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ことばと文化 【Language and Culture】
科目の記号/番号:CWC100 単位:2
【キーワード】 ことばは文化、社会、時代背景、ことばの多面性と創造性
【科目の概要】 「ことば」のない文化はないし、文化のない「ことば」も人造言語以外はない。従って、ことばは文化と一体のものである。ことばを使う人間は、それぞれのことばを通して文化や社会を構築していく。ここでは、ことばを介した相互理解の問題、ことばにかかわるさまざまな事象(イメージ、認知、解読、など)、ことばの担い手としての個人差、などについて、言語が成立した文化的背景を理解しながら、時代とともに変化することばの多面性および創造性を考察する。


比較文化論 【Comparative Study of Culture】
科目の記号/番号:CWC101 単位:2
【キーワード】 異文化、世界の文化相、日本文化、文化の意義
【科目の概要】 「外国語を知ることによって、初めて母国語の何たるかを知る」と言われるが、それは文化についても同じことである。他国の文化を知ることにより、日本の文化を知ることが出来る。本科目では、世界の文化を比較することによって、文化の何たるかを考えていく。ヨーロッパを始めとする世界の様々な文化の中から、風景、都市、庭園、映像などの文化を取り上げ、それぞれの文化相を通して見えてくるものを日本の文化と比較し、文化を解釈することを試みる。文化の解釈の仕方を学ぶことにより、文化の意義を考察することを学ぶ。


Conflict Resolution 【Conflict Resolution】
科目の記号/番号:CWC200 単位:2
【キーワード】 コンフリクト、異文化理解、問題解決、コミュニケーション、交渉術
【科目の概要】 異文化交流において生ずる様々な「揉め事」「トラブル」にどう対処していくかという問題に哲学、心理学、社会学など様々な学問領域からアプローチし解決して行く。そのための方法を様々な事例をもとに論じコンフリクトの分析方法を学びながら、異文化への理解と寛容性、問題解決へのアプローチ、言語および非言語によるコミュニケーションについての基本的な理論を概観する。日本語および英語での協調的交渉術を修得する。


Intercultural Case Studies 【Intercultural Case Studies】
科目の記号/番号:CWC201 単位:2
【キーワード】 intercultural understanding & communication,case studies
【科目の概要】 グローバル時代の観光産業にあっては、インバウンド観光・アウトバウンド観光ともに、国際共通語としての英語力は必須である。その高度な運用力の修得とそれを用いた異文化理解・対応力の修得を図ることが観光を学ぶ上で必要となる。この科目では、異文化間コミュニケーションの基礎的概念を様々な事例を通して学ぶ。学習した内容をその後の他の科目や、長期的なキャリアの中で応用できるようにすることが目標である。


Intercultural Studies 【Intercultural Studies】
科目の記号/番号:CWC202 単位:2
【キーワード】 異文化理解、異文化対応能力、日本文化とアイデンティティ、異文化交流
【科目の概要】 異文化理解に必要な基礎知識と異文化間で発生する諸問題について学修する。また、事例分析を通して、文化的差異から生じる問題の多様性と解決の方略を知り、その対応方法及びコミュニケーション上の方略と関連づけながら、状況に応じた対応方法を導き出すための体系的な知識と思考力をつける。特に、この学修を通して、個々の文化で培われた考え方について再認識し、自己のアイデンティティを生かした思考形成ができるように対応能力を養う。さらに、海外の文化圏(アジア、アメリカ、ヨーロッパ)での異文化経験や他文化圏の人々との問題分析を行うことで、実際的な知識の獲得を図る。授業は英語で行われる。


Pre-departure Seminar 【Pre-departure Seminar】
科目の記号/番号:CWC203 単位:1
【キーワード】 留学準備、実用性、キャリア教育
【科目の概要】 留学を準備するにあたり必要となる実用的な知識とスキルを養成するとともに、卒業後を見据えたキャリア教育を行う。留学準備および留学については、必要となる入学申請や査証申請などの事務的な手続きや制度に関して、実際の書類や資料を題材としながら、その基本的な仕組みを確認する。また実際に手続きを進めたり留学中の危機管理について考えたりすることで、問題解決の演習を行う。キャリア準備については、留学をより効果的な学びの機会にできるよう、ライフプランニングを念頭に置いた上で、具体的なキャリアプランニングを進める。


English in Global Contexts 【English in Global Contexts】
科目の記号/番号:CWC300 単位:2
【キーワード】 国際共通語としての英語、多様性、グローバル社会
【科目の概要】 留学中に触れたであろう多様な英語について、それぞれが自らの体験を振り返り、国際共通語としての英語(English as a Lingua Franca)という概念を再確認すると同時に、国際社会における英語についての考え方の歴史的変遷を概観しながら、グローバル社会における英語の位置づけ、英語の多様性、英語と他言語の共存、母語話者の役割、そして英語とITなどについて考察する。


Issues in English-speaking Cultures 【Issues in English-speaking Cultures】
科目の記号/番号:CWC400 単位:2
【キーワード】 英語圏、異文化接触、文化的問題
【科目の概要】 英語圏とみなされる地域における人種・民族・宗教・ジェンダーなどをめぐる文化的問題や、異文化接触にともなう現代的課題を考察する。必要な資料を検索・収集し、読み解き、それに基づいて議論を行い、自分の見解を形成してレポートやプレゼンテーションとして発表することが求められる。英語の新聞や雑誌記事を活用して、英語圏地域に見られる課題に関する新しい情報を積極的に集め、語彙・読解力を高めて、ある程度のスピードで読みこなす力も養成する。


異文化交流論 【Intercultural Communication】
科目の記号/番号:CWC401 単位:2
【キーワード】 地域文化と地域資源、異文化体験と異文化交流
【科目の概要】 異文化交流を二段階に分けて考える。前半では、他者を惹きつける魅力ある地域創りにおける資源としての地域文化のプロデュースとその発信の方法を、ICT技術の発展にあわせた最適のメディア・ミックスによるコミュニケーション方法と共に検討する。その上で後半には、実際に訪問した人々が、異文化の「非日常」を不快感なく体験する機会の提供に必要な、たとえば身体感覚・聖俗・食の禁忌などの課題についての理解と課題解決方法を、医療人類学や民俗学、文化心理学などの知見をもとに具体的なケースを使って、対面的コミュニケーションの現場での実践を念頭に考える。