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行動生理学
科目
行動生理学
区分
知能情報システム学科科目群
授業コード
15106
開設セメスター
7S
曜日・時限
春 月/78
単位数
2
単位
担当者名
小島 比呂志
授業の概要
中枢神経系の基本的な知識のバックグランドをもとにして、より高次の神経機能を種々の標本や部位を利用して解説する。なるべく脳の生理学で学習した神経生理学の知識が自然な流れでつながっていくように試みる。
到達目標
一個の神経細胞の機能やシナプス、イオンチャンネル、受容体などの生理学の基礎知識とより高次で複雑な神経系の働きの関係を理解することを目標とする。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
行動生理学概論
神経生理学と行動生理学の関係及びその概観
授業内容を十分に理解する。
第2回目
反射とパターン発生(1)
神経系のシンプルな反射機能の解説
授業内容を十分に理解する。
第3回目
反射とパターン発生(2)
神経でのパターン発生のメカニズムの概観
前回の授業内容を理解して臨む。
第4回目
感覚情報と行動 --- 味覚系
味覚系を例に取りその生理学的機能の最近の成果
授業内容を十分に理解する。
第5回目
遺伝子工学と行動解析(1)
最近の遺伝子改変技術と神経生理学の基礎
授業内容を十分に理解する。
第6回目
遺伝子工学と行動解析(2)
実際の遺伝子操作と神経機能と動物の行動解析
前回の授業内容を理解して臨む。
第7回目
視覚系における文脈依存症 --- 物体を「見る」ための戦略
人の視覚情報処理とその数理解析の最先端
授業内容を十分に理解する。
第8回目
情動と脳機能(1)
情動を司る神経機能の概観
授業内容を十分に理解する。
第9回目
情動と脳機能(2)
アミグダラを中心としてその機能解説
前回の授業内容を理解して臨む。
第10回目
運動出力の感覚神経による制御
運動系の感覚信号によるフィードバック等による調節機構の理解
授業内容を十分に理解する。
第11回目
逃避行動機構の基礎
生物の逃避行動を例にとりその神経機構を解説
授業内容を十分に理解する。
第12回目
単純な行動の生理学的解析
生物のサーボ機構やフィードバック機構の解説
授業内容を十分に理解する。
第13回目
複雑な行動の生理学的解析
神経系の機能とより複雑な生体の行動
授業内容を十分に理解する。
第14回目
行動生理学の応用(1)
行動生理学の他の多くの分野への応用例の概観
授業内容を十分に理解する。
第15回目
行動生理学の応用(2)
最近注目されているロボットと行動生理学との関連
前回の授業内容を理解して臨む。
教科書
特に指定しない。講義中に資料を配布する。
参考文献
ニコルス「ニューロンから脳へ」など
成績評価方法
授業出席、レポート、試験の成績で総合的に理解度を中心に評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ
今まで学んできた神経生理学を基礎にしてより高次で複雑な機能、行動、ロボットなどの他分野への応用について十分理解し学んでください。
更新日:
01/15/2007
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