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人間の研究

科目
人間の研究
区分
生活関連科目群
授業コード
50182
開設セメスター
2S
曜日・時限
秋 金/78
単位数
2単位
担当者名
有源探 ジェラード
授業の概要
「人間とはなにか」という問題は、人間人身が遥か昔から問い続けた。今日においてもその問いへの答えは出ていないが、人間の文化と歴史によって形成された膨大で多面的な人間観が我々に遺されている。その多面性は如何に「人間」において包括的に理解されうるか。この授業では、そのことを学生とともに考えていきたい。
到達目標
人間観の社会的・歴史的背景を知り、その多様性について理解を深める。また、その問題点について自分で考え、自分の見解を述べられること。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
授業の進め方 授業で扱われる内容、成績評価の方法などについての確認
第2回目
人間の神話的起源(1) 世界の神話による宇宙創造のなかの人間の位置配布資料を読んでおく
第3回目
人間の神話的起源(2) 世界の神話のなかの人間像同上
第4回目
生態学による人間の起源 類人猿からヒトへの道:Homo sapiens に至るまで同上
第5回目
人間観の多面性 人間の特徴を捉えた諸説を概観し、人間の多面性について考える同上
第6回目
遊ぶ人間(Homo ludens) 遊びとは何か。社会生活のなかの遊びの位置づけ、その起源と歴史を考察するレポート提出
第7回目
遊びと人間の研究 カイヨワとホイジンガによる遊びと人間の文化論の展開配布資料を読んでおく
第8回目
遊ぶ人間の現在「自由時間」と余暇論の諸問題同上
第9回目
工作人間(Homo faber)自然を征服・加工する人間同上
第10回目
工作人間の精神と進歩の理念企てる精神としての人間同上
第11回目
工作人間の延長:教育する人間「人間を作る技術」としての教育同上
第12回目
工作人間と遊ぶ人間が出会うとき異なった原理に従う遊びと教育は背反するか、それとも補完するかレポート提出
第13回目
多面的な存在としての人間(再び)社会的構造が複雑化しつつある現代において、再び人間の多面性を考慮に入れ、今後の展開の可能性を探る。配布資料を読んでおく
第14回目
期末試験試験(論述)授業の各テーマについての自分の問題意識を整理しておく
第15回目
まとめと講評これまでの内容を振り返る。質疑応答や学生とともに授業内容について議論するための枠を設ける。

教科書
プリント配布
参考文献
授業中に随時紹介する
成績評価方法
平常点、レポート(2回)と期末試験の総合成績によって評価します
そのほか受講者への指示/メッセージ
知恵、技術や合理的な精神をもった人間は同時に、衝動や遊びのような「非生産的なもの」にも耽っている存在です。この間の関係を考えたいひと、遊び論・余暇論・遊びと教育の諸問題に関心のある学生を歓迎する。積極的に参加してください。

更新日:01/15/2008
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