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マクロ経済学

科目
マクロ経済学
区分
観光経営学科科目群
授業コード
1140651200
開設セメスター
1S2S
曜日・時限
春 月/345秋 月/345
単位数
3単位
担当者名
喜治 都
授業の概要
一国経済の経済活動を分析の対象とする「マクロ経済学」について解説する。主としてケインズ経済学の基本モデルを中心にマクロ経済のしくみを理解するとともに、不況や失業、インフレやデフレの弊害などをマクロ経済問題としてとらえ、それに対する政府の政策としての財政・金融政策のあり方について理解を深める。
到達目標
□マクロ経済理論における基本用語・基本概念、およびケインズ・モデルの理解
□理論モデルにおける計算問題の解法とその応用
□マクロ経済問題と財政・金融政策についての理解
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
経済循環と経済活動 消費者、企業、政府など各経済主体の経済活動についての概説。ミクロ経済学とマクロ経済学の違いについて説明。テキストの該当箇所を必ず読んで予習・復習すること。授業後、ブラックボードの「チェック・シート」の項目を、ノートにまとめて復習すること
第2回目
国民経済計算
日本のマクロ経済
GDPや国民所得、物価水準といった、マクロ経済に関する経済指標について理解したうえで、日本のマクロ経済の現状を把握する。テキストの該当箇所を必ず読んで予習・復習すること。授業後、ブラックボードの「チェック・シート」の項目を、ノートにまとめて復習すること
第3回目
ケインズ経済学誕生とその背景
(経済学説史)
マクロ経済学の出発点であるケインズ経済学の誕生についての学説史を概説。
古典派経済学とケインズ経済学の違いについて説明。
テキストの該当箇所を必ず読んで予習・復習すること。授業後、ブラックボードの「チェック・シート」の項目を、ノートにまとめて復習すること
第4回目
国民所得モデル1(ケインズ・モデルの基礎) 民間部門だけからなるマクロ経済の経済活動水準(国民所得あるいはGDP)の決定について、ケインズ理論を解説。テキストの該当箇所を必ず読んで予習・復習すること。授業後、ブラックボードの「チェック・シート」の項目を、ノートにまとめて復習すること
第5回目
乗数理論(投資乗数) 乗数効果とその決定要因。単純なモデルにおける乗数メカニズム(支出の波及効果)について解説。テキストの該当箇所を必ず読んで予習・復習すること。授業後、ブラックボードの「チェック・シート」の項目を、ノートにまとめて復習すること
第6回目
国民所得モデル2(政府部門の導入:租税と政府支出)
日本の財政
政府部門(政府の活動)をモデルに導入し、国民所得(あるいはGDP)の決定についてケインズ理論を解説。日本の財政事情とその問題点について概説。テキストの該当箇所を必ず読んで予習・復習すること。授業後、ブラックボードの「チェック・シート」の項目を、ノートにまとめて復習すること
第7回目
国民所得モデル3(海外部門に導入:輸出と輸入)
貿易について
海外部門(貿易)をモデルに導入し、国民所得(あるいはGDP)の決定についてケインズ理論を解説。貿易の経済効果について概説する。テキストの該当箇所を必ず読んで予習・復習すること。授業後、ブラックボードの「チェック・シート」の項目を、ノートにまとめて復習すること
第8回目
中間テスト
(国民所得モデルの総まとめと理論の応用)
テストと復習
(理論とその応用)
テキストの該当箇所を必ず読んで予習・復習すること。授業後、ブラックボードの「チェック・シート」の項目を、ノートにまとめて復習すること
第9回目
財市場と利子率
(投資関数と利子率)
利子率が組み込まれた投資関数について説明し、そのうえで利子率がマクロ経済活動水準に及ぼす影響について概説する。
ケインズの「流動性選好説」を概観する。
テキストの該当箇所を必ず読んで予習・復習すること。授業後、ブラックボードの「チェック・シート」の項目を、ノートにまとめて復習すること
第10回目
資産市場と貨幣の需要
貨幣市場均衡における利子率の決定
金融政策変数としての貨幣供給(マネーサプライ)
ケインズの「流動性選好説」に基づく貨幣需要関数について説明し、金融政策変数としての貨幣供給関数と合わせて、貨幣市場における均衡利子率の決定について解説する。テキストの該当箇所を必ず読んで予習・復習すること。授業後、ブラックボードの「チェック・シート」の項目を、ノートにまとめて復習すること
第11回目
中央銀行の役割
金融政策の具体的手段
日本の金融システムと金融政策
「通貨の番人」としての中央銀行の役割について説明したうえで、金融政策の具体的手段について解説。
金融システムについて概説する。
バブル期以降(80年代半ば以降)現在までの日本の金融政策について概説する。
テキストの該当箇所を必ず読んで予習・復習すること。授業後、ブラックボードの「チェック・シート」の項目を、ノートにまとめて復習すること
第12回目
国際マクロ経済
国際収支とマクロ経済
対外的な経済取引関係について国際収支表の観点から解説する。
財市場の需給バランスと対外取引との関係を示すアブソープション・アプローチと、さらに各部門の資金の過不足状態を表すISバランス論について解説する。
テキストの該当箇所を必ず読んで予習・復習すること。授業後、ブラックボードの「チェック・シート」の項目を、ノートにまとめて復習すること
第13回目
インフレーションとデフレーションマクロ経済問題としてのインフレーションとデフレーションについて概説。
インフレの弊害とデフレの弊害を避けるべく実施される金融政策(対インフレ政策、対デフレ政策)について、
テキストの該当箇所を必ず読んで予習・復習すること。授業後、ブラックボードの「チェック・シート」の項目を、ノートにまとめて復習すること
第14回目
理論と応用:日本のマクロ経済の現状について概観
(概観)
マクロ経済理論をふまえたうえで、日本のマクロ経済動向を概観する。テキストの該当箇所を必ず読んで予習・復習すること。授業後、ブラックボードの「チェック・シート」の項目を、ノートにまとめて復習すること
第15回目
期末試験

教科書
『入門・経済学』[新版]猪木武徳・鴇田忠彦・藪下史郎編著、有斐閣
参考文献
適宜指示する。プリント等も適宜配布する。
成績評価方法
出席状況(大学の規定に従う)、受講態度、レポート、小テスト・中間テスト、期末試験を総合的に評価する。期末試験を重視。
そのほか受講者への指示/メッセージ
講義時にきちんとノートをとり、テキストおよびブラックボードで復習するという学習方法を習慣づけてください。
単なる暗記ではなく、理論を「理解する」ことを心がけましょう。

更新日:01/12/2007
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