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生物環境物理学

科目
生物環境物理学
区分
生物環境システム学科科目群
授業コード
53322
開設セメスター
4S
曜日・時限
秋 月/12
単位数
2単位
担当者名
米村 正一郎
授業の概要
生物は、主に地球表層の生物圏で、刻々と変化する環境中でさまざまな反応調節を行いながら生存してきました。本講義では、生物をとりまく環境を物理的(気象的)にとらえます。具体的には大気現象(気象、気候)と地球環境の変化,生物をとりまく微環境、環境要因に対する生物の反応,ならびに気象・大気に関する測定方法についての講義を行います。
到達目標
前半では地球の気象・気候や生物環境のさまざまな物理量(気象)を理解することを目標とします。後半は生物をとりまく物理環境について知識を深めることを目標とします。そして、生物と環境(微環境、地球環境)との関係を考える上での基本的な素養を身につけることを目的とします。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
生物環境物理学序 全体のガイダンス、太陽と地球
第2回目
気象理論1 基本原理と単位系,温度と放射
第3回目
気象理論2 地球大気の構造(オゾン)と風
第4回目
気象理論3 水蒸気、飽和水蒸気圧曲線
第5回目
気象理論4 雲とエアロゾル
第6回目
天気 天気図
第7回目
気候1 気候区分・アジアの気候
第8回目
気候2気候変化、地球温暖化
第9回目
中間まとめ中間テスト
第10回目
気象の測定方法1測器の種類と測定原理:気象測器
第11回目
気象の測定方法2測器の種類と測定原理:大気測定器
第12回目
土壌物理土壌中の熱・水・ガスの移動
第13回目
植生気象接地境界層気象:植物群落と蒸発散、光環境
第14回目
外部環境と生物環境と植物・動物の反応、生物モデル
第15回目
期末試験期末試験

教科書
必要に応じて資料を配布します。
参考文献
生物環境物理学の基礎(邦訳、森北出版ISBN4-627-26092-X)
農業気象の測器と測定法(農業気象学会編ISBN4-88979-031-4)
一般気象学(小倉義光、東大出版会、ISBN4-13-062084-3) 等
成績評価方法
中間試験、学期末試験、出席状況等により評価します。
そのほか受講者への指示/メッセージ
コンピュータ演習室を確保する予定です。問題解決するための演習題も取り入れます。ただ、受講人数によって講義の行い方は適宜変えます。気候や気象の理解を含めることにより,教職地学関連の科目としても位置づけられます。

更新日:01/03/2008
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