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生物学B

科目
生物学B
区分
生物資源学科科目群
授業コード
53010
開設セメスター
2S
曜日・時限
秋 火/56
単位数
2単位
担当者名
松香 光夫
授業の概要
つながりの中で生きている生物の在り方を意識し、無機的な環境・生物的環境と、主体としての生物の関わり合いの中で、それぞれの生物がいかにうまく生きているのかを知る。また、ヒトの環境形成作用が自然界に及ぼす影響を考えながら、その影響下にある生物多様性の動態、ヒトの存在を加味した保全生物学のあり方を考究する。
到達目標
1.生物界が一つのシステムとして成り立っていることを理解する.
2.キーワードとしての環境要因が自分の言葉で説明できる.
3.ヒトが環境におよぼす影響を知り,何をすべきか,すべきでないかを考察し,実践できる. 
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
身近な生物とその環境 環境は生物を想定し、生物は環境をつくるシステムとしての環境を考える
第2回目
環境とは何か 無機的環境と生物環境要因を列挙し、生物との関わり合いを考える
第3回目
環境とは何か 生物どうしのつながり環境要因としての生物
第4回目
生活史の適応進化 生物の環境への適応・植物・動物における戦略生物の遺伝子だけでは決まらないこと・生存戦略の理解
第5回目
動物の行動と社会 空間行動と社会配偶システム・群形成の意義
第6回目
個体間の相互作用 種内競争と密度効果・個体群群内個体間の相互関係の理解
第7回目
生物群集とその分布 種間相互作用生物種間の相互作用の理解
第8回目
中間まとめ1ケーススタディー学生による発表・討論
第9回目
中間まとめ2ケーススタディー学生による発表・討論
第10回目
中間まとめ3ケーススタディー学生による発表・討論
第11回目
生態系の構造と機能生物の生産と物質循環エコシステムの特性を予習。
第12回目
環境保全と生物多様性生物多様性を保全することとは?なぜ保全しなくてはならないかを考える。
第13回目
ヒトと環境食糧の質と量・農業農業生産と環境を考える
第14回目
ヒトと環境人間と自然の共生のためには? 宇宙船「地球号」持続的生産のためにどうすべきか
第15回目
期末試験

教科書
教科書は使用せず,プリント配布を原則とする。
参考文献
生態学キーノート (キーノートシリーズ) A. Mackenzie、S.R. Virdee、A.S. Ball、 岩城 英夫 (2001)¥ 3,360   その他に随時紹介する。
成績評価方法
期末試験を中心とするが、学生自身の意欲と成果を加点することがある。 
そのほか受講者への指示/メッセージ
自分に適した参考書を探し出す努力を期待したい。そして,著者(他人)の言葉を自分の言葉で組み立て直せる訓練を心がけてほしい.ケーススタディは、良い訓練となるので積極的に参加して欲しい。

更新日:02/13/2008
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