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英語史

科目
英語史
区分
共通関連科目群
授業コード
1205652059
開設セメスター
5S6S
曜日・時限
春 月/56秋 月/56
単位数
2単位
担当者名
青木 敦男
授業の概要
ゲルマン人であるアングロ・サクソン人が5世紀中頃に英語をブリテン島に持ちこんでから、英語が文献に登場するまでに約200年の歳月を要した。7世紀の文献に現れたこの頃の英語は古英語と呼ばれ、文法、語彙、スペリング、発音の点で現代英語とは著しく異なっており、むしろ今日のドイツ語と類似点が多々見られる。現代英語の祖先である古英語は、英語の母語者にとっても、また英語を母語としない人たちにとっても外国語のように思われるはずである。英語の歴史は、大きく三つの時代に区分出来る。即ち、屈折語尾により文法関係を表した古英語の時代、徐々に屈折語尾が水平化された中英語の時代、そして屈折語尾の消失に伴い語順が確立されるに到った近代英語の時代に区分出来る。講義の前半では、今日国際語になった英語の歴史及び英語の系譜を概観したいと思う。講義の後半では、古英語から中英語を経て現代英語に到る1300年の歴史を持つ英語の歴史の中で被った史的変化(音変化-母音の変化及び子音の変化)を明らかにすることにより、現代英語の理解を深めたいと思う。
到達目標
基礎的な英語の史的研究能力を養うことを目標とする
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
講義全体のガイダンス 講義全体のガイダンス
第2回目
古英語、中英語、近代英語 古英語、中英語、近代英語における英語の違い(様相)について(マタイ伝の山上の垂訓を中心に)指定された箇所を予習しておくこと
第3回目
伝統的解釈 伝統的解釈に基づくゲルマン語の系譜およびアングロ・サクソン7王国指定された箇所を予習しておくこと
第4回目
英国国民協会史およびアングロ・サクソン年代記 英国国民協会史およびアングロ・サクソン年代記(アングロ・サクソン人の渡来に関して、英国国民協会史およびアングロ・サクソン年代記の資料を講読する)指定された箇所を予習しておくこと
第5回目
インド・ヨーロッパ語族 インド・ヨーロッパ語族(Indo-European family of languages)指定された箇所を予習しておくこと
第6回目
英語の起源 英語の起源-Roger Lassの解釈を中心に学ぶ指定された箇所を予習しておくこと
第7回目
子音の組織 子音の組織について学ぶ指定された箇所を予習しておくこと
第8回目
ウムラウトUmlautについて学ぶ指定された箇所を予習しておくこと
第9回目
Umlaut Plural と Double PluralUmlaut Plural と Double Plural について学ぶ指定された箇所を予習しておくこと
第10回目
West Germanic GeminationWest Germanic Gemination (西ゲルマン語子音重複)について学ぶ指定された箇所を予習しておくこと
第11回目
Anglo-Frisian Brighteningアングロフリージア明音化について学ぶ指定された箇所を予習しておくこと
第12回目
BreakingBreaking(割れ)について学ぶ指定された箇所を予習しておくこと
第13回目
Palatal DiphthongizationPalatal Diphthongization(語頭口蓋音による二重母音化)について学ぶ指定された箇所を予習しておくこと
第14回目
一連のSound Changeに関する理解度チェック一連のSound Changeに関する理解度チェック指定された箇所を予習しておくこと
第15回目
期末試験期末試験期末試験準備

教科書
プリント使用
参考文献
開講時に指示する
成績評価方法
原則として定期試験の結果に基づいて評価する。但し、課題・授業への参加度も考慮にいれる場合もある
そのほか受講者への指示/メッセージ
教職(英語)希望者は先行履修科目となっているので、必ず履修すること

更新日:02/03/2008
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