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言語心理学

科目
言語心理学
区分
リベラルアーツ学科科目群
授業コード
24091
開設セメスター
3S
曜日・時限
春 金/56
単位数
2単位
担当者名
佐藤 久美子
授業の概要
ことばと心の結びつきを研究する言語心理学の中で、①言語獲得(子どもはどのようにして母語を獲得するのか、第二言語習得との相違点は何か)②言語喪失(どのようにして言語は失われていくのか)③言語の音声知覚と理解(言葉をどのように知覚し、理解するのか)④言語産出(どのように言葉を産出するのか)⑤言語と脳科学の係わり(言語の獲得や使用を可能にしている言語能力の生物学的基盤とは)の5つの側面を概観する。特に音声知覚・獲得では、こどもの英語と日本語の音声言語獲得の仕組みやプロセスについて、脳と言語の係わりでは短期記憶と母語・外国語習得などについて、データや行動観察などの調査の実例を通して学習し、こうした研究分野の興味のある最新トピックなども紹介していく。
到達目標
認知心理学の立場から言語を理解すると共に、言語獲得や言語処理のプロセスや仕組みを、データや行動観察から理解する方法を学ぶ。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
ガイダンス 言語学と認知心理学の学際的研究について について母語はどのように獲得されるかを考える。授業内容の概要
第2回目
母語の獲得① 音声知覚、生得的な能力と環境 参考文献参照のこと(授業時に指定)。
第3回目
母語の獲得② 一語・二語発話期及び動物のコミュニケーションとの比較 参考文献参照のこと(授業時に指定)。
第4回目
母語の獲得③ 統語構造の獲得 参考文献参照のこと(授業時に指定)。  
第5回目
母語の獲得④ 意味の獲得 参考文献参照のこと(授業時に指定)。
第6回目
母語の獲得⑤ 近年の研究成果及び中心的課題
第二言語獲得との比較
母語の獲得について、新聞やWebからトピックを収集する。
第7回目
ことばの喪失 言語障害と脳科学参考文献参照のこと(授業時に指定)。
第8回目
言語理解① 音と語の理解参考文献参照のこと(授業時に指定)。
第9回目
言語理解② 文と統語構造の理解 参考文献参照のこと(授業時に指定)。
第10回目
言語理解③ 意味の理解参考文献参照のこと(授業時に指定)。
第11回目
言語理解④ テクスト、背景的知識の理解 担当者・受講者ともに積極的に参加する。
第12回目
言語産出① 概念化、調音機能、発話プロセス担当者・受講者ともに積極的に参加する。
第13回目
言語産出② いい誤りに見られることばの規則担当者・受講者ともに積極的に参加する。
第14回目
発表トピックを選び発表トピックを選び発表 授業を復習し、トピックを探す。
第15回目
期末試験期末試験これまでの復習をしておく

教科書
Psycholinguistics (Oxford) Thomas Scovel 1998
参考文献
Jean S. Peccei Child Language(Routledge) 1999
橋田浩一他『言語の獲得と喪失』(岩波講座「言語の科学」10)岩波書店 1999
成績評価方法
①定期試験 ②授業への出席と参加度 ②発表力+レポート等による総合的に評価をする。
そのほか受講者への指示/メッセージ
英語教員を志望する学生や、小学校英語指導者資格(J*Shine)取得希望の学生は、受講が望ましい。

更新日:01/22/2008
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