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リスクマネジメント戦略

科目
リスクマネジメント戦略
区分
観光ビジネスコース科目群
授業コード
52507
開設セメスター
6S
曜日・時限
秋 火/1234
単位数
4単位
担当者名
河野 正光
授業の概要
企業活動の多様化・グローバル化が進む中で、企業の社会的責任はより重要視されてきている。ひとたびリスクが発生した場合、その対応方法を一歩誤ると企業の存続にかかわる致命的な打撃となることは過去の多くの事例が示しており、リスクマネジメント戦略は極めて重要な経営戦略となっている。観光ビジネスにおいても、テロ、感染症、自然災害、内部統制の不備などビジネスリスクが増大する中で、利用者の安全確保や危機管理など、より迅速かつ適正な対応が求められている。本科目では、リスクの認識、リスクの測定・評価、リスクへの対応策、モニタリング、内部統制システムなどを考えながら、リスクマネジメント戦略を広範に考察していく。
到達目標
①企業活動においてリスクマネジメント体制はどうあるべきかを理解する。②リスクマネジメント実務のポイントを理解する。③観光ビジネスにおけるリスク別マネジメントを理解する。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
オリエンテーション 授業の概要、学習のポイントなどの説明
第2回目
リスクの分類 リスクの洗い出し (日常の社会生活や企業活動の中で、どのような事象、概念がリスクと呼ばれているか)
リスクマップの作成 (リスクの影響や発生頻度からリスクへの対応のポイントを探る)
リスクについて意見をまとめておく。日常生活におけるリスクについて影響や頻度を調べておく。
第3回目
企業を取り巻くリスク 企業活動の中ではどのようなビジネスリスクが存在するか、企業における「リスクマップ」を作成し、リスクを全体的にとらえる新聞で取り上げられた最近の企業のリスク事例を調べておく。
第4回目
リスクマネジメントの意義 経営者のみならず社会、消費者、従業員等のステークホルダーの視点からリスクマネジメントの意義を考える企業と社会の関わりについて自分なりの意見をまとめておく。
第5回目
コンプライアンス(1) 企業風土、企業倫理、企業に内在する統制環境とリスク著名企業の企業理念や経営方針を調べておく。
第6回目
コンプライアンス(2) 法令遵守、行動規範、具体的事例同上
第7回目
リスクマネジメント・モデル(1) 関連用語の説明 (コーポレートガバナンス、モニタリング、アカウンタビリティなど)リスクマネジメントに関係する言葉を調べておく。
第8回目
リスクマネジメント・モデル(2)内部統制システム、内部監査、リスクの測定、評価事前に配布する資料により予習しておく。
第9回目
リスクマネジメントの実務(1)情報の収集、伝達、情報の開示、管理同上
第10回目
リスクマネジメントの実務(2)保険によるリスクヘッジ、事故と保障内容同上
第11回目
リスクマネジメントの実務(3)対策マニュアルの作成、対策本部の設置同上
第12回目
観光ビジネスのリスクマネジメント(1)自然災害 (地震、津波、台風)、巨大事故 (航空機事故、列車事故、火災)、治安情勢 (戦争、テロ、暴動)、 食中毒、感染症、SARS、火災、盗難自然災害、感染症、食中毒等に関する過去のリスク事例を調べておく。
第13回目
観光ビジネスのリスクマネジメント(2) 個人情報管理、プライバシーマーク、知的財産 (著作権、商標権、肖像権など)個人情報、著作権管理に関する過去のリスク事例を調べておく。
第14回目
観光ビジネスのリスクマネジメント(3)顧客満足(CS)、品質管理著名企業のお客様サービス方針などを調べておく。
第15回目
観光ビジネスのリスクマネジメント(4)反社会的勢力に対する対応、人事・労務管理新聞で取り上げられた最近の企業のリスク事例を調べておく。

教科書
毎回、資料を作成し配付します。
参考文献
新聞・インターネットからの事例。 授業の中で、そのつど参考文献を示します。
成績評価方法
学期末試験・レポート50%、課題・発表20%、出席30%をベースに、
総合的に評価します。
そのほか受講者への指示/メッセージ
授業は、できるだけ多くの事例を取り上げ、インタラクティブ形式で進めます。
自分なりの考え・意見を積極的に発表してください。

更新日:02/10/2008
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