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ゲノム科学

科目
ゲノム科学
区分
生物資源学科科目群
授業コード
53024
開設セメスター
4S
曜日・時限
秋 水/34
単位数
2単位
担当者名
今村 順
授業の概要
近年、バクテリアから高等動植物にいたる幾つかの種で全DNA配列が明らかにされてきている.そこから明らかになってきたゲノムの最新の情報を元に、ゲノムの構造、機能、多様性、研究方法などについて具体例を示し解説する。 
到達目標
ゲノムの構造、多様性と染色体の構造,機能についての最新の知識の習得と理解を深め,生物をあつかう多くの分野での基礎知識をとなることを希望する.
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
序論 ゲノム科学とは
第2回目
分子生物学基礎 DNA,RNAの構造 分子生物学の講義,特にDNA,RNAの構造,複製などを中心として復習しておくこと.
第3回目
分子生物学基礎 遺伝子の構造と転写 分子生物学の講義,特に転写について復習しておくこと.
第4回目
分子生物学基礎 DNAの複製 この回までが基礎部分.このあたりで小試験を行う
第5回目
ゲノムの多様性 反復配列高等生物のゲノムを構成している主要部分である反復配列について解説する
第6回目
ゲノムの多様性 高頻度反復配列
第7回目
ゲノムの多様性 トランスポゾン1 ヒトや植物のゲノムで大きな部分を占めているトランスポゾン,レトロトランスポゾンについて紹介する.
第8回目
ゲノムの多様性トランスポゾン2 トランスポゾンを利用した遺伝子のタギングについて解説する.
第9回目
ゲノムの多様性分子進化 DNAの配列情報を基にした遺伝子の進化について解説する
第10回目
染色体の構造と機能染色体の構造DNAとヒストンの複合体であるヌクレオソーム構造を基本単位とした染色体構造について学ぶ.
第11回目
染色体の構造と機能動原体 細胞分裂で染色体が正確に次世代に伝たわるために必要な動原体の構造と機能について学ぶ.
第12回目
染色体の構造と機能テロメア 染色体構造の末端に位置するテロメアの構造と機能について学ぶ.
第13回目
染色体の構造と機能複製開始点 このあたりで期末試験のやり方について伝える
第14回目
オルガネラゲノムクロロプラストとミトコンドリアのゲノム 独自の遺伝情報系を持つミトコンドリアと葉緑体の構造,機能とゲノムについて学ぶ.
第15回目
総括期末テスト

教科書
なし.必要に応じて補助資料を配布
参考文献
遺伝子とゲノム/東京化学同人,分子細胞生物学/東京科学同人
成績評価方法
期末試験と小テストの評価:80%、出席:20%の総合評価
そのほか受講者への指示/メッセージ

更新日:01/04/2008
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