号とシステムの全般にわたる内容について取り扱い、特に、アナログ・ディジタル信号システムの解析、サンプリング、フィルタ設計などを中心に解説を行う。本講義により、アナログ信号とディジタル信号の様々な形態とそれらの関連について明確に理解し、さらに高度な学習へ活用できるようになることを目的とする。


プログラミング II 【Programming II】
科目の記号/番号:INFO108 単位:2
【キーワード】 プログラミング応用、プログラミング演習、ソフトウェア開発
【科目の概要】 コンピュータを動かすソフトウェアは、何らかのプログラム言語で作成されている.プログラミングの技術を習得し作成したソフトウエアでコンピュータ を自分のしたいことをさせる道具として使用することが出来るようになる。そこで、本授業では、現在、最も多く使用されているプログラミング言語のひとつ(C,C#,VB等)を取り上げ、コンピュータとその言語でのプログラミングの応用を学習する。毎回の授業の後半では学習した事項を確実に習得するために実際にプログラムの作成を行う。


ネットワーク技術 I 【Network Technology I】
科目の記号/番号:INFO211 単位:2
【キーワード】 ネットワーク インターネット プロトコル パケット
【科目の概要】 コンピュータネットワークの基礎となるデジタル情報通信とデータ通信ネットワークの技術について講義を行う。内容は、通信方式、交換方式とパケット通信、電送制御、誤り制御、ネットワークアーキテクチャとOSIのプロトコル階層である。さらに、現実のコンピュータネットワークの例としてインターネットを取り上げ、『ネットワーク技術II』につながるように、上述の理論などが、どのように使われているかのインターネットの基礎について解説し、現在のインターネットに対する理解を深める。


ゲーム企画開発論 【Game Planning and Development】
科目の記号/番号:INFO203 単位:2
【キーワード】 ゲーム業界、ゲームデザイン、シナリオ、文化・文学
【科目の概要】 ゲーム、映像コンテンツ、マルチメディアアプリケーションなどの創造的な企画は、製作工程管理・ビジネスプランなどの実際的知識とともに、シナリオ作成・キャラクタデザイン・背景設計のための文化的知識および創造性を養う訓練が必要となる。本講義ではゲーム業界の概要、ゲームデザインの考え方、およびシナリオの書き方などを学び、また文学作品を題材に文化について考えたのち、グループでの企画書作成・ゲームの世界観のデザイン・キャラクタ設定など、実践的な作成方法について学ぶ。


アルゴリズムとデータ構造 【Algorithms and Data Structures】
科目の記号/番号:INFO201 単位:2
【キーワード】 動的データ構造、スタック、キュー、2進木
【科目の概要】 ソフトウェア開発や情報メディア表現をはじめ、コンピュータの基本ソフトウェアを作成するときに必要となる、文字列操作、各種データ構造、アルゴリズムについて、理論面、実践面から学習する。さまざまな問題解決に対して、コンピュータを使って解決するときに、適切なデータ構造とアルゴリズムが使えることを目指す。扱う内容は、データ表現法、並べ替え、テーブル、検索などである。また、構造体と動的記憶域の割り当てを用いて、スタック、キュー、木構造な動的データ構造の作成、データの挿入、削除も扱う。実習でプログラミングを行い、実際に作成させる。


コンピュータグラフィックス 【Computer Graphics】
科目の記号/番号:INFO204 単位:2
【キーワード】 座標変換、透視投影、シェーディング、レンダリング、モデリング
【科目の概要】 プログラミングを通じてコンピュータグラフィックス(CG)の技術的基礎について学ぶ。学習トピックスは、人間の視覚と色の表現、ベクトルと行列による座標計算、2次元グラフィックスとピクセル操作、アニメーション処理、3次元CGの幾何変換と投影変換、シェーディング(光のモデルによる陰影付け)、レンダリングなどである。それぞれ基本的な理論を学び、プログラムを作成して画面上で効果を確認する。また、情報可視化、ゲーム、映画制作など、CGの応用分野についても概観する。


情報システム 【Information System】
科目の記号/番号:INFO207 単位:2
【キーワード】 データベース、検索、保管管理、アクセス制御処理
【科目の概要】 情報システムは、情報を適切に保存・管理するための仕組みである。データベースがその代表である。本講義は、データの種類、データ構造などから、データをどのように保存管理するかを概説する。最近は単独でPCを使う場合とネットワークシステムとして情報システムを構築している場合がある。後者は、複数人が同時に使う場合のアクセス制御処理、ファイルプロテクションなどの概念も理解しておかなければならない。また、データベース検索、Web検索エンジン、ゲームのロールプレイング情報の処理や脳の情報処理を概説して情報システムを学ぶ。


データ通信 【Data Communications】
科目の記号/番号:EEE202 単位:2
【キーワード】 アナログ通信方式 ディジタル通信方式 雑音 情報ネットワーク
【科目の概要】 現代の情報社会において情報通信の果たす役割は急速に増加しており、情報通信網は最も重要なインフラストラクチャーの一つとなっている。本講義では、情報通信の基礎となるアナログおよびデジタル通信方式の理論体系の理解を目的とする。まず、信号解析手段であるフーリエ変換を講義する。次いで、変調の意義を理解した上で代表的な変調方式の原理を理解する。さらに、多値変調と占有帯域幅の関係を理解する。


ビジネスゲーム 【Business Game】
科目の記号/番号:MASC206 単位:2
【キーワード】 戦略、経営計画、原価、ゲーム、シミュレーション
【科目の概要】 本講義では、学生3~4名のチームを、1つの製造メーカーとしてビジネスを展開して競争を行う。他社との競争は主として価格であるが、その価格決定においても、製品開発競争、マーケティング競争、生産効率化によるコスト競争など多くの要因を考慮が必要となってくる。ほかにも、資金運用を考えるにあたり、設備投資や雇用などを考えながら意思決定をしていく必要がある。本講義では、単なるゲームを行うということではなく、このような意思決定のなかから、企業経営の難しさを学習することが目的となる。ビジネスゲームの進行を通じて、さまざまな情報の中から大切な情報をどう掴み、意思決定につなげていくかを学習していく。


微分方程式 II 【Differential Equation II】
科目の記号/番号:MATH203 単位:2
【キーワード】 高階定数係数線形微分方程式、連立微分方程式、級数解法
【科目の概要】 『微分方程式Ⅰ』で学んだことをさらに発展させる。『微分方程式Ⅰ』では解法、計算が中心であったが、ここでは理論的な取り扱いもおこなう。内容としては、高階の定数係数線形微分方程式と連立微分方程式および冪級数による解法を扱う。さらに、微分方程式の解の存在定理と一意性についてもふれる。目標の一つは、上記の微分方程式が解けるようになることである。さらに、解法を支える微分積分学・線形代数学の知識が実際にどう使われているか説明できるようになることも目標とする。その達成のため、解法の講義の中で 必要な微分積分学・線形代数学の説明も取り入れる。


確率統計学 II 【Probability and Statistics II】
科目の記号/番号:STAT201 単位:2
【キーワード】 母集団、平均値、分散、推定、仮説検定
【科目の概要】 『確率統計学Ⅰ』に引き続き「統計的鑑識眼」を獲得することを目標とする。まず、母集団から無作為に抽出された標本値を用いて、ひとつの母集団におけるデータの平均値、比率、分散、あるいは、二つの母集団における母平均差、比率差などのいわゆる母数の推定方法を学ぶ。および、基本分布と言われる二項分布、ポアソン分布、正規分布などについて重点的に学習する。


幾何学 I 【Geometry I】
科目の記号/番号:MATH201 単位:2
【キーワード】 三角形の五心、九点円、結び目、立体幾何、球面幾何、掛谷の問題
【科目の概要】 幾何学のさまざまな話題について学ぶ。高次元の幾何学においては図が描けないのでどうしても計算に頼ることとなりそのための道具立てが必要であるが、低次元の幾何学では直観的な図で説明できる場合が多い。ここではそのような低次元の幾何学についての講義を行う。


複素解析 I 【Complex Analysis I】
科目の記号/番号:MATH205 単位:2
【キーワード】 ガウス平面、正則関数、コーシー・リーマンの関係式、ベキ級数
【科目の概要】 複素関数論の初歩を学ぶ。複素関数論は実関数の定積分の計算への応用から生まれたと言われるが、理論そのものが明快であり、これを学ぶとむしろ実関数の方がすっきりしない半端な世界に思えてくる。正則関数(微分可能複素関数)における複素解析性、コーシーの定理、積分公式、留数などについて学ぶ。


オペレーティングシステム 【Operating Systems】
科目の記号/番号:INFO202 単位:2
【キーワード】 プロセス、ファイルシステム、メモリ管理、ネットワーク
【科目の概要】 オペレーティングシステム(OS)とは、様々なアプリケーションソフトウェアが適切に実行されるようにコンピュータ内の各種資源を管理するソフトウェアである。本講では、OSについて簡単な歴史とその基本的な構成を学んだのち、コマンド操作やプログラミングを通じて、プロセス、仮想記憶、ファイルシステム、ユーザ管理などのOSの各機能に対する理解を深める。


情報理論 【Information Theory】
科目の記号/番号:INFO209 単位:2
【キーワード】 情報量、エントロピー、情報源符号化、通信路容量、通信路符号化
【科目の概要】 情報理論は、情報を確率的に捉えることにより情報通信システム、コンピュータシステムにおける情報処理の本質を知るための理論である。本講義は、情報を確率的に捉えるために必要となる情報量、エントロピー等の概念について解説する。ついで、情報源符号化、通信路符号化など、現代の情報通信システムの数理的基礎を知るための重要な概念を理解する。さらに、マルチメディア時代の情報伝達に必須の技術である情報の暗号化と復号化、通信の効率向上のためのデータ圧縮法、誤り訂正符号化法について言及する。最新の暗号化理論についても触れる。


数値解析プログラミング 【Computer Programming for Numerical Analysis】
科目の記号/番号:INFO210 単位:2
【キーワード】 数値計算、近似計算、プログラミング
【科目の概要】 工学、自然科学、社会科学のあらゆる領域で、データ処理、データ解析等が密接に係わっている。データに内在する法則を見出し、対象を適切に理解するためには、データの的確な収集・整理・処埋・表現・解析が必要になる。本授業では、科学技術的表現の常識に始まり、データ解析に際しての注意点、グラフの活用法、そして数理的解析法の初歩までを解説する。コンピュータ演習を通して、解析的には解けない非線形方程式や微分方程式を数値的に必要な精度まで求める近似計算法を修得する。根の計算、行列計算、数値積分、数値微分、微分方程式などの数値解析的手法も紹介する。


数学科指導法 I 【Teaching Method of Mathematics I】
科目の記号/番号:SUBP215 単位:2
【キーワード】 学習指導要領、生きる力、数学的活動
【科目の概要】 学習指導要領では「生きる力」を育成するために、子どもたちに基礎的・基本的な知識・技能の習得やそれを活用して課題を解決するために思考力・判断力・表現力等を身に付けさせたい能力として示している。そこで中学校・高等学校の学習指導要領の概要や教科の目標・内容等の理解を図り、数学の教員として数学的活動の楽しさやよさの実感、数学を活用して考えたり判断したりしようとする態度を育成したりするための学習指導を目指し、講義と模擬授業での実践を行う。


情報科指導法 I 【Teaching Method】
科目の記号/番号:SUBP211 単位:2
【キーワード】 学習指導要領、情報、情報社会、学習指導案、教職課程
【科目の概要】 高等学校教諭免許状(情報)の取得を目的とした教職課程のための科目である。高等学校の学習指導要領の概要と教科「情報」の目標、内容等について学び、情報教育の現状と「情報」を担当する教員の在り方について明確にする。また、基本的な知識・技能の習得や思考力・判断力・表現力等の育成、その上に情報社会を「生きる力」の育成を目指した情報教育の在り方について考える。さらに、年間授業計画と学習指導案の作成およびそれらに基づいた模擬授業の実践により、授業の展開方法、評価方法等について学ぶ。


数学科指導法 II 【Teaching Method of Mathematics II】
科目の記号/番号:SUBP216 単位:2
【キーワード】 学習指導要領、生きる力、数学的活動
【科目の概要】 教職課程のため開講した「数学科指導法Ⅰ」に続く教科である。学習指導要領では「生きる力」を育成するために、子どもたちに基礎的・基本的な知識・技能の習得やそれを活用して課題を解決するために思考力・判断力・表現力等を身に付けさせたい能力として示している。そこで中学校・高等学校の学習指導要領の概要や教科の目標・内容等の理解を図り、数学の教員として数学的活動の楽しさやよさの実感、数学を活用して考えたり判断したりしようとする態度を育成したりするための学習指導を目指し、講義と模擬授業での実践を行う。


情報科指導法 II 【Teaching Method】
科目の記号/番号:SUBP212 単位:2
【キーワード】 学習指導要領、情報、情報社会、学習指導案、教職課程
【科目の概要】 教職課程のため開講した「情報科指導法Ⅰ」に続く科目である。高等学校の学習指導要領の概要と教科「情報」の目標、内容等について学び、情報教育の現状と「情報」を担当する教員の在り方について明確にする。また、基本的な知識・技能の習得や思考力・判断力・表現力等の育成、その上に情報社会を「生きる力」の育成を目指した情報教育の在り方について考える。さらに、年間授業計画と学習指導案の作成およびそれらに基づいた模擬授業の実践により、授業の展開方法、評価方法等について学ぶ。


ユーザインタフェースデザイン 【User Interface Design】
科目の記号/番号:INFO315 単位:2
【キーワード】 ウィンドウ、メニュ、ボタン、リソース
【科目の概要】 近年アプリケーション開発の多くは、ウィンドウを表示して問題解決のインタフェースを作成する。この授業では、ウィンドウプログラミングの制御をオブジェクト指向プログラミングで行う。扱う内容は、SDI、MDI、ダイアログベースの概念、Viewクラスでの描画、ダイアログウィンドウの作成、メニュ、ボタンなどのリソース作成、関数定義とクラスやメソッドの定義を扱う、また、文字列、数値の扱い、画像データの表示、リスト構造などを用いてアプリケーションを作成する。


システムプログラミング 【System Programming】
科目の記号/番号:INFO206 単位:2
【キーワード】 ソフトウェア,ハードウェア、組み込み
【科目の概要】 組込系のプログラミングにおいてはソフトウェアのみならずハードウェアの知識も不可欠であり,それに基づいたプログラミング技術を身につける必要がある.本講義では双方の関係を理解し,効率的なプログラミングが実現できる能力を身につける.


ネットワークプログラミング 【Network Programming】
科目の記号/番号:INFO311 単位:2
【キーワード】 Java、 Servlet、 JSP、GUI、インターネット
【科目の概要】 Java言語を使用してインターネット環境の上で使用できる情報システムを構築するための基礎プログラミング技術を学ぶ。前半ではJava言語によるプログラミングの基礎を学び、GUIを使用したスタンドアローン型の情報システムをつくる。後半ではソケットインターフェイスを用いてインターネット上で情報のやりとりの方法を学ぶ。たJava Servlet や JSP(java Server Page) を用いてサーバ側でのプログラミングを学び、総合的な情報システムを実現する。


データベース 【Database】
科目の記号/番号:INFO308 単位:2
【キーワード】 データベース、インデックス型、リレーショナル型、SQL言語
【科目の概要】 現在は、オブジェクト指向型データベースやファジイデータベースなど多様な分野でデータベースが開発され、運用されている。データベースシステム開発の歴史について概説した後、現在、主として使用されているリレーショナル・データベースシステムに焦点を絞り、その構成等について解説する。その後、一つのデータベースシステムの各種機能を実際に操作しながら、データベースの利用法・管理法について学ぶ。また、SQL言語の基本的な仕様を学び、業務で扱われているデータベース制御がSQLでどのように書かれ、使われているかを理解する。


ネットワーク技術 II 【Network Technology II】
科目の記号/番号:INFO310 単位:2
【キーワード】 インターネット OSI プロトコル アドレス プロトコルレイヤ
【科目の概要】 コンピュータネットワークとしてインターネットを中心に取り上げ、OSIプロトコル階層の各階層をインターネットと結び付けて解説する。さらに、インターネットのアーキテクチャの理解を目的として、インターネットプロトコルスイート、インターネットアドレス機構、インターネットにおける基礎技術(経路情報と名前検索システム)、その他のインターネットの関連プロトコルについて講義する。また、現在のインターネットの抱える問題と未来についても言及する。


代数学 II 【Algebra II】
科目の記号/番号:MATH300 単位:2
【キーワード】 群、環、体
【科目の概要】 群・環・体に代表される代数系について、その定義から始めて定義に直接関連する基本性質、代表的な例について学ぶ。なお、集合的公理的に展開される数学の基礎であるから講義は集合と写像の基本的な知識から展開される。


企業講義 【Enterprise Lectures】
科目の記号/番号:MGMT305 単位:2
【キーワード】 企画開発、製品開発、製品評価、マーケティング、広報方法
【科目の概要】 本授業は、ソフトウェアサイエンス(情報通信)の最先端技術や製品開発のプロセスを企業がどのように行なっているかを解説することを主な目的として開講する。そのため企業の企画開発部門などの第一線で活躍されている経営者、開発マネージメント者、研究者、技術者、人事担当者などの話を聞き、技術の紹介だけでなく、企業の製品に対する哲学、経営方法、製品開発法、マーケティング、製品評価、広報方法なども取り上げる。


モバイルシステム総合研究 【Comprehensive Study of Mobile Systems】
科目の記号/番号:EEE301 単位:2
【キーワード】 モバイル端末(ハード、ソフト)、コンテンツ、サービス、セキュリティ
【科目の概要】 携帯電話やスマートフォン、PHSを代表とするモバイルシステム技術の基礎をハードウェアおよびソフトウェアの両面から解説する.さらに、モバイルコンテンツサービスをはじめとする種々のモバイル技術を用いたサービスについても言及する. 本講義はモバイル分野の第一線の技術者による集中講義形式で行なう。


イメージプロセッシング 【Image Processing】
科目の記号/番号:INFO301 単位:2
【キーワード】 ディジタル信号処理、フーリエ変換、画像圧縮、画像認識
【科目の概要】 デジタル技術の発展と共に、デジタル信号処理は画像処理をはじめとして非常に多くの分野で必須の技術となっている。本講義では、まず、デジタル信号処理技術の基礎的事項および離散フーリエ変換(DFT)、高速フーリエ変換(FFT)、ディジタルフィルタの基礎について復習し、デジタル画像処理で欠かすことのできない、画像の標本化と量子化、画像の数学モデルについて説明する。


ゲームアニメーションプログラミング 【Game Animation Programming】
科目の記号/番号:INFO305 単位:2
【キーワード】 モーションコントロール、ストーリーボード、キャラクタ
【科目の概要】 アニメーション制作におけるコンピュータの利用は、作業効率向上だけではなく、創作の可能性を広げるために必要不可欠である。本講義では、キーフレーム法やインビトゥイーン(仲割り)法、モーションコントロール法などの基本的なテクニックについて学習する。さらに、アニメーションプロセスを理解するために、ストーリーの組み立て方、ストーリーボードの作成法、キャラクターの動きを通した感情や思考の表現方法など、一連のアニメーションの基本コンセプトについても概説する。


マルチメディア処理 【Multimedia Processing I】
科目の記号/番号:INFO314 単位:2
【キーワード】 マルチメディア、ネットワーク、音声、画像の加工処理
【科目の概要】 インターネットやIT・ブロードバンドが普及した環境では、マルチメディア技術はコミュニケーションの有力な手段としてますますその必要性が高まっている。本授業ではマルチメディアを応用した情報システムの実現に必要なさまざまな基礎技術とこれらを組み合わせたアプリケーションの作成方法や考え方、応用技術を学ぶことを目的とする。本授業は、プレゼンテーション、ハイパーメディア、オーサリング技術の基本原理の学習から始まり、音声、静止動画像の加工や処理等マルチメディア技術の実習や、各種メディア素材でのデータ表現と処理方法、ネットワーク上でのマルチメディア技術について学ぶ。


モバイルシステムサービス 【Mobile System Service】
科目の記号/番号:EEE300 単位:2
【キーワード】 モバイルインターネット、SMS、携帯位置情報サービ、モバイルコマース
【科目の概要】 本講義では、モバイルシステムを利用した具体的なサービスの説明を通して各サービスの特徴を理解することを目的とする。モバイルインターネット、SMS、位置情報サービスなど携帯電話で広く一般に利用されているサービスから、モバイルシステムを利用した営業支援システム、遠隔監視システム、テレメタリングシステムなどのより高度なサービスを紹介する。また、ASPサービスを利用した業務の効率化についても言及する。さらに、通信キャリアの観点からのサービスについても触れる。


プロジェクト研究 【Project Research in Software Sciences】
科目の記号/番号:INFO313 単位:2
【キーワード】 グループワーク、プレゼンテーション
【科目の概要】 ソフトウェア開発、コンピュータネットワーク分野から問題解決のひとつを取り上げ、プロジェクト形式で授業を行なう。クラスをいくつかのグループに分け、それぞれのグループで設定した課題を解き,グループ作業でひとつのレポート,発表資料を作成するプロセスを学ばせる。また、作成したそれぞれの結果について、他のグループにプレゼンテーション、質疑応答を行い、他人の発表に対する評価方法も身につける。


ソフトウェアサイエンス実験 【Software Science Experiment】
科目の記号/番号:ENGR312 単位:2
【キーワード】 サウンドシステム、信号解析、周波数スペクトル、ディジタル回路
【科目の概要】 ソフトウェアとハードウェアの双方を用いて工学的に必要な現象の測定を行う.また自らプログラミングすることにより,ハードウェアの動作を理解する.結果的にハードとソフトの連携,相互補完について知識を獲得する.


インターンシップ I 【Internship I】
科目の記号/番号:INFO302 単位:1
【キーワード】 インターンシップ、学外実習、企業、勤労体験
【科目の概要】 主として夏期休暇中に実施する科目である。学外の企業や研究施設などで、1週間に渡って、第一線で活躍する技術者の指導を受け、生きた技術や仕事に対する心構えなどを学ぶ。学習の方向を再考するための重要な判断材料や、近い将来、社会人として自立していくための貴重な経験が得られる。企業の内側からその企業を見ることができ、また、学生とは違う常識や評価基準を知ることができる。インターンシップを通じて、大学の中では経験できない心技一体の現場の世界を体感する。


インターンシップ II 【Internship II】
科目の記号/番号:INFO303 単位:1
【キーワード】 インターンシップ、学外実習、企業、勤労体験
【科目の概要】 主として夏期休暇中に実施する科目である。学外の企業や研究施設などで、1週間に渡って、第一線で活躍する技術者の指導を受け、生きた技術や仕事に対する心構えなどを学ぶ。学習の方向を再考するための重要な判断材料や、近い将来、社会人として自立していくための貴重な経験が得られる。企業の内側からその企業を見ることができ、また、学生とは違う常識や評価基準を知ることができる。インターンシップを通じて、大学の中では経験できない心技一体の現場の世界を体感する。


インターンシップ III 【Internship III】
科目の記号/番号:INFO304 単位:1
【キーワード】 インターンシップ、学外実習、企業、勤労体験
【科目の概要】 主として夏期休暇中に実施する科目である。学外の企業や研究施設などで、1週間に渡って、第一線で活躍する技術者の指導を受け、生きた技術や仕事に対する心構えなどを学ぶ。学習の方向を再考するための重要な判断材料や、近い将来、社会人として自立していくための貴重な経験が得られる。企業の内側からその企業を見ることができ、また、学生とは違う常識や評価基準を知ることができる。インターンシップを通じて、大学の中では経験できない心技一体の現場の世界を体感する。


アルゴリズム応用 【Advanced Algorithms】
科目の記号/番号:INFO300 単位:2
【キーワード】 木構造,グラフ構造,文字列照合,計算量解析、応用アルゴリズム
【科目の概要】 先行科目の「アルゴリズムとデータ構造」に続き、基本的ではあるが比較的高度なアルゴリズムとデータ構造について、計算量解析などの理論も重視しながら、プログラミングを通して実践的に学習する。詳しく扱う内容は、多重リスト構造、平衡木、グラフ構造、文字列照合、字句解析などである。また、先行科目で学んだ基礎的なアルゴリズムについても、数学的な計算量解析やシミュレーションによって性能を考察する。さらに、動的メモリ管理手法(ガーベジコレクション)、ゲームのアルゴリズム、計算幾何学、最適化問題、近似アルゴリズムなどについて、いくつかの実例を通して概略を学ぶ。


複素解析 II 【Complex Analysis II】
科目の記号/番号:MATH302 単位:2
【キーワード】 コーシーの積分定理、コーシーの積分公式、留数、ローラン展開
【科目の概要】 複素解析Iをさらに発展させる。題目は重複するものもあるが、複素解析Iよりはさらに深く学ぶ。コーシー・リーマンの手法とワイヤシュトラスの手法をともに学ぶ。前者の方がすっきりしているが後者にも計算に便利で捉えやすいという利点がある。ローラン展開、複素積分の実積分の計算への応用などを学び、可能であれば多価関数から導かれるリーマン面についても学ぶ。


数学科指導法 III 【Teaching Method of Mathematics III】
科目の記号/番号:SUBP307 単位:2
【キーワード】 学習指導要領、数学教育学、中等学校数学
【科目の概要】 中学校・高等学校の学習指導要領の内容を含みつつ、数学教育学の研究成果を基にしながら本来あるべき中等学校数学の内容と指導法について論じる。また、それを基に、実際の授業を想定した実習を行う。


数学科指導法 IV 【Teaching Method of Mathematics IV】
科目の記号/番号:SUBP308 単位:2
【キーワード】 学習指導要領、数学教育学、中等学校数学
【科目の概要】 中学校・高等学校学習指導要領の内容を含みつつ、数学教育学の研究成果を基にしながら本来あるべき中等学校数学の内容と指導法について論じる。さらに、それらを発展させて、ドイツまたはタイとテレビ会議システムを利用した学生同士による国際遠隔協同セミナーを実施する予定である。


幾何学 II 【Geometry II】
科目の記号/番号:MATH400 単位:2
【キーワード】 トポロジー、曲面、トーラス、クラインの壺、射影平面
【科目の概要】 端のない連結な曲面は完全に分類されている。これは1800年代の数学における著しい成果である。本講義ではこの分類定理の証明について学ぶ。数学的には曲面とは「二次元多様体」と呼ばれるもので、三次元多様体の分類は未解決である。その分類の道具の一つであるホモロジー群を曲面において学ぶ。


情報セキュリティ 【Information Security】
科目の記号/番号:EEE400 単位:2
【キーワード】 暗号、認証、ディジタル署名、セキュリティポリシー
【科目の概要】 情報の持つ意味が大きくなってきている現代では、情報漏洩・盗聴・不正使用等で生命・財産の安全が脅かされる。本講義では、情報の安全の考え方、安全達成のための技術・技法および情報セキュリティ管理システムの構築・運用について講義する。暗号技術・認証技術・アクセス制御・コンピュータウィルス等の要素技術を基に、管理技術としてリスク分析・セキュリティポリシーを考え、情報セキュリティの国際標準と関連法規について説明する。


輪講 【Seminar】
科目の記号/番号:ENGR407 単位:2
【キーワード】 外国文献、プレゼンテーション、卒業研究テーマ
【科目の概要】 少人数のグループに分かれ、卒業プロジェクトのテーマに沿って、主として外国文献の輪読を行い、各自考察し、プレゼンテーションする。発表者はグループ全員にわかり易く内容を説明し、グループのメンバー全員でディスカッションを行い、互いの議論を通して理解を深める。


卒業研究 【Graduation Thesis】
科目の記号/番号:ENGR405 単位:4
【キーワード】 研究、ソフトウェア、卒業論文
【科目の概要】 1年間研究室に所属し、特定のプロジェクトに取り組む科目である。各個人ごとにプロジェクトテーマについて指導教員から直接指導を受ける。3年間学んだ知識を十分に活用し、各自のテーマを能動的に挑戦することが重要である。プロジェクトの問題解決法を自分自身で考え解決策を見いだし、プレゼンテーションをおこなう。社会に出て自立したエンジニアになるためのトレーニングとなる。


サブカルチャー論 【Contemporary Cultural Studies】
科目の記号/番号:INFO306 単位:2
【キーワード】 文化研究、メディア理論、現代思想、カルチュラル・スタディーズ
【科目の概要】 本講義では、デジタル技術やネットワーク技術の進化・発展に伴い急速な変容を遂げたメディアと現代文化様式を考える。下位文化(サブカルチャー)という言葉が生まれた歴史的経緯を概観し、先行研究から重要な理論・思想を取り上げて読み、上位・下位という文化的階層がもはやほとんど機能しないように見える現代社会のデジタルコンテンツの諸現象を取り上げ考察する。受講生自らが、自身をとりまく文化現象を考察・説明し、文化を客観的に「読む」スキルを身につけることを最終目的とする。ディスカッションやプレゼンテーションを取り入れ、受講生同士で意見を交換する機会を多く設ける。


ブレインソフトウェア 【Brain Software】
科目の記号/番号:INFO403 単位:2
【キーワード】 ニューラルネットワーク、パーセプトロン、自己組織化、アルゴリズム
【科目の概要】 本講義では、『ブレインサイエンス』で学んだ神経ネットワークの情報処理に加え、その上で動くプログラム(ソフトウェア)について学ぶ。生物の脳のニューラルネットワークにおいては、複雑系と考えられるカオス的振る舞いやフィルタリングなど、さまざまな特徴が見られる。これらの特徴を生み出すニューラルネットワークの基本素子の振る舞いを数学的に記述し、それを基礎としてネットワークとしての振る舞いや特徴について学ぶ。また、その上で動くソフトウェアとして、パーセプトロン、相互連想記憶や自己組織化のアルゴリズムなどを習得する。