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観光学入門 【Introduction to Tourism】
科目の記号/番号:TOUR100 単位:2
【キーワード】 観光、tourism、観光需要、観光政策、観光産業、観光まちづくり
【科目の概要】 2000年以降の日本では、観光立国にむけて様々な取り組みがなされており、21世紀のリーディング産業としても注目されている。本講義では、初学者を対象として、「観光」の現状や最新動向、ならびに社会現象のひとつとして分析していくうえでの多様な視点を提示する。講義では、観光とtourismの概念を検討したうえで、観光需要の動向を国内、インパウンド、アウトバウンドの3つにわけて分析する。さらに、観光による経済効果と社会文化効果、観光のネガティブな影響、観光政策と行政の役割、旅行業や交通業、宿泊業など観光に関連する諸産業の現状と特質、観光まちづくり、観光による地域活性化のあり方について、概要を学習する。


観光学概論 【Introduction to Tourism】
科目の記号/番号:TOUR101 単位:4
【キーワード】 交通の役割、航空、鉄道、クルーズ交通の歴史
【科目の概要】 本科目では、初学者を対象として、「観光」の現状や最新動向、ならびに社会現象のひとつとして分析していくうえでの多様な視点を提示する。講義では、観光による経済効果と社会文化効果、観光のネガティブな影響、観光政策と行政の役割、観光開発、旅行業や交通業、宿泊業など観光に関連する諸産業の現状と特質、観光まちづくり、観光による地域活性化のあり方について、概要を学習する。


観光・ホスピタリティ事業論 【Tourism and Hospitality Business】
科目の記号/番号:TOUR200 単位:4
【キーワード】 観光・ホスピタリティ事業の構造、観光の効果と産業の役割
【科目の概要】 観光・ホスピタリティ事業を代表する旅行事業、航空事業、宿泊事業の歴史的変遷と現状を考察し、経済活動としての観光の理解を深める。まず国や地域の発展における観光・ホスピタリティ事業の役割と責任を議論し、観光振興と事業拡大の関係を明らかにする。次に企業経営の事例研究から、経営の特徴、経営動向、経営の課題などを把握し、これからの事業展望を議論する。そして現在直面している課題、旅行事業では、少子高齢化とインバウンド観光振興、航空事業では、オープンスカイとLCCの台頭、宿泊事業においては、日本式旅館の低迷と低稼働率などの対応策を検討する。


観光政策・行政論 【Tourism Policy and Administration】
科目の記号/番号:TOUR201 単位:4
【キーワード】 観光振興と観光政策、観光立国、観光まちづくり、行政組織と観光行政
【科目の概要】 わが国の観光政策・行政の変遷の意味及び意義を十分に理解し、今後の観光政策・行政のあり方について論ずることができるようになることを目的とする。そのため、明治時代以降において、わが国が講じてきた日本人海外旅行、国内旅行及び訪日外国人旅行の3領域にわたる観光交流の促進、及び自然資源・文化資源の保全・保護と利活用、さらには近年における地域活性化の観点からの観光開発への取組みに係る意味及び意義、並びに効果についての理解を深める。


国際観光論 【International Tourism】
科目の記号/番号:TOUR202 単位:4
【キーワード】 国際経済、観光開発、文化交流、エシカル・ツーリズム
【科目の概要】 本授業では、日本における国際観光の意義、国際観光の歴史的経緯を学びながら、世界観光機関(UNWTO)などの英語文献を含む統計データや調査報告を用いて世界の観光を俯瞰する。さらに地域別の観光や先進国・途上国での市場また観光産業の現状把握またその課題を特定し、理解を深める。観光は経済、社会、教育、文化に対する貢献のみならず世界平和へも大きな役割を果たしている。他方過剰な開発による環境への悪影響や児童搾取などの問題も引き起こした。このような観光の「光と影」も意識しつつ、最終的には国際観光の果たすべき役割とそれを現実化させるための方策を検討し理解を深める。


Tourism & Hospitality Studies 【Tourism & Hospitality Studies】
科目の記号/番号:TOUR300 単位:3
【キーワード】 hospitality,international understanding,applied theory
【科目の概要】 グローバル時代の観光産業にあっては、インバウンド観光・アウトバウンド観光ともに、国際共通語としての英語力は必須である。その高度な運用力の修得とそれを用いた異文化理解・対応力の修得を図ることが観光を学ぶ上で必要となる。この科目では、観光の基礎的概念を様々な事例を通して学ぶ。学習した内容をその後の他の科目や、長期的なキャリアの中で応用できるようにすることが目標である。


観光開発論 【Tourism Development Theory】
科目の記号/番号:TOUR301 単位:4
【キーワード】 観光開発の功罪、マスツーリズム、サスティナブルツーリズム
【科目の概要】 経済開発の手段として観光が注目され、世界各地に観光地が開発されたマスツーリズム時代の観光開発を検証し、観光開発の意義、ステークホルダーの役割と責任、開発の成果と問題点を明らかにする。次にSIT(文化遺産ツーリズム、医療ツーリズム、スポーツツーリズムなど)の動向を考察し、成功事例から、新たなツーリズムの開発方法を学ぶ。そして環境に配慮した観光開発の事例から、成功の要因と課題を分析し、持続可能な観光開発のあり方について議論する。受講生は、割り当てられた国や地域の観光資源、観光市場の調査・分析を行い、観光開発計画を立案し、計画案のプレゼンテーションと意見交換で観光開発の理解を深める。


観光学ゼミナール I 【Tourism Seminar I】
科目の記号/番号:TOUR302 単位:2
【キーワード】 文献研究、フィールドワーク、プレゼンテーション
【科目の概要】 ゼミナール全体を通して、観光の各分野におけるさらなる専門的な知識を習得し、企業や社会が求めるグローバル人材にとって必要な素養を身につける。実際の調査やディスカッションをおこなうことにより、プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力を体得し、将来、観光業界でリーダーとして活躍できるようになることを目指す。また、留学経験を生かし、グローバルな研究がおこなえるように、海外文献や海外調査などを通して研究をおこなう。


観光行動論 【Tourist Behavior Theory】
科目の記号/番号:TOUR303 単位:4
【キーワード】 モチベーション、情報探索、イメージ、選択肢の評価、満足と不満足
【科目の概要】 本講義では、観光者の行動や心理の一般的な仕組みや法則について、研究事例を交えながら紹介していく。まず、モチベーション、情報探索、イメージ形成、選択肢の評価から構成される旅行前の一連の意思決定のプロセスを解説する。次に、観光者の現地での行動の実態や心理状態を検討する。さらに、旅行終了後の経験の評価(満足・不満足)のメカニズムについても紹介する。このほか、旅行をしない理由(阻害要因)も取り上げる。本講義を受講することにより、受講者は観光者の心理と行動を把握するための枠組みを習得し、観光地や観光関連企業のマーケティング計画の策定に役立てることが期待される。


観光文化論 【Cultural Tourism】
科目の記号/番号:TOUR304 単位:4
【キーワード】 文化観光と観光文化、文化の商品化と観光
【科目の概要】 本講義は文化の視点から観光という現象について学ぶ。大きく三つの視座から観光文化をとらえる。第一に観光人類学や観光社会学の視点から観光を理論的にとらえ、観光における伝統文化の変容・再創造や文化の商品化、メディアと観光、植民地主義と観光の問題について考える。第二に民俗学や社会学、文化史の視点から宗教、宿、交通、おみやげ、テーマパークといった個別のテーマについて考える。第三に文化政策と観光の関係やホスト・ゲスト、インタープリターなど観光と文化の問題が実際に生起する観光の現場から考える。


航空事業論 【Air Transport Business】
科目の記号/番号:TOUR305 単位:4
【キーワード】 鉄道、クルーズ・フェリー、バス、モーダルシフト、規制緩和
【科目の概要】 本授業では航空産業の成立から今日的課題までを網羅的に学習していく。航空産業の歴史や枠組みを俯瞰しつつ、既存の航空会社が展開する事業内容を紹介するとともに、アライアンスに参画することで世界的な路線網充実や顧客サービスの向上、またマイレージポイントにより事業の維持・拡大を目指す経営戦略の解説を行う。また空港運営や市場の動向、さらに昨今発展著しい格安航空会社(LCC)など航空産業に関わる課題について解説・議論する。また航空産業への就職活動も意識しながら実務上の課題についても掘り下げる。


交通事業論 【Transport Business】
科目の記号/番号:TOUR306 単位:2
【キーワード】 交通事情の特性、技術革新と望ましい交通機関の姿、交通機関と観光資源
【科目の概要】 本授業は観光に軸足を置きながら陸上・海上交通事業の特徴と現状を俯瞰した上で、その課題やあるべき将来像を検討し理解することを目的としている。交通機関の技術革新により、輸送の効率や快適性は飛躍的に向上した。他方本来ならば廃止されて然るべき古い交通機関が観光資源として注目を集める。また規制緩和や情報通信技術進展、さらに環境問題に関連したモーダルシフトの動きなど多角的な視点から交通事業の在り方を考察することとする。


宿泊事業論 【Accomodation Business】
科目の記号/番号:TOUR307 単位:4
【キーワード】 宿泊産業の発展と産業構造、ホテルとユニフォーム会計システム
【科目の概要】 本講義は、ホテルを中心とした国内外の宿泊産業の歴史的変遷を概観することにより、宿泊産業の現状や課題を明らかにする。また、宿泊産業の主力商品であるサービスの特性を考察することにより、経営上重要となる「従業員満足」・「顧客満足」・「利益」の相関関係、および宿泊産業の特異性に関する理解を深める。さらに、宿泊事業の利益を構成する売上と費用の2大項目に焦点を当て、利益創出のためのホテル運営のポイントについて具体的事例を交えて理解する。


ホスピタリティ・マネジメント 【Hospitality Management】
科目の記号/番号:TOUR308 単位:2
【キーワード】 ホスピタリティ、サービス、対人接客、顧客満足、コミュニケーション
【科目の概要】 欧米では宿泊業や飲食業のことをホスピタリティ産業と称しているが、近年の日本においては、エアラインなど対人接客に重きを置く産業においてもホスピタリティを重視する考え方がみられるようになった。そこで本講義では、ホスピタリティの概念を理解し、サービスとの違いを確認する。その上で、よりよい対人接客のあり方を、観光関連作業を中心にさまざまな企業の具体的事例を通して考察する。その過程で、サービス・エンカウンター、エンパワメント、顧客満足(CS)、リレーションシップ・マーケティング、従業員満足(ES)などの概念を学習する。さらに、ホスピタリティ・マインドの重要性を認識した有為な人材となる手がかりを示す。


旅行事業論 【Travel Business】
科目の記号/番号:TOUR309 単位:4
【キーワード】 旅行業法と旅行ビジネス、2極化する旅行業、拡大する旅行ビジネス
【科目の概要】 わが国の旅行事業について、江戸時代の御師に始まるといわれる旅行事業の歴史的発展過程を学び、その意義を十分に理解することにより、今後の旅行事業のあり方について論ずることができるようになることを目的とする。そのため、現行の旅行事業を規制する旅行業法の規定とその目的及びわが国の旅行業界を代表する旅行業者のビジネスモデルの特性、並びにIT社会の到来、地域活性化と着地型旅行の促進が旅行事業に与える影響についての理解を深めるとともに、若者の旅行離れといった現代の旅行事業が抱える問題についての理解を深める。


アート・ツーリズム 【Art Tourism】
科目の記号/番号:TOUR400 単位:2
【キーワード】 観光と世界遺産、芸術とまちおこし、アートプロジェクトとイベント
【科目の概要】 地域の観光地開発における世界遺産や文化遺産などの文化資源の観光資源化について、その基本的概念や開発経営、プロモーションなどについての理解を深める。具体的には、国内外における事例についての学習を通して、その知見を拡げる。また、現代芸術の美術館誘致や地域に根付いたアートイベントの開催などによる「アート」を活用したまちおこしや都市と地域の交流事例についても理解を深めることにより、アートと観光の関係について検討する。


イベント・ツーリズム 【Event Tourism】
科目の記号/番号:TOUR401 単位:2
【キーワード】 観光と誘客、地域の活性化とイベント、B級グルメと観光
【科目の概要】 観光振興の1つの手法であるイベントについて理解を深めることを目的とし、地域プロモーションにおけるイベントの実態と役割について概観することにより、イベントの基盤となるfun(楽しい、面白い、愉快、喜び)の創造とビジネスへの展開を考察する。具体的には、地域に土着した祭りのイベント化、地域振興のためのイベントの創造、「食」をテーマにしたイベントの創造、ロックフェスティバルという新しい祭りの創造、まちづくりの一環としてのアートイベントなどについて理解を深める。


エコ・ツーリズム 【Eco-Tourism】
科目の記号/番号:TOUR402 単位:2
【キーワード】 エコ・ツーリズムとエコツアー、エコ・ツーリズムと環境保全
【科目の概要】 持続可能な観光開発の1つの手法として注目され、定着してきた地域の自然資源を活用したエコ・ツーリズムについての理念や概念、その開発手法についての知識を習得し、理解を深める。具体的には、国内外におけるエコ・ツーリズムの事例についての学習を通し、その知見を拡げる。エコ・ツーリズム開発において地域の環境保全を促進させるための観光環境教育についても知識を習得する。その上で、将来のエコ・ツーリズムのあり方について検討する。


観光学ゼミナール II 【Tourism Seminar II】
科目の記号/番号:TOUR403 単位:2
【キーワード】 文献研究、調査とディスカッション、プレゼンテーション
【科目の概要】 ゼミナール全体を通して、観光の各分野におけるさらなる専門的な知識を習得し、企業や社会が求めるグローバル人材にとって必要な素養を身につける。実際の調査やディスカッションをおこなうことにより、プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力を体得し、将来、観光業界でリーダーとして活躍できるようになることを目指す。また、留学経験を生かし、グローバルな研究がおこなえるように、海外文献や海外調査などを通して研究をおこなう。


観光学ゼミナール III 【Tourism Seminar III】
科目の記号/番号:TOUR404 単位:2
【キーワード】 海外文献調査、調査とディスカッション、プレゼンテーション
【科目の概要】 ゼミナール全体を通して、観光の各分野におけるさらなる専門的な知識を習得し、企業や社会が求めるグローバル人材にとって必要な素養を身につける。実際の調査やディスカッションをおこなうことにより、プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力を体得し、将来、観光業界でリーダーとして活躍できるようになることを目指す。また、留学経験を生かし、グローバルな研究がおこなえるように、海外文献や海外調査などを通して研究をおこなう。


ホスピタリティ論 【Theory of Hospitality】
科目の記号/番号:TOUR405 単位:2
【キーワード】 ホテル経営形態と部門別管理、装置産業としてのホテルの特性
【科目の概要】 ホスピタリティ産業の代表格であるホテル業の特性を考察することにより、ホテルの経営目的および部門別管理の重要性について理解する。また、ホテルの売上を販売単価と販売数量に分解し、単価と数量のそれぞれの観点から、各部門の効果的な増収戦術について具体的事例を交えて学習する。さらに、不動産業としてのホテル業の特性をホスピタリティ業との対比で理解し、装置産業としてのホテル開発の進捗プロセスやホテル業への投資の判断基準を学習する。