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バイオインフォマティクス概論

科目
バイオインフォマティクス概論
区分
生物資源学科科目群
授業コード
53039
開設セメスター
6S
曜日・時限
秋 水/78
単位数
2単位
担当者名
渡邊 博之、大野 英一
授業の概要
バイオインフォマティクスとは、情報工学を手段とした生物情報解析の方法論である。生物学とコンピュータサイエンスとの複合領域であるこの学問分野は、最近のゲノム情報解析とIT技術の向上により、ますますその重要性を増している。特にここ数年で、膨大な量の遺伝情報の解読が進められた結果、遺伝情報をベースとした生物の機能解析が可能になりつつある。最新のインフォマティクス技術を用いた生物学の新しい研究手法およびその応用について概説する。
到達目標
バイオインフォマティクスの考え方、基礎的な技法、生物学への応用について概観し、パソコンを用いた演習を通して簡単な解析プログラムを作成し、実際にゲノム情報解析を体験することを目的とする。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
全体のガイダンス
バイオインフォマティクスとは
バイオインフォマテクスの考え方、発達の歴史について解説する。講義室(大学6号館202教室)に集合のこと
第2回目
バイオインフォマティクスで扱う生物情報 ゲノム配列情報、タンパク質情報、代謝情報について、また国際ゲノムプロジェクトの歴史と成果について解説する。事前に配布するプリントを予習のこと
第3回目
データベース(DB) 国際ゲノムコンソーシアムをはじめとする種々の生物データベースについて解説する。事前に配布するプリントを予習のこと
第4回目
ホモロジー解析 生物情報同士の相同性を解析する手法について解説する。事前に配布するプリントを予習のこと
第5回目
DBと解析プログラムの統合システム DBと解析プログラム、WEBを通した表示システムなど、プログラムの統合システムについて解説する。事前に配布するプリントを予習のこと
第6回目
ゲノム情報のアノテーション ゲノム情報のアノテーションの方法論について解説する。事前に配布するプリントを予習のこと
第7回目
アノテーションプログラムの実際 ケーススタディとして、イネゲノムの自動アノテーションシステムRiceGAASのプログラム内容について紹介する。事前に配布するプリントを予習のこと
第8回目
バイオインフォマティクスのためのコンピュータ環境バイオインフォマティクスで良く用いられる基本ソフト(OS)などについて解説する。事前に配布するプリントを予習のこと
第9回目
バイオインフォマティクスにおけるデータバイオインフォマティクスで利用されるデータ形式などについて解説する。事前に配布するプリントを予習のこと
第10回目
バイオインフォマティクスにおけるプログラムバイオインフォマティクスで利用されるプログラミング言語やツールについて解説する。事前に配布するプリントを予習のこと
第11回目
プログラミング演習(1)バイオインフォマティクスで良く用いられる基本ソフト(OS)やツールに親しむ。事前に配布するプリントを予習のこと
第12回目
プログラミング演習(2)バイオインフォマティクスで良く用いられるツールに親しむ。事前に配布するプリントを予習のこと
第13回目
プログラミング演習(3)バイオインフォマティクス用のプログラムを実際に作成する。事前に配布するプリントを予習のこと
第14回目
プログラミング演習の復習と全体のまとめ
第15回目
期末テスト

教科書

プリントを配布する。
参考文献
ポストゲノム情報への招待(金久實著、共立出版)
  バイオインフォマティクスの実際(古谷利夫他編 講談社)
  ゲノム情報生物学(富田勝他編 中山書店) 
成績評価方法

演習レポートと期末試験の結果を総合して評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ

講義の前半は、大学6号館202教室の講義室を使い、後半は視聴覚301教室(コンピュータ演習室)を使います。コンピュータ演習室の収容人数の関係から、受講希望者が多い場合は抽選を行います。本講義の受講希望者は、7月に行われる秋学期履修ガイダンスに必ず出席してください。

更新日:
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