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総合演習

科目
総合演習
区分
教育学科科目群
授業コード
1638156367
開設セメスター
5S6S
曜日・時限
春 木/910秋 木/910
単位数
2単位
担当者名
大谷 千恵
授業の概要
教職関連の必修科目として設定されている本演習は、教員を目指している受講生が「教師として」総合的な学習を構築していくために必要な基礎的な知識や授業方法を獲得していくことを目的としています。自分自身の問題意識を持って、具体的なテーマに取り組むことからはじめ、最終的には、計画→準備→実行→評価という教師が経験する一連の授業の流れをグループごとに模擬授業の形で実践してもらいます。
到達目標
・総合的な学習に関する基礎的な知識と方法を身につける。
・グループで自分達の模擬授業を計画・準備・行動・評価することができる。
・リーダーシップをとったり、チームとして活動することができる。
・プレゼンテーションやディスカッションのスキルを向上させる。
・具体的なテーマで、授業案を作成できる。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
オリエンテーション シラバスの確認(授業の目的、達成目標、進め方、発表方法、レポートについて、など)
「総合的な学習」に関して、自分の問題意識を考える。
「総合的な学習」について知っていること、感じていることなどについて簡単に話せるように。資料や記事など、関心あるものを1つ持ってくる。
第2回目
「総合的な学習」を知る(1) 地球的視野に経って行動するための資質能力とは?
「総合的な学習」が生まれた背景
自分の問題意識を持ちながら、配布資料を読み、自分の考えを整理してみる。
第3回目
「総合的な学習」を知る(2) 総合学習とはどのような授業を行うのか(ビデオ)?
学校全体の取組み、年間計画などについて
配布資料を読み、自分だったらどのような(どのような問題意識を持って、何に焦点を当てるのか?)総合学習を計画したいか考えてくる。
第4回目
「総合的な学習」の方法(1) テーマの設定の仕方(生徒の実態と問題意識)
各領域(国際理解、情報、環境、福祉・健康)ごとの実践例と実践方法
多元的知能論とそれに根ざした統合カリキュラム
配布資料を読んでくる。自分の学習スタイルを分析してくる(自分は文字/イラスト/音声/触覚/体を動かす,etc.など、どのような方法で学ぶと、学びやすいか?)
第5回目
「総合的な学習」の方法(2) テーマ別のアプローチの紹介1
(難民問題、人権問題、環境問題)
配布資料を読み、各問題に対して、自分はどのような問題意識を持っているのか、どのような知識を持ち合わせているのか、どんな視点が欠けているのか、考えてみる。
第6回目
メディアについて テーマ別のアプローチの紹介2 
(健康問題、福祉問題)
私達の中にある偏見
主観と客観について
偏見をあぶりだすアクティビティ
どのようなメディアの情報を自分は利用しているのか、1つの情報はどこまで信頼できると考えているのか考えてくる。
第7回目
授業案の作り方 授業案はなぜ必要か?
授業案を構成するもの(問題意識、授業目的、子供の到達目標、授業方法、授業の流れなど)
与えられた課題で、授業案を作成してくる。疑問や行き詰まったところは赤字で、どのようなところに苦労したかメモしてくる。
第8回目
「総合的な学習」を創る(1)テーマごとにグループをつくる。
授業案を作る
自分の興味あるテーマを選び、実践報告書を参考にしながら、テーマ、学習活動、対象学年、学習時期、時間数、場所、学習計画、使用する資料・器具・教材、訪問する場所などを具体的にイメージしながら、授業案フォーマットに沿って考えてくる。
第9回目
「総合的な学習」を創る(2)
グループ・プロジェクト
各グループごとに作業
授業案提出(指定日までに)
必要に応じて、教員に相談しながら、発表に向けて準備を進める。
第10回目
「総合的な学習」を創る(3)
グループ・プロジェクト
添削された授業案の修正
発表に向けての準備
必要に応じて、教員に相談しながら、発表に向けて準備を進める。
第11回目
発表とFeedback(1)グループ発表とFeedback各グループごとに、指定された発表日に合わせて準備を進める。発表を終えたグループも、他のグループの発表に対してコメントや質問をしていくので、関連する記事などを収集しておく。
第12回目
発表とFeedback(2)グループ発表とFeedback同上。
第13回目
発表とFeedback(3)グループ発表とFeedback同上。
第14回目
全体の総括提出されたリフレクション・シートからいくつかを紹介
今回の発表で良かった点、大切なポイント、課題などについて議論
これまでの発表を踏まえて、リフレクション・シートを授業時に提出できるように書いてくる。
第15回目
模擬授業の振り返り模擬授業のビデオリフレクション・シートを持ってくる。

教科書
授業時に必要な資料を配布。
参考文献
奥山・半田編著『総合演習ワーク・ノート』田研出版。
成績評価方法
各授業での発言・参加 20%
授業案 20%
発表 50%
リフレクション・シート 10%
そのほか受講者への指示/メッセージ
する→学んだことをクラスにフィードバックする」という一連の活動を通して、学生自身が主体的に学んでいく方法をとりますので、毎回の予習をきちんとすることを要求します。

更新日:01/13/2008
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