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現代社会と倫理

科目
現代社会と倫理
区分
リベラルアーツ学科科目群
授業コード
24090
開設セメスター
3S
曜日・時限
春 金/56
単位数
2単位
担当者名
山本 眞功
授業の概要
倫理学はエートスを問題とする学問である。エートスとは、個々の人々がそれぞれの時代にそれぞれの社会で生育する中で、知らず知らずのうちに身に付けて行く考え方や感じ方にみられる性格を意味する言葉である。本講義においては江戸時代の「家訓」から読み取れるエートスを問題とする。このことを通して、我々は日本の近代化の持った問題点と、その結果として成立した日本の現代社会において我々が向かい合わさせられている問題群を相対化し、直視し直すことが可能になるのではないかと考える。
到達目標
近代社会の基本的な構造とその特質を粗々にでも理解してもらうこと。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
イントロダクション 問題にしようと考えていることシラバスに目を通しておくこと
第2回目
概念について 「倫理」とは何かについてなど配布する予定のプリントに目を通しておくこと
第3回目
歴史的概観 江戸時代とはどのような時代か   〃
第4回目
アプローチの方法 「家訓」を用いることの意味   〃
第5回目
「家訓」の世界 「家訓」を読む(1)この時間に扱う予定の箇所に目を通しておいてほしい
第6回目
  〃   〃    (2)   〃
第7回目
  〃   〃    (3)   〃
第8回目
  〃  〃    (4)   〃
第9回目
  〃  〃    (5)   〃
第10回目
  〃  〃    (6)   〃
第11回目
  〃  〃    (7)   〃
第12回目
  〃  〃    (8)   〃
第13回目
  〃  〃    (9)   〃
第14回目
問題の所在現代日本の社会構造について各自がレポートで扱うテーマを決めておくこと
第15回目
まとめ日本人のエートス(場合によっては試験)レポートを作成して来ること(試験の場合は充分な準備をしておくこと)

教科書
山本眞功編註『家訓集』(東洋文庫687)平凡社
参考文献
入江宏『近世庶民家訓の研究』多賀出版、宮本又次『近世商人意識の研究』有斐閣、福島正夫『日本資本主義と「家」制度』東京大学出版会、川島武宜『日本社会の家族的構成』日本評論社、同前『イデオロギーとしての家族制度』岩波書店、竹田聴洲『祖先崇拝』平楽寺書店、ヘルマン・オームス『祖先崇拝のシンボリズム』弘文堂、田中健夫『島井宗室』吉川弘文館、中田易直『三井高利』同前、『日本家族史論集』(全13巻)同前、『季刊日本思想史51』ぺりかん社
成績評価方法
必要に応じて講義の際に指定する図書(論文を含む)についてのレポートと、学期末に提出してもらう講義で扱ったことについてのレポートの内容に基づいて評価をする。ただし、受講者数があまりにも多い場合には、学期末レポートは論述試験の形で行なうこともある。
そのほか受講者への指示/メッセージ
特にありません。

更新日:12/20/2007
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