検索 検索トップページ トップページ担当別50音一覧 担当別50音一覧

生物学A

科目
生物学A
区分
生命化学科科目群
授業コード
53513
開設セメスター
2S
曜日・時限
秋 月/56秋 水/78
単位数
4単位
担当者名
肥塚 信也、干場 英弘
授業の概要
生物は一つのシステムである。生物学は、いわばそのシステムを理解するための学問体系であり、生命現象をさまざまな視点で捉えた形態学、生理学、生化学、遺伝学、生態学などの諸領域を広く包括するものである。生物という精巧なシステムを駆動する諸要因について学ぶため、応用各分野への基礎を論ずる。肥塚担当分(16から30回まで)では,生命現象を分子・細胞レベルで理解し、それがどのように制御されているかを、専門課程で学ぶうえで必須の概念を理解すること目的とする.
到達目標
生命科学を理解する基礎として、生物の特質を理解することを目標とする。肥塚担当分(16から30回)では,遺伝子とタンパク質の構造と機能を学ぶことにより、生命現象を分子・細胞レベルで理解する事を目標とする.
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
生命とは 生命の特徴生物と無生物の違いについて、考えをまとめておく
第2回目
生物の分類 生物の階層原核生物、真核生物、ウィルスの特徴を理解しておく
第3回目
単細胞生物 構造と増殖単細胞生物の特徴について、調べておく
第4回目
多細胞生物I 植物植物体を構成する基本的構造を予習
第5回目
多細胞生物II 動物動物の体を構成する基本的構造を予習
第6回目
生物の構成 細胞植物と動物の細胞小器官について調べておく
第7回目
細胞分裂I 体細胞分裂体細胞が増殖するメカニズムについて予習
第8回目
細胞分裂II減数分裂配偶子が形成されるメカニズムについて予習
第9回目
生体の構成成分タンパク質、核酸生体を構成する物質には、どのようなものがあるのか、また各々の特質について調べておく
第10回目
生体内の反応と調節I神経生体が感覚器で受信した信号を検知して対応する仕組みと神経との関連について予習
第11回目
生体内の反応と調節Ⅱホルモン体内の生理作用に関わる内分泌系について調べておく
第12回目
恒常性の維持水分代謝と免疫生体内の恒常性を維持するメカニズムについて生体防御機構も含めて調べておく
第13回目
遺伝Iメンデルの法則メンデルの行った実験と得られた結果の解釈について考えておく
第14回目
遺伝II非メンデル遺伝突然変異や組み換えなどの現象とその意義について考えておく
第15回目
試験

第16回目

イントロダクション本講義の位置づけ本授業の方針とアウトラインを説明する.欠席した場合は必ず内容を確認すること.
第17回目
細胞と細胞小器官生命を作る物質の構成と細胞教科書第二章をよく読んでくる.
第18回目
何が細胞の形や機能を決めているか①遺伝子としてのDNA教科書60ページ~70ページをよく読んでくる.
第19回目
何が細胞の形や機能を決めているか②DNAからタンパク質へ教科書70ページ~84ページまでをよく読んでくる.
第20回目
細胞が生きて活動していくために①ATPの産生と呼吸教科書85ページ~96ページまでをよく読んでくる.
第21回目
細胞が生きて活動していくために②葉緑体による光エネルギーの同化教科書96ページ~100ページまでをよく読んでくる.
第22回目
細胞が生きて活動していくために③ 代謝のネットワーク教科書100ページ~106ページまでをよく読んでくる.
第23回目
中間テストこれまでのまとめ評価の対象なので,必ず出席すること.
第24回目
タンパク質が様々な活動を担う①タンパク質の様々な機能教科書107ページ~120ページまでをよく読んでくる.
第25回目
タンパク質が様々な活動を担う②細胞骨格タンパク質配布する資料を用いた効率的な予習復習に努める.
第26回目
タンパク質が様々な活動を担う③DNA結合タンパク質と遺伝子の発現教科書120ページ~123ページまでをよく読んでくる.
第27回目
タンパク質が様々な活動を担う④DNA結合タンパク質と遺伝子の発現配布する資料を用いた効率的な予習復習に努める.
第28回目
自己複製機構と多細胞生物への道①ゲノムの概念とDNAの複製配布する資料を用いた効率的な予習復習に努める.
第29回目
自己複製機構と多細胞生物への道②変異と多様性の分子的理解配布する資料を用いた効率的な予習復習に努める.
第30回目
試験

教科書
基礎から学ぶ生物学・細胞生物学 和田勝著【羊土社】
参考文献
理系なら知っておきたい生物の基本ノート(生化学・分子生物学編)山川喜輝著・中経出版・分子細胞生物学 Lodishら著 東京化学同人、その他は授業で紹介する】(肥塚担当分)
成績評価方法
期末試験70%、小テスト30%を目安に到達目標の達成度を評価する】(肥塚担当分)
そのほか受講者への指示/メッセージ
生物学は学ぶ分野が多岐にわたるので予習復習に努める.疑問点は,自分で整理し授業後もしくは指定の時間に教官に質問して理解に努める(肥塚より).

更新日:01/11/2008
検索トップページ担当別50音一覧