授業の概要 | 1955年体制は、長い間戦後日本の政治を特徴づけてきた。この体制は、成立と存続の外的要因といってよい東西冷戦体制が崩壊して、変革(政治改革)を迫られ、そして終った。小泉内閣の下でも、さまざまな分野で改革が実施された。その改革路線は、安倍内閣に引き継がれた。平成19年の参議院議員選挙後生じた衆参ねじれ国会という状況の下、福田内閣ではこれまでの改革路線がどうなるかは明確には見えない。しかし、これまでの改革路線が正しい方向であったかどうかはまだ判断を下すことはできない。そこで、戦後日本の政治はどのようであったか?、について考察し、真に改革すべき点はどのような点か、を明らかにし、これからを考える参考にできたらと思う。 |