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人間関係論

科目
人間関係論
区分
教育学科科目群
授業コード
16308
開設セメスター
3S
曜日・時限
春 月/56
単位数
2単位
担当者名
有源深ジェラード
授業の概要
人間関係は普段、日常生活を営むための、広汎な「人間」の間の多岐にわたる関係網を意味する。だが社会的状況の急変によって、それが崩壊もしくは変容することがある。例えば、現代社会の変貌のなかで、近年指摘される子どもの自己形成と対人関係のあり方の変容がその一例です。この授業は、今日の子どもの特殊な社会的状況とその問題点について考察し、検討する。
到達目標
現代における子どもの情況と問題点を把握すること。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
授業の進め方 授業の概要、成績評価などの説明
第2回目
問題提起 「子どもは変わった」という通説 配布プリントを読んでおく
第3回目
社会的背景 社会変容に対する子どもの優れた適応力 同上
第4回目
社会的背景 子どものための文化と子ども自身が形成する子ども文化との違い同上
第5回目
子どもの情況 少子化と家族・生活環境の変貌における新しい「子ども」の形成同上
第6回目
子どもの情況 「了解不能」になった子どもの行動と子どもによる「事件」 同上
第7回目
子どもの情況 情報過多とコミュニケーションの不在。情報化のなかの「感性」同上
第8回目
前半のまとめ これまでの内容を振り返る。質疑応答や討論できる枠を設ける。自分の問題意識を整理する、述べることができるようにしておく
第9回目
大人と子どもの関係 「感性の危機」と教育関係 配布プリントを読んでおく
第10回目
大人と子どもの関係 「子どもの科学」は何ができるか 同上
第11回目
子ども同士の関係 友人関係の重さと不安 同上
第12回目
子ども同士の関係 「個性」への強迫観念 同上
第13回目
子ども同士の関係 「優しい関係」という自己承認欲求の構造同上
第14回目
学期末試験 試験(論述) 授業内容を振り返る。要点を整理する。
第15回目
まとめと講評 これまでの内容を振り返る。質疑応答や討論できる枠を設ける。

教科書
プリント配布
参考文献
授業中に随時紹介する
成績評価方法
平常点と中間レポートと期末試験の総合成績で評価します
そのほか受講者への指示/メッセージ
今日の子どもの変容をめぐる問題、教育問題、子ども文化論などにも触れるので、教育学専攻の学生にとっても充実した内容です。

更新日:01/15/2008
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