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ロジック

科目
ロジック
区分
社会文化科目群
授業コード
1009350097
開設セメスター
3S2S
曜日・時限
春 水/78秋 水/78
単位数
2単位
担当者名
大橋 完太郎
授業の概要
「論理」というものが持つ特長や力を西洋思想の伝統の中で検討しながら、論理的思考を実践的に鍛えることによって、文章や図像といった近代メディア社会における様々な側面に対して、正確な分析と効果的な対応の仕方を学ぶことを目的とする。
到達目標
論理的な思考に基づいた解析力の形成:いかなる多種多様な対象に対しても「きちんと(論理的に)考える」というアプローチを獲得すること。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
「論理的」とは何か?
思考の歴史(1)
哲学的思考の中で「論理」が占めていた位置を概説的に説明(古代)復習プリントあり。
第2回目
思考の歴史(2) 〃(近代)
第3回目
思考の歴史(3) 〃(現代)
第4回目
論理的思考の基礎(1)
「同じものと違うもの」
「同じもの」と「違うもの」とはどのように判断されるのかを具体的事例を踏まえて検証
第5回目
論理的思考の基礎(2)
「正しさと誤り」
「正」と「誤」の概念について
真理の価値と道徳的価値の差異にも言及
第6回目
論理的思考の基礎(3)
「偶然と必然」
「偶然」と「必然」について
広義でfictionとは何か、を問う
第7回目
論理の技術(1)
「知と編集」
現代的な論理知の技術として「編集」について、いくつかの要素を複合的に捉える試み参考文献使用
松岡正則「知の編集術」講談社
第8回目
第9回目
論理の技術(2)
「Web的論理」
現代のインターネットにおける情報=知の側面を具体的に分析参考文献使用
西垣通「情報学的転回」春秋社
第10回目
第11回目
論理の技術(3)
「芸術の論理」
芸術の受容に際して、論理の届く射程はどこまでかを具体的事例に基づいて検証映像教材使用予定
J.L.ゴダール『映画史』など
第12回目
第13回目
ロジック実践前回までの授業で獲得した知識を実際に用いて、マルチメディア的状況に対する論理的分析の訓練を行う演習形式
第14回目
第15回目

教科書
特になし。こちらで作成した教材を使用。
参考文献
松岡正則『知の編集術』講談社  西垣通『情報学的転回』春秋社
成績評価方法
テーマごとの小テスト or レポート、学期末試験、出席点(出席点・・・40% 期末試験・・・30% テーマ課題・・・30%)
そのほか受講者への指示/メッセージ
「物事をきちんと考える」とはどういうことだろう?ということをテーマに授業を続けていきたいと思います。最終的には、出席者の皆さん各自が、自分自身にとって最も興味のある事柄を、深く掘り下げて考えていくことができるようなスキルを身につけることを目標に進めていきたく思います。

更新日:02/06/2008
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