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分子生物学

科目
分子生物学
区分
生物資源学科科目群
授業コード
13021
開設セメスター
3S
曜日・時限
春 月/12春 水/12
単位数
4単位
担当者名
肥塚 信也
授業の概要
生物の多様性と生命現象の普遍性を理解する事が生物学の目的である。生物学の扱う対象の大きさは幅広い。本授業では、生命現象が分子・細胞レベルで、どのように制御されているかを学ぶ事を目的とする。また、これらの知識の技術への応用についても幾つかの例を用いて学ぶ。
到達目標
遺伝子とタンパク質の構造と機能を学ぶことにより、生命現象を分子・細胞レベルで理解することを目標とする。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
イントロダクション 生物学分野における分子生物学の位置づけ本授業の方針とアウトラインを説明する。
第2回目
細胞と物質 生命を作る物質の構成と細胞原核生物と真核生物とは何かを予習しておく。
第3回目
酵素(1) タンパク質の構造と種類身近なタンパク質の名称を3つ調べておく。
第4回目
酵素(2) 生体内の触媒としての酵素基礎化学で学んだ触媒とは何かを予習しておく。
第5回目
酵素(3) 基質濃度と反応速度の関係基礎化学で学んだ反応速度について復習しておく。
第6回目
酵素(4) 酵素反応の調節様式と阻害剤前項の基質濃度と反応速度の関係を復習しておく。
第7回目
酵素(5) ATP合成及び分解エネルギー論から見た同化・異化反応を理解する。
第8回目
代謝反応と酵素(1)酵素反応の実際ー解糖系を例として解糖系について復習しておく。
第9回目
代謝反応と酵素(2)酵素反応の実際ーTCA回路と電子伝達系を例としてTCA回路と電子伝達系について復習しておく。
第10回目
代謝反応と酵素(3)酵素反応の実際ー光合成を例として生物Aで学んだ光合成について復習しておく。
第11回目
中間テスト第一部のまとめと到達度を評価評価の対象なので、遅刻・欠席はしないように。
第12回目
遺伝子としてのDNA(1)遺伝子の実体とDNAメンデルの法則について復習しておく。
第13回目
遺伝子としてのDNA(2)DNAの複製と岡崎フラグメント半保存的複製を復習しておく。
第14回目
遺伝子の発現(1)遺伝子の発現とは?mRNA, tRNA, rRNAの役割を復習しておく。
第15回目
遺伝子の発現(2)転写転写について予習復習しておく。

第16回目

遺伝子の発現(3)翻訳翻訳について予習復習しておく。
第17回目
遺伝子の発現(4)翻訳後の修飾と遺伝子の発現のまとめ転写・翻訳の各段階を結びつけて復習しておく。
第18回目
遺伝子発現の調節(1)遺伝子の発現調節とは?構成的発現と適応的発現の言葉の意味をよく理解する,
第19回目
遺伝子発現の調節(2)原核生物の遺伝子発現調節オペロン説を予習復習する。リプレッサーとアクチベーターをよく復習する.
第20回目
遺伝子発現の調節(3)原核生物の遺伝子発現調節正と負の調節の概念を予習復習する。
第21回目
遺伝子発現の調節(4)真核生物の遺伝子発現調節シスとトランスをよく復習する.
第22回目
遺伝子の変異と多様性遺伝子変異と多様性の分子的理解「コドン」と「フレーム」について、復習しておく。
第23回目
細胞分裂細胞周期と細胞分裂細胞分裂について、もう一度復習しておく。
第24回目
中間テスト第二部のまとめと到達度を評価評価の対象なので、遅刻・欠席はしないように。
第25回目
細胞生物学へ(1)動物の発生と形態形成ブラックボード上の配布資料を読んでおく。
第26回目
細胞生物学へ(2)植物の発生と形態形成ブラックボード上の配布資料を読んでおく。
第27回目
生命科学を支える分子生物学的技術と今後の展望遺伝子の構造と機能を解析する実験手法の紹介ブラックボード上の配布資料を読んでおく。
第28回目
本講義のまとめ総合考察期末試験の概要について連絡する。
第29回目
実際の研究成果と分子生物学ゲノムプロジェクトからの生物学の新しい流れブラックボード上の配布資料を読んでおく。
第30回目
期末試験本講義の到達目標を評価する評価の対象なので、遅刻・欠席はしないように。

教科書
理系なら知っておきたい生物の基本ノート【生化学・分子生物学編】 山川喜輝著(中経出版)及びブラックボードにアップロードする講義ノートを中心に授業を進める。
参考文献
東京大学教養学部理工系生命科学教科書編集委員会編・生命科学(羊土社)、Lodishら著・分子細胞生物学(東京科学同人)、クロー著・遺伝学概論(倍風館)等。その他は授業で紹介する。
成績評価方法
期末試験60%、小テスト40%を目安に到達目標の達成度を評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ
分子生物学は学ぶ分野が多岐にわたるので予習復習に努める。疑問点は、自分で整理し授業後もしくは指定の時間に教官に質問して理解に努める。分子生物学の教科書・参考書は数多く存在する。自分に合う一冊を見つけ、それを通読することは、将来、専門分野に進むときに役立つので、この授業を通じてよい参考書を自分で発見して欲しい。また、講義に用いる資料は、基本的にブラックボード上にアップロードするので、ブラックボード上の更新を適宜確認する事。

更新日:01/11/2008
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