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生物資源学実験

科目
生物資源学実験
区分
生物資源学科科目群
授業コード
5302253023
開設セメスター
4S
曜日・時限
秋 水/678秋 金/678
単位数
1単位
担当者名
渡辺 京子
授業の概要
「生物資源学の対象とする材料を自分の目で見て、手で触れて、頭で考える」ことを目指して、領域に関連が深く、かつ基礎的な実験を各領域の専門の担当者が分担して指導する。内容は以下の通りである.なお,実験の順番については各担当教員がそのつど準備するため,変更することがあるのでガイダンス時に再度確認することとする.
到達目標
3年生から領域に所属するための基礎実験について修得することを目的とする.
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
ガイダンス・レポートの書き方 実験を行うにあたっての注意事項(含:危険防止対策),実験レポートの書き方についてのガイダンスを行う.生物資源学実験書,白衣,実験の用具(セット)を必ず持参すること.持参しない場合には受講を許可しないことがありますので注意してください.
第2回目
文献検索 レポートを書く上で必要な文献の検索法を学ぶ.図書館の文献検索システムやGoogle scholarに触れておくこと.
第3回目
葉の色素分析 光合成に必要な葉の色素を分析し,生産性を高めるための基礎を学ぶ.光合成について理解しておくこと.
第4回目
害虫の観察 昆虫の分類学を日本の重要害虫の観察を通し実践する.昆虫の分類法につき理解しておくこと.
第5回目
大腸菌の形質転換 遺伝子組み換えに用いる大腸菌の形質転換について学ぶ.形質転換とは何か,理解しておくこと.
第6回目
DNAの抽出と定量 サザンハイブリダイゼーションを行ったり,ゲノムライブラリーを作製するためにはDNAの抽出が必要である.ここではその基礎を学ぶ.DNAとは何か,自学すること.
第7回目
タンパク質の抽出と電気泳導 電気泳導の原理をタンパク質の抽出を通して学ぶ.電気泳導について,クロマトグラフの理論を理解しておくこと.
第8回目
性フェロモンの生物検定カイコとオオスズメバチを供試材料に2,3の基礎実験を試みる.フェロモンという用語を理解しておくこと.
第9回目
果実の糖度と酸度果実の熟度を知るための基礎を学ぶ.果実が熟すメカニズムを理解しておくこと.
第10回目
花の鮮度保持効果エチレンが花の老化に及ぼす影響、およびその抑制剤の効果を調査する.成長調整剤について,特に植物ホルモンにつきその種類と作用が答えられるようにしておくこと.
第11回目
牛乳の検査牛乳の成分規格試験のうち,pH,アルコールテスト,比重,乳脂肪について調査する.牛乳の成分について予習しておくこと.
第12回目
動物の学習 ―行動の観察と分析―ラットなどの小動物を用いて,学習行動について観察と分析を行う.動物行動学の基礎を理解しておくこと.
第13回目
ランの無菌播種ラン種子を無菌状態で発芽させる手法を学ぶ.ランの種子とはどのようなものか理解しておくこと.
第14回目
プレゼンテーション1各班1テーマを選び,プレゼンテーションを行う準備をする.パワーポイントの作成方法を理解しておくこと.
第15回目
プレゼンテーション21班10分程度でプレゼンテーション,質疑応答を行う.発表練習を行うこと.また,質問できるような聞き方をすること.

教科書
生物資源学実験書/玉川大学農学部生物資源学科編/
参考文献
課題により適宜補助資料などを配付する.
成績評価方法
各課題に出席してレポートを提出することで,その項目の成績となる.出席およびレポートの総合点で評価.原則として実験は農学部の重要科目であるので欠席はできない.ただし,総合評価を得るためには80%以上の出席(12回)が必要条件となる。
そのほか受講者への指示/メッセージ
レポートの提出方法は各担当教員によって異なるので,その都度行われる指示にしたがうこと.

更新日:01/15/2008
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